新年のたびにかかげる目標「今年こそやせたい」。でも、ダイエットって我慢する場面が多くてしんどいことも多いですよね…。ふとした拍子についうっかり身の回りにあふれるる誘惑に負けてしまって、ダイエットに挫折してしまった経験がある、という人は多いはず。
ここでは株式会社HYVが運営する「the SILK BLOOM」が女性200名を対象に実施した「ダイエットを続けるコツ」についてのアンケート調査をご紹介していきます。
ダイエットに挫折する原因、何ですか?
7割以上がダイエットに挫折した経験アリ。「なんで私だけダイエットを続けられないんだろう…」と悩んでいる人もいるかもしれませんが、実際のところダイエットに挫折してしまった経験のある人はかなり多め。
ダイエットの挫折にも様々な原因がありますよね。「ある」と回答した人にダイエットに挫折した理由を聞いた結果がこちらです。最も回答が多かったのは「食べてしまう」でした。
ちなみに「挫折はない」と答えた人からは次のような声が挙がりました。
・「結果が出て満足してしまう」
・「結果が出ても出なくても、続けなくなったという結果を生んだら後悔するだろうと考えている」
こうした領域に至るまでには、食べることの我慢など様々な大きな壁がありますよね。できれば挫折はしたくないけど、それを乗り越えるのは難しいもの… そこで、ここからはそれぞれの挫折の理由とその具体的な解決法をチェックしていきます!
1位:ついつい食べてしまうので続かない(86人)
食事制限中に「ついつい食べてしまうので続かない」という理由が1位となりました。世の中には美味しそうなものが溢れていますし、食事制限をしていてお腹が空いていたらなおさら誘惑に負けてしまいそうになりますよね。魔が差して「ちょっとだけ…」と口にしたが最後、ズルズルと食べ続けてダイエットに失敗してしまうのは、ダイエットに挑戦したことがある人なら誰もが経験したあるあるなはず。
誘惑に負けずに、ダイエットを継続できた人はこの悩みをどうやって乗り越えたんでしょうか?
どちらも「食べるなら、低カロリーなもの!」で耐えているよう。
特に甘いものが食べたい時は、行きすぎた食事制限でエネルギー不足も考えられるので、血糖値が上がりにくい炭水化物やタンパク質を摂取するのがおすすめ。食べたいものを厳しく制限して全く食べないと、かえってリバウンドしてしまう可能性大。1食くらい食べすぎても、次の食事でコントロールすれば問題なし。ダイエット中でもたまには我慢しすぎずに適度に食べるのが「もうやめた!」にならず続くコツ。
2位:変化がない・すぐに結果が出ない(57人)
結果が目に見えて現れないと、「本当に効果あるのかな?」とモチベーションが下がってしまいがちですよね。ダイエットを始めたのに「変化がない・すぐに結果が出ない」というのが挫折の理由第2位となりました。
ここで理解しておきたいのが、「ダイエットの成果が現れるまで、体型・体質によっては時間がかかる」場合もあるということ。「体に変化がでるまで、1か月以内だった」と答えたのは、なんと200人中22人。約1割だけです。さらに、「1年以上かかった」という人も14人いたので、あまり短期で一気にやせようとしないほうが「もう嫌だ!」になりにくそうです。
毎日体重を記録したり、気になる部位のサイズを定期的に測ったり、体型の写真を撮ったり、いろいろな手段で変化を感じ取れる記録を取っておくと「着実に結果は出ているから、もう少し頑張ってみよう」と、継続のモチベーションになります。
3位:ストレスで続かない(45人)
ダイエットをしているとストレスが溜まってきますよね。例えば次のようなもの。
・糖質不足
・食べたいものを我慢
