言われてみれば、「CIA」と「FBI」って何が違うの?
身の回りには省略された言葉というものがたくさんあります。
特に、アルファベットの略称というものは、日ごろよく使っているのに何を省略したものなのか知らないという人も多いのでは。ビジネスでもよくアルファベットの3文字略語が飛び交うことがあると思います。「わからない」とは言いにくいシーンがほとんど。今のうちに知っておきたいですよね。
今回は、そういったアルファベットの略称に関するクイズを出題!コチラです!
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「CIA」と「FBI」って、何の略だか分かる?
CIAとFBIって、アメリカで活躍している、あの……?
そう、あの組織です。言われてみれば、なんとなくのイメージはあるけど、何の略なんだろう……?
そもそも、違いってなんだろう……?
みなさんは、分かりますか?
正解は、コチラ!
正解は、コレです!
Central Intelligence Agency
Federal Bureau of Investigation
の略でした! それぞれ解説していきます!
まず、「CIA」の意味は?
「Central」とは「中央の」という意味です。
「Intelligence」とは「知能」という意味もありますが、ここでは「諜報(ちょうほう)」という意味として使われています。いわゆるスパイですね。
「Agency」は「(政府の)機関」という意味合いがあります。
よって、「CIA」はよく「中央情報局」と訳されています。
一方、「FBI」の意味はなんでしょう?
まず、「Federal」は「連邦の」という意味合い。二つ以上の国や州が合わさって成立している国を「連邦」といいますよね。
アメリカはカリフォルニア州やワシントン州などの複数の州をもつ連邦制の国家です。
「Bureau」は「局」という意味です。省庁の部署ですね。
「Investigation」は「捜査」という意味。
よって、「FBI」は「連邦捜査局」と訳されますね。
なるほど。
……。
……。
………で、意味はわかったけどどう違うの? それぞれ何をやっているの?
そう、そこが知りたいところですよね。
CIAとFBIって、実際何をしている?どう違う?
ここからが本題ですね。CIAとFBIについてそれぞれ説明していきます。
FBIとは
では、まずはFBIから説明していきます。
アメリカ合衆国は先ほども確認した通り、複数の州が集まってできた国家です。
そして、それぞれの州で事件が起きたときに捜査を担当するのが、州警察です。
カリフォルニア州で起きた事件ならカリフォルニア州警察が捜査しますし、ワシントン州で起きた事件ならワシントン州警察が担当するわけです。
しかし、例えばカリフォルニア州で起きた事件が、ワシントン州で起きた事件と同一犯によるものだと判明した場合のように、複数の州にまたがる事件が発生したときに捜査を担当するのが、FBIなのです。
この場合、FBIはそれぞれの州警察に協力を求めながら事件の解決を目指します。
この他にも、テロやスパイによる事件、あるいは銀行強盗など被害額や規模の大きい事件などもFBIが担当します。
つまり、州警察では手に負えないような、アメリカ国内の大きな事件を担当する組織がFBIということです。
CIAとは
では、CIAはどうでしょう。
こちらは、ストレートに言ってしまうとスパイ組織です。
大統領の直属で、他国からのアメリカへの攻撃に備えて情報を集めたり、対立する国の弱体化を図ったり、情報操作を行うことなどが主な活動だといわれていますが、その活動内容の多くが秘密にされています。
おお、まさにスパイ……。
ちなみに、イギリスにあるスパイ組織はMI6です。
007って、聞いたことありませんか? あのジェームズ・ボンドが所属している組織ですね。
【まとめ】
海外の映画やドラマ、ドキュメンタリーなどでよく登場するCIAとFBI。
これを機にきちんと理解できれば、作品をもっと楽しめるかもしれませんね。(薄井大輔)