年末調整、確定申告で必要な書類って？働く女性必見！

働く女性必見！年末調整、確定申告で必要な書類って？

こんにちは！ファイナンシャルプランナー／MBAの横川楓です。
2016年ももう残りあと1か月。こちらのふるさと納税の記事（今年のふるさと納税まだ間に合いますよ！！）であと3か月と書いてから、もうそんなに経ったなんて……。

年末といえば、企業で働いているみなさんは「年末調整」というものが行われるのをご存じだと思います。

そして、企業で働いていても年収2,000万円を超えていたり、副業での所得合計が20万円を超えていたりする人や、２つ以上の場所でお給料をもらっている人、自営業の人は「確定申告」をしなければなりません。また、一定額以上の医療費を支払っている人や、ふるさと納税をした人など、「確定申告」で得をする人もいます。

この「年末調整」と「確定申告」ですが、ちゃんとすべて控除を受けようとするには、とにかく必要なものが多いのです。

ギリギリであれがない！これがない！とならないように、何よりもまず何が必要か前もってチェックしておきましょう！！

◆年末調整って？

会社に勤めている方は、給料から毎月源泉徴収という形で、所得税が給料から引かれていますよね。
実は毎月の給料からひかれている所得税は確定したものではなく、所得税が確定するのは1年の所得が確定する年末。そこで年末の所得税が確定したときに、多く支払っている分については返ってくるように、支払が足りない場合は追加で支払うように所得税の調整をするのが年末調整です。

年末調整をするためには、会社に給与所得者の扶養控除等（異動）申告書と、給与所得者の保険料控除申告書　兼　配偶者特別控除申告書を提出し、それに加えて、各種控除の証明書等を提出する必要があります。

下記に必要書類をまとめました！

◆必要なものをチェック！（該当するものがある方が提出する必要のある書類）

・生命保険料の証明書

・地震保険料の証明書

・社会保険料の証明書

※転職された方は前職から次の会社に入社するまでの間に支払った国民健康保険や国民年金の領収書等も必ず保管しておきましょう。

・小規模企業共済等掛金の証明書類

※給与からの天引きの場合は不要。

・住宅ローンのための証明書類

税務署長が発行した「年末調整のための（特定増改築等）住宅借入金等特別控除証明書」

借入等を行った金融機関等が発行した「住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書」

・前職の『源泉徴収票』

※提出が義務ではありませんが前職での給与額、所得税や社会保険料を把握するために必要となっていきます。

◆確定申告って？

確定申告も、1年分の所得税を確定し、多く支払っている分については返ってくるように、支払が足りない場合は追加で支払うようにする手続きです。
基本的には確定申告をしなければいけないのは自営業の方なのですが、会社員でも副業での所得合計が20万円を超えている人や、２つ以上の場所でお給料をもらっている人は、会社の年末調整だけでは会社の分しか所得税を反映できないため、確定申告をする必要があります。
また、一定額以上の医療費を支払っている人や、ふるさと納税をした人（ワンストップ特例を除く）は確定申告をすることにより、年末調整で行った保険料控除やローン控除のように、さらに控除を受けることができます。

そして、年末調整のときに見つからなかった保険の書類が後からでてきて、会社に頼んだけどもう受け付けてくれなかった…という場合にも、確定申告をすることで控除を受けることができるんですよ！

どんな状況であるかによって確定申告で必要となる書類は異なるのですが、ひとまずは代表的なものをまとめたいと思います。

◆必要なものをチェック！（該当するものがある方が提出する必要のある書類）

・生命保険料の証明書

・地震保険料の証明書

・社会保険料の証明書

・小規模企業共済等掛金の証明書類

・住宅ローンのための証明書類

・働いているところすべての源泉徴収表

・ふるさと納税の証明書

※ふるさと納税について詳しくはこちら

・医療費控除のための書類

※とりあえず病院の領収書は捨てないでくださいね！！

医療費控除については後日くわしく記事にします。

…などなど。

とにかく、全部集めようとすると結構あるんです。保険会社の証明書などなくしてしまった場合は再発行が必要になってしまい、1か月くらい届かないなんてことも…。そんなことがないように、前もってしっかりとっておくようにしましょう！

また、今年の年末調整、確定申告ではマイナンバーも必要となってくるので、自分のマイナンバーを知らないという人はきちんとチェックしておいてくださいね！

（横川楓）

横川　楓

24歳で経営学修士（MBA）を取得し、その後ファイナンシャルプランナー（AFP）に。
マイナンバー管理アドバイザー、マネーマネジメント検定2級などの資格を取得し、現在は新宿にある税理士事務所に在籍中。
元地下アイドルという経歴をもち、最近のマイブームは変身できるカメラアプリとポケモンGOという26歳。

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