・思うように痩せない
・運動しないといけない
などなど…。こうしたストレスが原因で、ダイエット中は感情が不安定になりやすく、いつもなら我慢できることでもイライラしやすくなってしまいます。
そんな中で結果が出ないと「何やってもダメだな…」とネガティブ思考になって、それを紛らわすために暴飲暴食…と、負のループに陥ってしまう可能性があります。
ダイエットでは、食事や運動に気を遣うことも大切ですが、それと同様にメンタルケアも大事。息抜きすることも継続するためのコツ。
4位:自分に合わない運動で続かない(40人)
「自分に合わない運動で続かない」にも多くの回答が集まりました。
ダイエットをする人には、普段から運動する習慣のない人や、運動が苦手な人が多いはず。そんな人にはウォーミングアップやストレッチだけでも十分な運動になるので、無理せず少しずつ運動に取り組んだほうが継続しやすくていいかもしれませんね。
「普段運動をしなさすぎて、自分に合う運動がわからない」という人は、ジムやヨガ・ピラティススタジオに通うのもおすすめ。
5位:飽きた(32人)
「飽きた」という理由で挫折してしまった人も多くいました。毎日ダイエットのための食事・運動をひたすら繰り返したり、体に大きな変化が現れなかったりすると、退屈に感じてしまうかもしれませんね。
飽きずにダイエットを継続するコツとしては次のような回答が寄せられました。
・Aさん:「新しいダイエット方法を取り入れていく」
・Bさん:「ダイエット仲間を作る」
日々新しいダイエット法を研究して、毎日に変化を取り入れたり、SNSなども活用してダイエット仲間と競ったりすれば、ダイエットに飽きてしまうという事態を回避できるかもしれませんね。
6位:リバウンド・停滞期で続かない(31人)
ダイエット最大の壁が「リバウンド」や「停滞期」。ここで挫折してしまった人もいるようでした。
アンケート結果によると、停滞期「あり」が8割でした。期間は「2週間」という人が多いことがわかります。中には2週間よりもっと長く停滞期が続いたという人も。それだけの期間なにも変化がないと「意味ないのかも」と心が折れてしまっても仕方がないですよね。
そもそも停滞期は「急激な体重減少により体が飢餓状態だと認識し、生命維持のためにこれ以上の減少をしないよう抑える時期」だそうです。一気に減量をしてしまうと、停滞期は早く到来&長く継続してしまいます。すぐに痩せようとするのではなく、長期的な目標を立ててやせようとすることがポイントになりそうです。
ダイエットが続かない人の性格・特徴は?
アンケート結果から分かる、「ダイエットが続かない・体重が変わらない人」には次の共通点があるようです。
・飽き性
・完璧主義
・情報に流される
・運動嫌い
・忙しすぎる
たくさんありますね… どれかひとつは自分に当てはまっていると感じた人は結構いるんじゃないでしょうか?
「完璧主義」が挙げられていることを意外に思った人もいるはず。日常の家事・育児・仕事に加え、女性だと生理もダイエットに影響してきます。そんな中で予定通りにダイエットを完璧にこなすのは難しく、モチベーションが下がってしまうことも。ストイックなイメージのある完璧主義な人ですが、ダイエットではそれがあだとなってしまう場合もあるようです。
また、「情報に流される」も共通点にありましたが、流行りに影響されて、とりあえず次から次へと様々なダイエットを試してしまうと効果が出にくいですよね。
逆にダイエットに成功する人はどんな人なんでしょう? 調査の結果、それは「心に余裕を持ち、自己肯定感を高く保つ工夫ができる性格の人」だそうです。
モチベーションを高く保つコツについての調査結果もご紹介していきます!
