理想の部屋に住みたい…!
一人暮らしの部屋は「自分だけの城」。特に一人暮らし未経験だと、つい理想の空間を夢見てしまいますが、何もかも思い通りの物件というのはなかなか見つかりませんよね。何かを妥協しなくてはならなくなったとき、何を妥協するのがベストなんでしょうか?
ここでは、アットホーム株式会社が全国のアットホーム加盟店を対象に実施したアンケートから作成した「不動産のプロが選ぶ!「一人暮らしで妥協できる住まいの条件・設備」ランキング」をご紹介していきます。これから一人暮らしを始めたいと考えている人は必見です♡
Q. 一人暮らしの住まい探しで妥協しても問題ないと思う条件を次の中から一つ教えてください。
まずは「条件面」での妥協していいポイントから見ていきたいと思います。ランキングの中から、プロが選んだ妥協してもいい条件TOP3を具体的に見ていきましょう。
第3位 「建物構造(RC造、SRC造、木造など)」
「最近の建物は木造でも耐震性能や防音性能が良くなっており、鉄筋、鉄骨、木造の違いがなくなっている」
3位は建物構造でした。木造だと鉄筋などに比べて、安全面などが心許ないイメージがあるかもしれませんが、今はそんなこともないようです。違いがなくなってきているのであれば、建物構造はあまり心配せずに物件選びをしてもよさそうですね。
第2位 「外観のデザイン」
「外観のデザインはあまり生活に支障がない」
「セキュリティーや住みやすさを優先したほうがいい」
大切なのは外見よりも中身! 住む家は外から眺める時間よりも、中で過ごす時間のほうがずっと長いですし、多少外観のデザインが好みに合わなくても、部屋の造りやセキュリティーを大事にしたほうが、心地よく過ごせる部屋を見つけられるかもしれません。
第1位 「築年数」
「築年数が古くても、管理体制やリフォームなどできれいな物件はあるから」
「古くても耐震補強をしているところが増えた」
「築年数が古い=ボロボロ」ではないんです! リフォームをしている物件は築年数が古くても綺麗ですし、おしゃれな家に住みたいという人でも好みの部屋が見つかるかもしれません。安全面もあまり心配はないようで、築年数にこだわる必要はあまりないという意見が多く集まりました。
Q. 一人暮らしの住まい探しで妥協しても問題ないと思う設備を次の中から一つ教えてください。
次に「設備面」を見てみましょう。さまざまな設備が挙げられていますが、どのような理由があるのでしょうか? TOP3を細かくみていきます。
第3位 「シューズボックス」
「単身であれば一般的には大型の靴箱やシューズクローゼットが必要なほど靴を持っていないと思う」
「シューズラックなどで工夫はできる」
収納が充実しているとありがたいですよね。けれど、あまりに充実しすぎていてもスペースの持ち腐れかも。一人暮らしだと、あまり部屋に置く靴は多くなりませんし、持っている靴が多い人でも、工夫次第でうまく収納できます。シューズボックスは一人暮らしには必須ではないのかもしれませんね。
第2位 「IHクッキングヒーター」
「ガスでも調理はできるから」
IHクッキングヒーターは掃除もしやすくて良いですが、ガスでも調理はできますよね。もし妥協したとしても、機能的に困ることは少ないので妥協はしやすいんじゃないでしょうか?
第1位 「追焚き機能付きバス」
「シャワーのみの人が増えていると思う」
「一人暮らしなので追焚き機能は不要」
ついハイスペックな設備を求めてしまいがちですが、冷静になって考えれば「そんなに必要ないかも…?」と思える設備はあるはず。一人暮らしであれば、入る直前にお風呂を沸かせばいいですし、シャワー派の人はなおさら追焚き機能付きのバスは必要ないですよね。「自分にこの設備は本当に必要かな?」と一度考え直してみることが大切なんじゃないでしょうか。
理想の部屋を諦めたくない!
物件探しの条件の中には意外と「無駄」が潜んでいるかもしれませんよ。妥協する条件を厳選すれば、理想の部屋に辿り着きやすくなるかもしれません。一人暮らしを考えている人はぜひ参考にしてみてくださいね。(石川智香子)
情報提供元/アットホーム株式会社