CanCam編集長が語る!2016年のトレンドはあのパンツに注目【編集長インタビュー】

WI そういった意味では、『CanCam』らしい特集を組みやすかった年だったんですね。

塩谷 実は、新しいアイテムに関する特集でこれだけページを使うのは、かなり賭けみたいなところがあって。でも、かなり読み込んでもらえたみたいで、読者がファッションに対して積極的で抵抗が少なくなってきていることを実感しましたね。

 

WI 読者の方々の感覚や受け取り方が「変わってきたなー」と感じることがありますか?

塩谷 やっぱりファッションに関して雑誌だけでなく、いろんなところから情報を得ているので、本当に詳しいんです! かつ、自分のことをよく知っている。たとえば自撮り文化とか、そういったことも絶対影響あると思うんですけど、自分をどう見せればいいかを本当にみんなよく知っていて……そういうこともあって、やっぱり読者のファッションに対する姿勢も変わってきているなと思います。

 

WI 2016年はどんなアイテムが流行すると思いますか?

塩谷 来年だと「ガウチョパンツ」はもちろん、最近「ワイドパンツ」の波がきていて。「ガウチョパンツ」は七分丈なのでまだ肌見せができるんですけど、「ワイドパンツ」だともっと長いので、そうなるとあんまりみんな好きじゃないのかなと思っていて。「スカーチョ」っていう、ガウチョの裾がもっと広がってスカート感の強いボトムもあるんですけど、『CanCam』の読者はそちらに流れるんじゃないかな?なんて思ってます。あとは「ジレ(ベスト)」。これも今までの『CanCam』のテイストとは異なるものですけど、さっき話したような読者の反応を考えると、かなり気になりますね。