新生活の選択肢として人気の高いルームシェア。友人知人と素敵なマンションに住んだり、テレビの人気番組みたいに知らない人と一軒家をシェアしたり……他ではできない経験に、興味を持つ方も多いのでは？
でも、実際始めてから「こんなはずじゃなかった」というデメリットもあると思うと、なかなか勇気が出ませんよね。
そこでWoman Insight編集部では、「ルームシェアをしたことがある」または「現在している」という男女から経験談を聞き取り調査！ メリット・デメリット両方を、こっそり教えてもらいました。
◆ルームシェア経験者が語る、メリット・デメリットとは？
まずメリットから見ていきましょう。
◆「楽しい」「安全」「節約できる」……ルームシェアのメリット
（1）楽しい！
経験者が揃って口にするのが「なんだかんだあっても楽しい」という感想。一人暮らしで悩まされがちな孤独感や寂しさは、ルームシェアにはありません。
相性の良い相手と一緒に暮らせたら、人と触れ合う楽しさをいつでも味わうことが可能です。
（2）節約できる
ルームシェアでは、一人暮らしより貯金がしやすいと言います。それは、生活にかかるあらゆる費用を同居人とシェアできるから。
家賃、食費、水道光熱費、インターネット費用など、定期的に出ていくお金は折半が可能です。また、家具や消耗品、生活雑貨も節約できる可能性アリ。一人暮らしのときと比べ「月に数万円浮いた」と話す経験者もいました。
（3）交流の幅が広がる
同居人の友人知人と知り合う機会が増えるのも、ルームシェアの特徴。一緒に住む友人を通して今の恋人に出会った、という女性もいました。交友関係が狭まりがちな社会人には大きなメリットになり得ます。
（4）安心感が大きい
一人暮らしの女性にとって、気になるのが防犯面。同居人が同じ屋根の下にいるとすれば、ずいぶん気持ちが楽です。泥棒や不審者、迷惑なセールスも二人以上なら撃退しやすく、安心ですね。
（5）良い部屋に安く住める
一人では手の届かないような物件も、家賃をシェアすれば選択が可能になります。たとえば、交通の便が良い都心、新築の広いマンションなども、数人で借りればワンルームよりも安上がりになる可能性アリです。
（6）生活にリズムが生まれる
友達と旅行に行くと、一人のときより規則正しく行動できることはありませんか？ 朝ダラダラ寝過ぎて後悔するなんてこと、旅先ではあまりないはず。
ルームシェアにも似たような効果があるようで、「一人暮らしの時よりちゃんと食事を摂るようになり、部屋もきれいに保てるようになった」と語る人が複数いました。人間、誰かが見ていると思えば頑張れるのかも。
（7）さまざまな生活シーンで助け合える
一人暮らしの社会人が意外と苦労する、宅配便の受け取り。ルームシェアなら同居人に託すことができます。
体調が悪いときには随時助け合えますし、水回りのトラブル・家電の故障といった不測の事態にも、相談し合えます。
弱ったときに声をかけ合える相手がいるのは、思いのほか心強いものです。そんな相手ができることそのものが、ルームシェアのメリットと言えるかもしれません。
◆「騒音」「プライバシー欠如」……ルームシェアのデメリット
メリット満載のルームシェアですが、人と一緒に暮らす上では、やはりデメリットや注意すべきポイントもたくさん生まれます。
（1）音が気になる
一人暮らしでもご近所トラブルになりがちな「騒音」。同じ屋根の下に住む相手なら、なおさら気になるのが人情です。とくに生活サイクルが違う場合や、相手と自分で音への感覚が異なる場合、暮らし始める前に充分検討が必要です。
（2）プライバシーが筒抜け
個人で部屋を分けたとしても、細かい生活サイクルまで相手に知られている感覚は抜けません。実際、一緒に住んでいれば「いつ寝たのか」「いつ家を出たのか」など行動は筒抜けです。
そういったことへの抵抗感が強い人にとっては、ルームシェアは大きなストレスになりかねません。
（3）ルール違反によるトラブル
始める前にきちんとルールを決めるのがルームシェアの基本中の基本。でもそこは人間同士、「同居人が家賃を滞納するようになった」「禁止と決めたのに異性を連れ込んだ」など、トラブルに発展してしまう可能性もゼロではありません。
とくに金銭に絡むトラブルは深刻。友情をあっけなく破壊してしまうことだってあり得ます。相手と自分の相性や信頼性を見極めること、また何か起きたら自力で対処するという覚悟が必要です。
◆賢く選んで「かけがえのない経験」を手に入れよう
とはいえ、ルームシェアの総括としては「他の暮らし方では出合えなかった経験ができた」と語る人が大多数でした。かけがえのない思い出や、自信を手に入れるチャンスになったという人も。
気になるあなたは、この機会に検討してみてはいかがでしょうか？（豊島オリカ）
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