「転職後は22歳の新入社員になったつもりで」元ブランチリポーター鈴木あきえ連載【1】

 

■居場所はまだない。たぶん今後もない


今までの自分をリセットする、自分から叱られにいく、楽しそうにやる。
こうしたポイントを押さえて働くことで、あきえちゃん自身が仕事場に居場所を作ってきたのかと思っていましたが、本人の実感としてはそうではないようです。

 

「いや、どうだろうな……たぶん今も、芸能界に居場所って感じるところはない、ですね。

“買い物の達人”でだんだん認めてもらえるようになってきて、出番が増えたときはうれしかったけど、それはそれでプレッシャーだったので、安心したことは最後までなかったと思います。
特技としてリポーター業には自信がある、とかはありますけど、たぶん、お金をもらってお仕事をしている以上、どこかを”居場所”っていうふうに思う日って来ないと思うんです。」

 

働く人

 

あきえちゃんの場合、仕事場に”居場所を求める”というスタンスではないそう。ストイックなプロ意識を感じます。

 

「でも、だからこそ楽しいというか。だからこそ”何者にでもなれる”という意識があるんです。
例えばブランチに関して言えば、本当にいろんな技術を学ばせてもらって、感謝しかないんです。でもだからこそ、そこにいつまでもいるのは違うなとも思っていて。

私、20代のほぼ全部がブランチなんです。ブランチのお仕事を中心にやってきました。でも、20代半ばくらいからその外の世界を意識しはじめたんです。この番組をやり続けている限りずっと”ブランチの人”。別のところへ行って活躍しているはしのえみさんや坂下千里子さんを見ているのもあって、めちゃくちゃかっこいい言い方をすると、居場所に甘えたくないというか。」

 

「居場所を作りたい」という気持ちは1つのモチベーションになりますが、それは逆に停滞の要因にもなり得る。
美樹さんも、職場を居場所だと感じられるようになってある程度経ったら、少し外の世界に目を向けて緊張感を持ち続けるとより前向きに働いていけるかもしれません。

今回はここまで!
次回もあきえちゃんらしい視点から前向きに働いていくための助けになる言葉がもらえました。
来週の更新を楽しみにお待ちください!

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