恋人がいなくても「非モテ感がない」雰囲気を手に入れるには?

【「恋人がいなくても非モテ感がない」雰囲気を手に入れる心理テクニック】


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恋人が欲しいと思っていないのに”非モテ”扱いされたり、恋人に植えている前提で話を進められたりしてカチンと来たことがある人は少なくないんじゃないでしょうか。

今回はそんな人にとって有用な、周りからごちゃごちゃ言われないために「非モテ感」を払拭するテクニックです。

 

■恋愛観は時代の価値観に無意識のうちに影響されている


恋愛は自分の意志で選択しているようで、実は文化が持つ恋愛価値に影響されているという調査結果があります。
アメリカなどの心理学者が、劇的な恋愛についての文章を大学生に読ませた結果、40%が自分の経験とたくさんの共通点がある、20%が共通点があると答えたという結果が出ました。実際の恋愛は平凡な関係から生まれているにも関わらず、主観的に映画やテレビ番組のようなドラマチックなものであると思い込んでいるのです。

もしあなたが「自分には華やかな思い出がない」と感じるとしても、卑下することはありません。それは逆に、周りに流されずしっかり自分を俯瞰できているということなのかもしれないのです。

 

■自分を高評価することでセルフイメージが上がる


人は心理学的に「自分はこういう人間だ」というセルフイメージを持っています。
自分自身のイメージが低すぎると、自尊感情の弱い消極的な人になってしまいます。

それなのに、自分の価値を周囲からの評価だけで思い込んでしまう人は意外と多いもの。せっかく褒められても「自分なんて大したことない」と言ってしまっていませんか? そういったことで少しずつセルフイメージが低下していくのです。
まずは自分のよさを褒めることが第一。たとえ70点くらいの実力でも、堂々と100点満点をつけることが大切なのです。

 

■失敗すると「人間味のある人と思われ」好意を持たれるかも


好きな人の前では魅力的な自分でありたい、少しでもよく見せたいと思うのが普通の感覚ですよね。そこで失敗してしまうと「ああ、自分は何てダメなんだ」と卑屈になってしまいがち。

しかし、「テープを聞いての印象形成」という心理学実験があり、結果として「最初から完璧を目指すよりも、多少の失敗があるほうが相手に安心感を与え、関係が発展する」「自分の劣等感を和らげてくれる相手のほうが気楽につき合える」という心理の働きが確認されました。
ある調査によると、恋人には一緒にいて楽な人という答えが男女とも上位にきています。そう考えると、ありのままの人間味あるあなたのままで充分なのです。

 

■「主語を認識せずに処理する」機能を活かして、他人のノロケをほめまくる!


認知心理学の研究結果によると「人(の脳)は主語を認識できない」と言われることがあります。
たとえば、「○○さんって、イヤな子だよね」と言うと、”○○さん”の部分を認知しないので、脳は「自分に向けて言っている」と感じてしまう、ということ。

そのため、感情的には他人に対しての否定が、自分自身を自己否定している結果になってしまう場合も。「他人の悪口を言わないほうがいい」と言うのは、意外と理にかなったことなのです。逆を言えば、他人への褒め言葉は、自分への褒め言葉と認知されるとも言えます。積極的に他人の恋をほめることで、あなた自身の潜在意識は満たされた状態になると言えるのです。

 

“モテる”というのがどういうことかと突き詰めると、もしかしたら大部分は”自分はモテている”という思い込みから来るものかも。
つまり、自分で自分のことをモテると信じている人がモテる、というわけなのです。もしも恋人が欲しいなら、まず自分を魅力的だと思い込んでみるのもひとつの手段かもしれません。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。

 

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