Q.ガラケー時代の思い出や黒歴史があれば教えてください。
◆まず見た目
「当時読んでいたティーン誌に掲載されていた、かわいい読者モデルの子たちが、『携帯はラインストーンでデコるのが常識っ☆★』とか言っていたのを真似して、近所の薬局のネイルコーナーに売っていたラインストーンをへたくそに貼っていた……家にあった弱い接着剤で貼っていたので速攻とれて、かわいいというよりはみすぼらしかった」
ありましたね。懐かしいですね。スマホカバーのようにカバーが普及していなかったので(確か)、自分でシールやラインストーンでデコッたりしていた女子高生時代……。
◆こんなのあったね
「今の若い子はやってない気がするけど、当時は「ぁぃぅぇぉ」とか「ゎ」とか小文字にするのがかわいいと思っていた。ぉはょぉ♪とかやってた。今見るとあまりかわいくない気がする」
私の周りは8割くらいやってました。今の女子高生って……やってるのかな。
「全国的に流行っていたのか、うちの近所だけで流行っていたのかわかりませんが、カップルの彼氏の名字を使って“〇〇夫婦”っていうサイトをつくるのが流行っていた。たとえば彼氏の名字が佐藤だったら“佐藤夫婦”にして、ふたりで日記を書いていたり、チュープリを載せたりしていた。もちろん別れると消す(笑)。当時はうわ~と思っていたけれど、その中に本当に夫婦になった人がいて、勝手に感慨深い」
今思えば公開カップルアプリみたいな感じなんでしょうか、「〇〇夫婦」。あと総代とか副代とか設定してサークルをつくって、そのサイトまでつくる……とかも流行っていたような。クラスのスクールカーストが高い人たちがやっていた気がします。
「昔は絵文字に互換性がなかったじゃないですか。なので向こうはかわいい絵文字を使ってるつもりでも全部表示されなかったり、かわいくなかった」
今の高校生くらいの子たちは、「昔は絵文字に互換性がなく、たとえばドコモからauの携帯に絵文字を送ると、問答無用で「〓」が表示されていた」ということとか知ってるんでしょうか……。
たとえばこんな感じだったんですよ。
★こんなのを送ったつもりだった★
★でもこう表示されてた★
頑張って自分の高校生当時に、ギャルが打ってたような文章を打ってみましたが、自分が女子高生時代、小文字も絵文字もほとんど使ってなかったので、不自然ですね。
あぁ懐かしい。
◆甘酸っぱい黒歴史
さて、ではそろそろ甘酸っぱい思い出いきまっせー!!
「うちの高校では応援団長(イケメン)がすごく人気だったので、団長の隠し撮り写真が女子生徒の間でものすごく流通していた。今思えば画質もすごく低いのに、それを大事に見ていた」
「好きな人専用の着メロと、専用のメールボックスを設定して、あげくの果てに受信メールを全部保護していた。“はーい”とか“うん”とか、そんな返事でも、すべてです」
「電池のふたの裏に彼とのプリクラを貼ってた……(遠い目)」
「恋人にブチ切れて、いわゆる“逆パカ”したもの3台含めて全部とっておいています……」
懐かしいですね。使われている単語が懐かしいですね。「逆パカ」とか。「電池のふたの裏」とか。
好きな人専用の着メロとか着うたとか、ありましたよね。YUIの『CHE.R.RY』とか甘酸っぱい歌を好きな人専用にして、その音が鳴るだけでビクゥッてしてましたね。
メール保護も懐かしいですね……今でいう、gmailなら「フラグ」、Twitterなら「お気に入り」改め「いいね」みたいな感じで、あとで見返したいメールを保護してBOXに分けておいたりしてたんですよね……そんな時代もありましたね……。「元カレフォルダ」「今カレフォルダ」があって、今カレとうまくいったら元カレフォルダごと思い切って消す、とか……懐かしいですね……。
携帯を手にすると、人間関係は携帯とともにあるもの。
その時代の人間関係が色濃く残っているので、なかなか携帯電話って捨てられないんだな、と思います。意外とたまに開いてみると面白かったりするんですよね。充電器は捨ててしまっているので、なかなか電源が入らない……ということはあるかもしれませんが、もし充電器も残っているなら、眠れない夜にでも電源オンしてみることをおすすめします(笑)。秋の夜長にあなたの歴史を、プレイバック!(後藤香織)
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