ストレスを感じると肌が荒れる……というのはよく聞きますね。
しかしながら、ストレスを感じると「なぜ」肌が荒れてしまうのか、理由はご存知でしょうか。今回は、敏感肌専門ブランド株式会社decenciaの堀奈々恵さんが解説してくださったストレスと肌の関係性、その対策についてご紹介します。
心理的ストレスがかかると、末梢神経が収縮し体温が下がります。
以下の画像はストレスのない状態と、PC作業などでストレスを与えた状態。黄色だった部分が青くなり、体温が低下しているのがわかります。
体温が下がると、タイトジャンクションが不活性となります。
タイトジャンクションとは聞き慣れない名前ですが、細胞と細胞をつなぐ水門のような役割をしており、活性化することで正常な角層を生み出す司令塔の役割をするCaイオン(カルシウムイオン)の流出や水分蒸散を防いでいるものです。
しかしながら、ストレスによって肌の温度が低下するとタイトジャンクションの活動が鈍くなってしまい、水分やカルシウムイオンが流出してしまいます。バリア機能が低下した肌は、肌内部で微弱炎症を起こしてやがてコラーゲンなどを切断し、「肌が荒れる」という事態に……!
ストレスで老けるって、理由がちゃんとあったんですね! それでは、一体どのような対策をとれば良いのでしょうか。