ダイエットのモチベーションを維持するコツ
「ダイエットのモチベーションを維持するコツは?」という質問の結果がこちら。1位に輝いたのは「すぐ結果を求めない・人と比べない」でした。比較対象はあくまで「過去の自分」にしておくことが大切です。
具体的に何をすればモチベーションを維持できるのかが、皆さんも気になるところなんじゃないでしょうか? そこでここからは具体的な方法の解説をご紹介していきます。
「気持ちが高まる目標を決める」
目標が定まっていると、達成に向けて気持ちが高まりますよね。「ダイエットの目標は?」という質問の結果がこちらです。
目標を立てるにしても、明確なものじゃないと挫折しやすくなってしまいます。そこで次のような要素で設定してみてください。
・具体的な数値目標を設定する(例:3kg減量)
・いつまでに達成するか期限を決める(例:3ヶ月)
・達成したら何をしたいかを決める(例:水着を着る)
・目標を細分化し、小さな成功体験を積み重ねる(例:1ヶ月でウエスト1cmダウン)
目標を達成したら何をしたいのかをハッキリさせておくことも大切。着てみたいと思っていた服を着る、好きな人にアタックする…などなど。なりたい自分を具体的にイメージできればモチベーションも上がりそうです。
「毎日体重や体型をチェックする」
毎日の体重・体脂肪・体型チェックをすれば、太ってしまう原因を分析できますし、いい変化があればモチベーションにも繋がります。ただし、ここで一喜一憂しすぎてしまうのはNG! 体重や体脂肪率は水分量で変わりますし、1日の中でも朝・夜と数値は変わるので要注意です。体重・体型を測るときは次のポイント押さえてみてください。
・毎朝起床後・排泄を済ませてからなど同じ条件で測定
・体重だけでなく、体脂肪率や体型写真も定期的に記録
・スマートフォンのアプリなどを使って、簡単に記録
・変化のグラフを作成し、視覚的に進捗を確認
「長期間でゆるく続ける」
「長期間でゆるく続ける」のはダイエットを続けるために大切。「すぐにでも理想の体になりたい」と思ってしまうのは仕方ないですが、無謀な目標を設定すると、リバウンドを繰り返して痩せにくくなってしまいます。焦らずにゆるくダイエットに挑戦しましょう。
運動できない日があったとしても、「もうだめだ」と思わずに「明日から頑張ろう」と切り替えましょう!
「食べてしまった日があっても、ダイエットを諦めない」
「つい食べてしまった」というときも諦めないで! 頑張ってきた人ほど、飲み会などのイベントで体重が戻ってしまったのをきっかけに挫折してしまいがち。でも1日くらいは気にしなくて大丈夫。1日だけ食べすぎたからといってすぐに全てが脂肪になるわけではありません。そんな日は「ご褒美の日」だったんだと切り替えて、次の日から調整してダイエットを継続しましょう。
「停滞期は無理をしない」
ダイエット中に停滞期が到来したら無理は禁物。停滞期はむしろダイエットが順調に進んでいる証です。そうは言ってもつらいものはつらいですよね。どうやったら乗り越えられるんでしょう?
Q.停滞期をどう乗り越えた?
【第1位】継続・忍耐
【第2位】心理的アプローチ
【第3位】運動・食事の調整
「Q.停滞期をどう乗り越えた?」という質問では、「運動や食事などとにかく継続させる」という回答が多かった一方「あえて食事量を増やす」人もいました。
水化物や好きなものを摂取していいチートデイを設けると、メンタルが安定する他に、飢餓状態の体にエネルギーが加わるため、代謝が上がって脂肪燃焼を促す効果もあるそうですよ。停滞期がつらい人はチートデイを試してみるのも手かもしれません。
「きつい・しんどい時こそストレス解消しマインドを安定させる」
ダイエットはきつくてしんどいものですよね。そう感じたときは無理せずメンタルのケアを優先しましょう。「Q.ダイエットをする時に、運動や食事以外で気を付けていることは?」という質問では、「メンタルケア・ストレス管理」が1位となっていました。
Q.ダイエットをする時に、運動や食事以外で気を付けていることは?
