1962年7月に、日本で初となる警備保障会社の設立を記念して、創業元のセコム株式会社が記念日に制定。「18」の「1」を棒に見立てて、「棒≒防」と、8を「犯」とする語呂にちなんで7月18日に設けられました。
夏は特に女性をターゲットにした事件が増えるそう。暑い日が続くと、部屋の窓を開けっ放しにしたり、肌の露出が多い服を着たりと、なにかと無防備になりがち。特に、女性のひとり暮らしは心配な点も多いですよね。
そこで、ホームセキュリティ・防犯対策の「ALSOK」に女子のひとり暮らしで気を付けるべきことを聞いてみました。
【物件探しや生活スタイル…女子のひとり暮らしで気を付けるべきこと】
■物件探し
女性がひとり暮らしをする際には、防犯対策の充実したアパートやマンションを選びたいもの。まずは、実際に物件を見る際のポイントをご紹介!
【1】場所選び
- 住みたいエリアの犯罪状況を、各都道府県警察のHPで確認する。
- 防犯に関する一般情報を、地方自治体(市区町村)のHPで入手する。
- 帰宅経路に街路灯が設置され、夜間でも人の顔が判別できる明るさが保たれているかを確認する。
- 帰宅経路は夜間でも人通りがあり、万が一の場合には付近の商店、コンビニ等に助けを求められるかを確認する。
「街並み」は犯罪を防ぐ、重要な要素です。物件探しの際には、最寄り駅から自分の足で一度歩いて周囲の環境を確認するのがおすすめです!
【2】共用部
- 建物の外周に侵入者の隠れ場所がなく、周囲から監視しやすい。
- 周りに足場となるような塀、樹木がない。
- 出入口、廊下が明るく、見通しがよい。
- オートロックシステムと連動したインターホン設備が設置されている。
- 防犯カメラが設置されている。
- 清掃が行き届いており、清潔感がある。
自分の目で外から見て、「侵入しにくい」と思える建物を選ぶのがいいです。また、管理が行き届いていない無秩序な状態の建物は避けるようにしましょう!
【3】専用部
(玄関扉)
- ドアとドア枠にすき間がない。
- ドアスコープ、ドアチェーンがついている。
- 外部からサムターンが操作されにくい構造となっている。
(錠)
- ワンドア・ツーロックになっている。
- ピッキングに強いシリンダーが設置されている。
(窓)
- 格子やシャッターが備えられている。
- 破壊に強いガラスが採用されている。
防犯性能の高い建物部品には「CPマーク」と呼ばれるシールが貼付されています。防犯性能をチェックする際の目安にしてみてはいかがでしょう!
■生活での注意点
続いて日ごろの生活習慣上の留意点について考えてみます。普段のちょっとした気配りにより、犯罪被害に遭遇する機会を減らすことができます!
(屋内、住居編)
- 外出する際には戸締り確認を忘れずに。
- 女性用衣類の洗濯物を外に干しっぱなしにしない。
- 長期間留守にする際には、郵便受けに新聞や郵便物を放置しない。
- 郵便受けや表札には苗字だけを記載する。
- エクステリア・インテリア共に、一見して女性の部屋だと分かるものは避ける。
- エレベーターに不審者が乗り込んできたら、自ら降りる。
- 玄関扉を開ける際に、周囲に不審者がいないことを確認してから開錠する。
- 訪問者には用件、身分を確認した上で、チェーンロックをつけたまま扉を開ける。
(屋外、外出編)
- 万が一襲われた時にはすぐに鳴らせるよう、防犯ブザーは見える位置で持ち歩く。
- 見知らぬ人間に尾行されていると気づいたら、直ぐ周囲に助けを求める。
- ひったくりに遭わないよう、かばんは道路と反対側にもつ。
- 深夜のひとり歩きは極力避ける。
被害に遭うケースの多くは、通常と異なった行動パターンをとった場合に起こると考えられます。様々な状況に臨機応変に対応するためにも、いつも心に余裕を持って行動すると共に、日ごろから防犯に対する意識を高め、犯罪者から狙われにくい工夫を心掛けましょう!
夏は、暑さなどの環境の変化で、注意不足になちがちです。でも、用心することで防げる犯罪がたくさんあります。防犯の日の今日をきっかけに、普段の気配りや予防を考えてみてはどうでしょうか。(松本美保)
情報提供/ALSOK