CanCam編集長が語る!2016年のトレンドはあのパンツに注目【編集長インタビュー】

Woman Insight編集部(以下、WI) 今年の8月号から手がけられているというわけですが、新編集長である塩谷さんが見てきた『CanCam』の2015年はどんなものでしたか?

塩谷薫編集長(以下、塩谷) ファッションの傾向で「おっ、これは!」と思ったのは、新しいアイテムに対する読者のみなさんの食いつきがいつも以上によかったことですね。これに関しては、ちょっと前の『CanCam』とは大きく違うこと。

 

WI たとえばそれは、どんなところに表れていたのでしょう。

塩谷 「ガウチョパンツ」や「コーディガン」など、例年以上に特徴的なアイテムが集まった年だったのですが、そこに対してすごく反響があり、実際に取り入れている読者も本当に多かったんです。たとえば「ガウチョパンツ」ってスタイル良く見せるのはちょっと難しいし、いろんな理由でみんな躊躇しそうなアイテムだと思ったんですけど、今やこれだけ「ガウチョガウチョ」って盛りあがって浸透していて! それがなぜかと言うと、各ブランドさんがみんなの好きなテイストに合わせた素材やデザイン、着やすさなどに配慮して、幅広く展開してくれたからだと思ってます。

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WI 『CanCam』でも特集は多く組まれていましたよね。

塩谷 そうですね。最近だと10月号では「夏からの秋ガウチョ、『足元どうする?』問題」、11月号では「コーディガン、『こうすれば着こなせます!』徹底比較Q&A」などのテーマを組みました。『CanCam』の特徴であり役割は、「ファッションをきちんと噛み砕いて説明する」こと。流行のアイテムに対する「どう着こなしたらいいんだろう」「職場や学校へ着ていくにはどうしたらいいんだろう」「アイテムをどう着回せばいいんだろう」といった悩みに、解決策を示してあげる必要があるんですよね。その点今年は、「ガウチョパンツ」や「コーディガン」など噛み砕きがいのあるアイテムが多かったですね。