先日、「編集部の机が汚い」というエピソードについてお話ししたところ、「うちの会社にもいる!」「彼氏が家でこんなかんじ」というご意見・感想をたくさん寄せていただきました。
この汚さレアかとおもいきや、結構いるということが分かっただけでもびっくり。
そんな汚机ですが、一部では「机が汚い人は仕事ができる」「片づけられない人には天才が多い」という説もあります。許容量を超えると隣に座る私の机にまで侵食してくる隣の汚机の持ち主も、もしかしたら天才かも…? もしかしたら、片づけないことには深い意味や人生の真理が眠っているのかもしれません。
そんな「片づけられない人の言い分」について冷静に聞いてみるのもいい機会かも、ということで、「片づけられない人が片づけられない理由」について、該当者に取材しその言い分をまとめました。ただのものぐさか天才か、果たしてさあどっち!?
汚い机の人が言いがちなこと① 「いつか使うかもしれないから」
机の上においてありがちなものの上位を占める「使っていない文房具」と「昔もらった名刺」。そのどちらも捨てられない/戻さない人たちの最たる言い訳は、「近々また使うかもしれないから」。たしかに文房具は何度も使うものですし、名刺も電話かけるとき必要になるかもしれな。ですが、その頻度ってかなり低いのでは…。せめてよりリピートしやすい定位置を設けたり、そろえたりするほうが早いと思うのですが……。
とにかく「どうせまた使うから」という意識のもと、あえて片づけない。見た目の美しさよりも実を取る、これって確かに仕事重視、効率重視の姿勢かも…? おや、ちょっと見る目が変わってきてしまいそうです。
汚い机の人が言いがちなこと② 「大事な思い出だから」
濡れた子犬のような目をして「だってこれ捨てちゃうのさみしい…」って言われるパターンですね。仕事ができるだけじゃなくて思い出も大事にする、心優しい人なのかもしれません。
……って一瞬納得しそうになりましたが、ちょっと待って! 雪崩が起きそうな机を前に(しかも雪崩は私方面)このセリフはちょっとイラっときましたね。あと思い出と言いながらいろんなものの下敷きとかになっているあたり、人としてどうかと思います。
とはいえ片づけられない人が意外に情に厚いいい人な可能性が出てきてしまいました。なかなかやっかいな展開です。
汚い机の人が言いがちなこと③ 「これはこれで整理されてる」
我慢が限界を超えて「もう、せめてこの書類の山だけでも片づけましょうか!?」と聞いたところ、「いや、この並びには法則性があるから触らないで」と冷たく言い放たれました。
汚机マスター曰く、「自分なりの秩序があるから他人には触られたくない」とのこと。やっかいなのが、本当に感覚で並び方を覚えている場合。
試しにこっそり右の資料と左の資料を入れ替えてみたのですが、「あれ?右にあったはずの資料がない…」と、ごそごそ探していました。見た目汚いとはいえ、本当にちゃんと把握している場合もあるので、勝手に触る場合はご注意を。注意力・観察力も優れているようです。ううむ、侮れない。
汚い机の人が言いがちなこと④ 「片づけるときはまとめてやる」
「そもそもなぜこんなに汚いのに片付けないのか」という問いに対して、「今はほかにやるべきことがある」と答える人が圧倒的多数。「片づけるときはまとめて片づける」「この仕事が終わったらやる」など、まとめて時間があるときにやろうと思っていることが多いことがわかりました。
そういう人に限って時間できても片づけないですよね。と思いつつ、「片づけられない人とは限りある時間を全力で仕事に使っているから片づけられないのか…?」という気さえしてきてしまいました。普段から机がきれいかどうかを気にしているほうが、むしろ仕事できない系なのか。
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というわけで、なんだか机が汚い人に説得されるかたちで自信をなくしてしまいました。みなさんもぜひ、オフィスの机が汚い人に「汚い理由」を聞いてみてくださいね。なかなか深い世界観が広がっていておもしろいですよ!
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