「親」って、ものすごく近い存在だからこそ、少し遠くにいて欲しい存在……。
たとえば、自分のさまざまな面を知られてしまうSNS、親とは絶対繋がりたくない!という人も、多いのではないでしょうか。
そんな「親とSNS」の関係を、女性110名に調査してみました。
■SNSで親と繋がってる?親とSNSと私のリアル調査
年頃の女子として、全ての情報が親に筒抜けになってしまうのは、実際困りものです。しかし一方で、「情報漏えいリスク」よりも、「使い勝手の良さ」が勝つ場合もアリ。女子たちが「今現在、実際に親と繋がっている!」というSNSについて、調査してみました。
Q.「親と繋がっている」SNSは?
LINE 78%
Instagram 16%
Facebook 13%
Twitter 8%
親と繋がっているSNSで、圧倒的に多かったのがLINEでした。無料通話アプリや無料メッセージアプリとしてもはや欠かせない存在になっているLINE。家族間での情報のやりとりにも、便利に使われている状況が見えてきます。「これから帰る」「今日のご飯は?」なんて何気ないやりとりもサクッとできて、家族のコミュニケーションにも欠かせませんよね。
一方、LINE以外はガクッと数値が落ちる結果に。でも、親子でインスタが繋がってる人、16%もいるんですね……! どんどん親世代の方でも、あるテーマに沿ったアカウントをやっていたり、毎日の料理をアップしていたり……と、インスタを活用している方が増えているのかもしれません。
それでは、逆に「絶対繋がりたくないSNS」を聞いてみました。
■親と繋がりたくないSNSは?
では次に、「ぶっちゃけ、親と繋がりたくない!」と思うSNSはどんなものなのでしょうか。こちらも、女子たちの赤裸々な意見を紹介していきます。
Q.正直なところ、「親と繋がりたくない」SNSは?
Twitter 72%
Instagram 67%
Facebook 47%
LINE 2%
汎用性の高いLINEは、こちらでは少数派。その他のSNSが敬遠される結果となりました。
中でも「最も繋がりたくない!」と答えた女子の割合が多かったのが、TwitterとInstagram。両方とも、7割程度の女子が「嫌だ」と回答しました。なぜこれらのSNSでは「親と繋がりたくない」と思うのか、理由についても教えてもらいましょう。
■本心丸見え!?Twitterで繋がりたくない理由
「小さいこともツイートしているので、なんとなく見られるのが嫌だ」(17歳・学生)
「家庭の愚痴がかけなくなるのと、いろいろ私生活がバレるのがやだ」(24歳・学生)
「言葉が汚いから」(27歳・会社員)
「家でツイートしたとして、そのときつぶやいたことをリアルタイムに知られるのは恥ずかしい……」(24歳・会社員)
「友達に会うとウソをついて彼氏の家に泊まりに行ってたとか、親についているウソがバレる」(25歳・会社員)
短文でそのときの気分を投稿できるTwitterですが、「赤裸々すぎる感情」は、親には隠しておきたいことも(というか、隠しておきたいことが9割ですよね!)。また「言葉遣い」や「愚痴」など、SNSきっかけで親に叱られるのも避けたいですよね。友人たちと「こっそり」やりとりした方が、純粋に楽しめそうです。
■親とFacebookで繋がりたくない理由
「親のも見ることになると思うといや」(22歳・会社員)
「色々根掘り葉掘り聞かれてめんどくさそうなので」(29歳・専門職)
「プライベートなことがたくさん書いてあるから」(30歳・会社員)
実名登録制のFacebookは、他のSNSと比較して、意図せず親と繋がってしまう可能性も高くなっています。またFacebookでは、自分の周囲の友達の「実名」や「顔」まで筒抜けに! やはり「ハードルが高い!」と感じる方も多いようですよ。ただ、たまに家族全員が繋がっている友人を見つけると、オープンな家庭なんだろうなあ、すごいなあ……と、ちょっと羨ましくなるのも事実。
■写真が語る真実……Instagramで繋がりたくない理由
「買ったものとか、『また買ったの!?』とかうるさく言われる」(28歳・その他)
「彼氏との写真があるから」(18歳・学生)
「格好つけている自分を見られたくない」(22歳・会社員)
写真に特化したSNSといえば、Instagramです。「インスタ映え」という言葉も市民権を得た今、「とっておきの特別な一枚」を撮影するために、日々努力する女子も多いはず! とはいえ、そんな自分を、最も自分の「日常」を知っている家族に見られるとなると、話は別。悪いことはしていなくても……なんとなく、おもはゆい気持ちになってしまいます。また、「彼氏関係がインスタに集中しているから恥ずかしい」という女子も多数でした。
赤裸々な自分を伝えられるSNSだからこそ! 家族に見られたら、微妙な気持ちになるのも事実です。家族間のトラブルを避け、自身のプライバシーを保つためには、「親と繋がるSNS」と「あえて繋がらないSNS」を、しっかり区別するのがオススメ。
ちなみに、私の話で恐縮ですが、私は実家を出てひとり暮らしをしていて、親とSNSを通した共通の知人なんていないはずなのに、ある日、父のTwitterのおすすめユーザーに私が出ていたそう。そう、その「ある日」とは帰省をした日以降。もしかして、家のWi-fiに繋いで、同じインターネット回線を使ったから……? などと思いつつ、見られたらどうしよう……と怯えたものでした。ただ、調べたところ現在は同じインターネット回線を使ったからといっておすすめユーザーに出てくることはなくなっているそうです。ホッ。
「いつの間にか繋がっていた!」なんて失敗を避けるためにも、設定はしっかりと行うのがオススメ。最も近い存在だからこそ、大人になったら適度な距離感があったほうが、うまくいくものです。(柴田美香)
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