注目の俳優・高杉真宙が『CanCam』8月号に登場!【スペシャルインタビュー】
現在発売中の『CanCam』8月号のエンタメコーナー「キタコレ」に登場した、今もっとも注目の若手俳優・高杉真宙(たかすぎ・まひろ)さん。
7月8日に公開を控える主演映画『逆光の頃』について、またプライベートで好きな漫画について……本誌では紹介しきれなかったインタビューを特別にお届けします!
■映画『逆光の頃』は「どこを切り取っても綺麗な青春」
CanCam編集部(以下、編集部) 今回主演される映画『逆境の頃』は、(コップのフチ子などを手がけるクリエイター・)タナカカツキさんの漫画が原作なんですね。映画に入る前に読まれましたか?
高杉真宙(以下、高杉) 今回話をいただいてから、初めて読ませていただきました。すごく……独特な雰囲気だと思いました。個性的で、詩的な表現が多くって。あと、心にくるセリフが多かったです。最初にお話をいただいたときは、「この独特な世界をどうやって表現するんだろう、なかなか難しいのでは」と、思いました。
編集部 高杉さんが演じる主人公も、独特の感性を持った子ですよね。
高杉 僕が演じる孝豊(たかとよ)は、“普通が変”というキャラクター。いわゆる思春期特有の目線を持っていて、他の人がキラキラしてまぶしい、羨ましいと思っていたりします。そんな彼が、周りの人々との関わりによって成長していく。僕も周りに対して劣等感が多いので、よく分かるんです。だから孝豊のようにありたいな、と思いましたね。周りのキラキラしている部分を吸収していけたらなあと。
編集部 高杉さんが個人的に好きなシーンは?
高杉 月のシーンとか、鴨川に入っているシーンが好きです。あと、光が効果的に使われているシーン。冒頭の障子のところとか、印象的だと思います。どこを切り取っても、「綺麗な青春」が描かれています。
編集部 映画は京都ロケでしたよね。1か月半のオールロケとお聞きしました。
高杉 はい。でも、短期間でバラバラに撮影したんです。その間に違う作品が入っていたりして、京都弁を思い出したりと大変でした。すごく戸惑いもありましたが、リハーサルなどを繰り返しながら、徐々に役に入っていく作業をしていました。
編集部 京都でお気に入りのスポットはできましたか?
高杉 散歩しているだけで楽しくて。ただただ歩いて裏路地に入る。街並みがほかの街と違うので、空き時間はひたすら歩いていました。食べ歩きも好きで(笑)。鱧(はも)料理がおいしかったです。
編集部 聞いているだけで京都に行きたくなります(笑)。
高杉 本当に、この映画はすごく京都が好きになれる映画だと思います。京都の町に魅了されて、孝豊たちの世界に入りたくなる。そんな世界観がある映画です。この映画を観て、京都に行ったときに、どこかにいる彼らを探してもらえたら嬉しいです。
■高杉真宙の意外な性格!?「せっかちで頑固です」
編集部 先ほど主人公の孝豊に似ている部分がある、とおっしゃっていましたが、高杉さんは、ご自分をどんな性格だと思いますか?
高杉 わりとせっかちで頑固です(笑)。「こうだ!」って決めたらほかの人が「こうだ」って言っても曲げない頑固な性格なんです。色にたとえるなら「赤」。昔から好奇心旺盛で負けず嫌いなんです。
編集部 お休みの日はどうやって過ごしているんですか?
高杉 部屋にいますね。引きこもって明日に備えて準備をして、最近ハマっているゲームをして、漫画読んで、家から一歩も出ずに引きこもります。やりたいことだけやって明日に備えて寝ます。
編集部 貴重なお休みですよね。もし、1週間とか1か月くらいお休みがあったら?
高杉 実家(福岡)に帰るかな。お正月くらいしか帰れる時がないから。ちょっと遠いので1週間ならちょうどいいですね。1か月あったら……その1か月でできる勉強をしたいですね。俳優としてもそうですし、自分の身になるものをしたいです。あとは、もちろん引きこもりたい(笑)。一貫性がないんですが(笑)、いろいろなことをしたいです。遊びにも行きたい。1か月あったら、いろいろなことができますね。
■今のハマりものから実写化してほしい漫画まで…大好きな漫画について
編集部 高杉さんといえば漫画好きとして有名ですが、いまハマっている漫画はありますか?
高杉 最近、読み始めたのは『幽☆遊☆白書』(冨樫義博/集英社)です。昔の漫画でアニメを飛ばしながら見ていたので漫画で見てみようかと思って。読み始めたらハマりました。
編集部 高杉さんが実写化してほしい漫画は?
高杉 『思春期ビターチェンジ』(将良/ほるぷ出版)です。女の子と男の子の体と心が入れ替わってしまう、素敵な漫画なのでぜひ。あ! でも『甘々と稲妻』(雨隠ギド/講談社)もいいなぁ。(ひつには絞れないようすで、この後しばらく悩む)
編集部 CanCamに登場していただくたびにお聞きしていますが、今のおすすめの1冊は?
高杉 『ボールルームへようこそ』(竹内友/講談社)ですね。7月にアニメ化になりますし、きっとみなさん「ボールルーム、すごくいいよ」って言うんじゃないかな。これからアニメを観た人が「面白い」って言い始めるとおもうので、先取りでぜひ読んでみてほしいですね。この間までちょっと休載していて、最近やっと始まって……(と、話が止まらなくなる)。
ひとつひとつていねいに、真剣に答えてくださる様子が印象的な高杉さん。大好きな漫画の話になると、表情が変わり、目がキラキラ輝いたのが印象的でした。
キラキラと輝く高杉さんの続きは、CanCam8月号と映画館でぜひ。お見逃しなく!(平山正子)
7月8日(土)新宿シネマカリテほか全国公開
京都の街を背景に、思春期の少年のゆらめきと煌めきを描く青春物語。原作は『コップのフチ子』でおなじみのクリエイター・タナカカツキ氏。脚本・監督は青春映画の名手・小林啓一監督、ヒロインは次期朝ドラヒロインの葵わかなさんが務めます。
(C)タナカカツキ/講談社・2017東映ビデオ/マイケルギオン
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