【第1位】メンタルケア・ストレス管理
【第2位】睡眠管理
【第3位】健康管理
ちなみに生理1週間前と生理期間は痩せにくく、むしろ体に水分を溜め込む期間なので体重が増えやすくなるそうです。
逆に生理明け1週間はメンタルも安定して数値が落ちやすい「ダイエットの黄金期」。生理期間は気にしないようにするといいかも。
「運動を日常に組み込み「やる気が出ない」を回避!」
やる気が出なくてダイエットをサボってしまうこともあるかもしれませんが、次のように日常的なちょっとした運動を増やせばダイエットの継続につながるかも。
・大股で早歩き
・階段を使う
・1駅手前で降りて歩く
・デスクワーク中に立つ頻度を増やす
・歯磨きをしながらつま先立ちをする
・テレビを見ながらスクワットをする
忙しくて自分の時間が確保できない人は、娯楽と運動を同時にこなすのもおすすめ。推しのライブDVDを見ながらトレーニングなんてモチベーションが上がっていいかもしれませんね。
「1人で難しい場合はジムやスタジオに通う」
「自力じゃどうしても挫折しちゃう!」という人はジムやスタジオに通うのもおすすめ。「どのようにダイエットに取り組んでる?」という質問では「1人で行う」の次に多かったのが「ジムやフィットネスに通っている」でした。
オリジナルメニューでトレーナーと頑張りたい人はパーソナルレッスン。ダイエット仲間を増やして楽しく運動したい人はグループレッスンのスタジオに通っている様子。
体のラインや姿勢を整えてスタイルアップを目指したい人の中には、ピラティススタジオを選ぶ人もいるようです。特にマシンピラティスは、専用マシンのサポートがあるので筋力が少なくても正しい姿勢でトレーニングできて、運動が苦手でも効果を感じられると女性に人気みたいです。
継続できない人におすすめのダイエット方法! 運動・食事・睡眠で抑えたいポイント
ダイエットが続かない人におすすめのダイエット方法を「運動・食事・睡眠」の三つに分けてご紹介していきます。
①運動:有酸素運動と筋力トレーニングをバランスよく行う
ダイエットのために運動する際は、有酸素運動と筋力トレーニングをバランスよく行うことが大切です。
【有酸素運動と筋力トレーニング(無酸素運動)】
・有酸素運動
ウォーキングやランニングなど20分以上動き続けられるもので、脂肪燃焼がメイン
・筋力トレーニング
無酸素運動とも呼ばれ、腹筋やスクワットなどの筋力アップや引き締め効果がメイン
脂肪燃焼がメインなのは有酸素運動ですが、筋肉がないと代謝が上がらないためどちらも重要な運動です。
アンケート結果を見ても、有酸素運動と筋力トレーニングを取り入れている人が多いようですね。「筋トレ→有酸素運動」の順で行うと脂肪燃焼効果が高まるようなのでぜひ試してみてください。
また、ピラティスは有酸素運動×インナーマッスル強化が叶うため、人気が高まってきているようです。
②食事:過度な制限はストレスに!量より質・時間を重視
ダイエット中の食事の基礎として重要なのは、制限をかけすぎず、栄養価のバランスや食べる時間を意識することだそうです。
食事を抜いて空腹時間が長くなると、食後の血糖値が上がり、脂肪を溜め込みやすい体になるので規則正しく食べることが重要。量を減らしすぎると、体や美容に必要な栄養がまで失われてしまうため、過度な制限はN Gです。
自分の消費カロリーを計算して、それを下回る摂取カロリーの範囲で野菜・タンパク質をバランスよく食べることが大切です。
③睡眠:8時間が望ましい!休息日もしっかり作る
実は十分な睡眠と休息を取ることもダイエットには重要。睡眠不足は代謝を低下させ食欲を増加させる原因となるんです。つい食べてしまったという事態につながりかねません…
また、就寝後3~4時間後に成長ホルモンが分泌されて代謝アップに役立つのでしっかり睡眠時間を確保しましょう。
無理せずダイエットを続けよう!
理想の体型は目指したいけれど、できれば無理はしたくないですよね。ダイエットをする予定のある人は、ご紹介したポイントを参考に、自分のペースで無理のないダイエットにチャレンジしてみてくださいね。
情報提供元/株式会社HYV