海苔も形も実は違う!東日本・西日本で「おにぎり」が全然違うの、知っていますか?
おにぎりっておいしいですよね。手軽に食べられて、満足感もあって。こどもからおとなまで日本人に愛されてきた「おにぎり」。
今では海外でも知られつつある日本のソウルフードのおにぎりですが、実は地方によってそのかたちや海苔の種類はさまざまだということ、ご存じですか? あなたが思う「当たり前」が、実は全国的に見たらそうではないということって、多々あるようです。
今回は株式会社山本山が男女167名に調査した、「おにぎり」にまつわる驚きのアンケート結果をご紹介します。
まずは「普段食べるおにぎりのかたち」について。おにぎりと言えばコンビニで売っているものも三角形のものがほとんどですし、全国的にもほとんどがそうなのでは……と思っていたら、実はそうとは限らないようなのです。
普段食べるおにぎりのかたちは?
【東日本】
三角形 68%
たわら型 9%
平たい丸型 14%
球体 8%
【西日本】
たわら型 57%
三角形 37%
平たい丸型 3%
球体 3%
東日本では三角形のおにぎりが主流ですが、西日本では「たわら型」が過半数! もちろん三角形の方も4割近くいるものの、それにしてもメインは「たわら型」。西日本出身の方の中には「関東に来て、おにぎりが三角形で驚いた!」という声が寄せられました。一方東日本では「私は東北ですが、小さい頃は祖母が楕円のおにぎりを作ってくれていました。」という声も。地方によって異なるところも多いですが家庭によっての違いもあるんですね。おばあちゃんが握ってくれたおにぎり、好きです。
次は「海苔のかたち」について。
おにぎりに使う海苔のかたちは?
【東日本】
半切 35%
3切 25%
8切 15%
【西日本】
8切 35%
半切 28%
3切 14%
大きい焼き海苔1枚が「全型」、それを半分に切ったものが「半切」。1/3に切ったものが「3切」。そして「8切」は全型を1/8にカットしたもので、旅館の朝ごはんなどについてくるパックに入った味付け海苔などはまさに「8切」サイズです。
海苔の切り方は半切、3切、8切が西日本、東日本ともにTOP3でしたが、1位はそれぞれ東日本が大きめの「半切」、西日本が最も小さい「8切」。
東日本では半切と3切が合わせて約6割。おにぎりは大き目ですね。「8切を三角おにぎりに着物の袴みたいに飾ります」という意見も。
西日本では8切の海苔でたわら型の真ん中をくるっと巻かれているおにぎりを多く目にします。実際に「いつも8切です。たわら型にちょうどいい」という声が上がっています。このサイズ感だと小さめのおにぎりを少し多めに、っていうパターンが多いのではないでしょうか。
最後に、東日本と西日本でかなり違うことをひとつ。「おにぎりに巻く海苔の種類」と言えば何を思い浮かべますか? きっとそれぞれの方が、「え、迷う間もなくこっちじゃないの?」と思うかと予想されますが……東と西で、違うんです。
おにぎりに巻く海苔の種類は?
【東日本】
焼海苔 91%
味付け海苔 9%
【西日本】
味付け海苔 62%
焼海苔 38%
これは大きく結果がわかれましたね。
東日本では圧倒的に焼海苔派が多い! 確かにおにぎり屋さんなどのおにぎりも焼海苔なイメージがありますし、むしろ「普通の焼海苔以外何を巻くの?」と思う方も多いのではないでしょうか。
しかし、西日本では、約6割が味付け海苔を巻いているようです。西日本のコンビニのおにぎりののりって味付け海苔ですよね。「こどもの頃から味付け海苔。それ以外考えられない」という声も! いやはや、自分の当たり前って、誰かの当たり前とは限らない、を改めて実感させられる次第です。
あなたは普段、どんなおにぎりを食べていますか? 地方によってかたち、海苔、いろいろ違って面白いですね。他の地方のおにぎりを食べたら、「これもアリかも!」なんてまた新しい発見があるかも♪(中川瑞月)
情報提供元/株式会社山本山