■鍼灸師が教える「職場でどうしても足元が冷えるとき、どうすればいい?」
季節に関わらず、「足元が冷える」という方は多いのではないでしょうか? 冬に寒いのはもちろんですが、夏はスーツの男性に合わせてエアコンがガンガンに効いた職場で寒くてしょうがない。
そんなときにできる、さまざまな「冷え対策」を、鍼灸師の平井さんにうかがいました。
Q.職場で足元だけが冷えてつらいとき……どうしたらいいですか?
A.冷えてつらいなあ、と感じるのは、デスクで集中して作業をしているときや、会議中ではないでしょうか。
作業に集中すると、水分補給を忘れがちになります。仕事をしているときに飲みがちなコーヒーや緑茶は、カフェインの作用で体から水を出してしまいます。すると血液の水分量が減り、血液の粘度が上がることで足まで血液が行き渡りにくくなり、冷えてしまいます。
半日に一度は500mlの水を飲むことを意識しましょう。
また、緊張が強くなると、足の裏に汗をかいて冷えてしまいます。靴の中に新聞紙を細かくちぎって敷くと、余分な湿気を取ってくれるので、冷えの進みを遅らせてくれます。
あとは、会議中などの抜けられないときは別として、デスクワークに集中する時間をある程度区切り、適度に休憩をとることが冷えの予防になります。なるべく席を離れてトイレに行くなど、動くことも大切です。
監修:鍼灸マッサージ師 平井 丈斗さん
1976年生まれ 先天性弱視
2004年 あん摩マッサージ指圧師 鍼師きゅう師免許取得
整骨院、訪問マッサージを経て、現在ヘルスキーパー
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