【診断テスト】「節約or運用」やるべきはどっち?お金のプロに聞いてみた

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物価高が叫ばれる今日、お金について考えることが増えた人も多いはず。20代女性はどうやってお金と向き合っているのか、it gril&20代女性150人に緊急調査! 「節約派」と「運用派」のための最適なお金の管理方法をプロに聞いてみました。

★20代女性のマネー事情はこちら

お金のプロに聞いた!「節約」と「運用」どっちがお得?

教えてくれたのは…

ファイナンシャルプランナー 風呂内亜矢さん
1級ファイナンシャル・プランニング技能士。26歳&貯蓄80万円でマンションを衝動買いした経験からお金の勉強をはじめ、30冊以上の書籍などを手がけている。YouTube「FUROUCHI vlog」では、実体験に基づいたテクを発信中。

まずは節約が基本! 貯蓄ができたら運用にトライ

「今の、20代の傾向として感じるのは、お金に関して〝真面目〟な人が多いということです。一方で、お金のことを考えるのが苦手な人と得意な人の差が大きいというのも特徴。それでも10年前とちがうのは、誰もが物価上昇を感じているということ。つまり今の時代、総合的にお金への関心は高まっているのです。

では、節約と運用のどちらがお得かということですが、〝即効性〟を求めるなら節約、〝遅効的〟でもじっくり価値を高めていきたいなら運用です。例えば、一年を通して着実にお金が増えていく節約に対し、運用は増減の可能性があり、一年では成果の判断がつきません。お得=増えるとすると、短期間なら節約、長期間なら運用がお得。ただし、運用は確実性があるわけではないのでご注意を。

そもそも、先ほどお伝えしたようなお金に苦手意識がある人や貯金がない人は、節約のステップからはじめて、運用のための資金を貯めるのがおすすめ。いきなり運用からはじめると、立ち行かなくなる可能性があります。ちょっとずつでも、地道にやっていきましょう。

そういうときに考えてほしいのは、自分にとっていちばんいい資産形成とはどんなものかということです。SNSなどで〝○か月で○万円貯めました〟などのワードを見かけると、自分も同じようなやり方で同様の金額を目標にしないといけないのではないかと焦る人も多いと思います。でも、ここでいちばん大事なことは、〝今の自分があと一歩ステップアップするためにできることを見極める〟こと。他人の目標を自分の目標にしてしまうと、生活が苦しくなってしまう可能性があるので、あくまでも自分軸で資産形成に取り組んでいきましょう」

Q.そもそも、最低でもいくらあれば安心なの?

A.60〜120万程度(生活費の3〜6か月分)

「急な病気やケガで働けなくなったり、失職したり、転職や資格取得のために休職したりと、何かあったときにも希望の道を選べるようにするためには、最低でも生活費の3か月分あると安心です」


私がやるべきはどっち? 節約or運用 診断チャート

結局何からはじめたらいいのかわからない人も多いはず! 簡単なチャート診断で、今の自分に最適な資産形成の方法が明らかに!


FP 風呂内さんに教わる、「節約&運用」やるべき3ステップ

診断チャートで該当したタイプにしたがって、お金の管理をはじめよう! それぞれのタイプがまず行いたい3ステップで資産形成にトライしてみて。

【節約の3ステップ】

STEP1|現状の把握…通帳やカード明細などで支出を確認

「月々の支出を把握することが、節約の第一歩。何にいくらかかっているのか、固定費を含むお金の流れをチェックしてみて。オンライン通帳なら、すき間時間に確認ができて便利」

STEP2|固定費の見直し…〝四大固定費〟の棚卸しをする

「〝三大固定費〟といわれる住居、通信、保険に加えて、サブスクの見直しも。各固定費の現状を把握して、通信費のプランを変更したり、住居費の補助金があるかどうかを調べよう」

【四大固定費】
・住居費…「自治体や会社の家賃補助を調べて。対象自治体の多くは転入時お得に」
・保険費…「扶養の有無や資産に合わせてどんな保障が必要なのかを検討して」
・通信費…「1か月のデータ使用量などを見返して、こまめにプランを変更して」
・サブスク…「支払い先すべてを見返し、うっかり続けているものがないか確認」

→貯金のない人こそ「保険」が必要
「医療保険などの保険費は〝もしものための備え〟なので、貯蓄が充分にある人や会社の福利厚生が充実している人にとっては不要なことも。むしろ貯蓄がない人にこそ検討が必要!」

STEP3|自然とお金が貯まる仕組みをつくる

① 3つの口座をつくる
②「定額自動入金」を利用する
③「生活費」の口座のみでやりくりする

「まずは、生活費、貯金、運用、それぞれの専用口座を用意して、それぞれの1か月の予算を決めよう。次に、〝定額自動入金〟などのシステムを利用して、毎月自動的に3つの口座に予算どおりのお金が振り込まれるような仕組みをつくって。生活費の口座以外には手をつけず、1か月のやりくりをしていくのがポイント」

「生活費」を細かく分けて使いたいなら…
月の生活費を4等分して、プリペイドカードにチャージするのも手

「生活費を細かく仕分けたいという人は、プリペイドカードがおすすめ。1か月の生活費を週ごとに分けてこまめにチャージしていけば、使いすぎを防げてポイントも貯まる!」

発行会社:三井住友カード株式会社

▲Visaプリペ…月々の利用金額に応じて0.25%が還元される
Visa加盟店で使用可能。月々のカード利用金額に応じて、0.25%が還元される。オートチャージ機能付きも◎。

▲dカード プリペイド…支払い額200円ごとに1ポイント貯まる
ローソンやセブン銀行ATMなど、コンビニで手軽にチャージ。審査なし、年会費&発行手数料無料で利用可能。


【運用の3ステップ】

STEP1|家にある全てのお金を把握…どんなお金がいくらあるかをチェック

「今ある資産のすべてを仕分け。どこの口座にいくらあるのか、そのお金は今後も使わずに貯蓄し続けておけるのか、それとも3年後に使う必要が出てくるのかなど、予定を見通して」

STEP2|証券会社を選ぶ…商品数が多い会社から条件に合う銘柄を

「どこで口座開設するのかを考えるのも重要なステップ。商品数が多い証券会社がおすすめ。中には、NISAで200以上の銘柄数を取り扱う証券会社も。あまりにも迷う場合は、生活圏内にある金融機関で相談するのも手」

迷ったらチェック!
商品数も多くて、ポイントも貯まる

毎月自動でポイントが貯まる(条件あり)。全上場銘柄&売買手数料無料の日本株を1株から購入可。

毎月投信積立額に応じて0.5〜2.0%が還元される(条件あり)。初心者でも使いやすいと評判。

STEP3|どういう方法でいくら運用するか決める…NISA? 株? いくらが妥当?

「例えば〝毎月5000円をNISAで運用する、株を買う〟など、具体的な運用プランを練って。初めての運用はNISAがおすすめ」

Q.初心者におすすめの運用は?

A.NISA(バランス型/オール・カントリー)
「NISA(少額投資非課税制度)とは、投資で得られた収益が非課税になる国の税制優遇制度。その中でおすすめなのがこの2つ。バランス型とは、株だけでなく債券などを含むいくつかの商品を均等に持つ銘柄。オール・カントリーはアメリカ株が半数以上、残りは世界各国の株から構成される銘柄。いずれも商品がブレンドされていて、1本でリスク分散ができるのが魅力的」

▶︎上手な運用POINT

・分散させる
・少額からちょっとずつ

「金融商品を購入するときにいちばん大事なことは、〝分散〟。同じ性格の商品を持つのではなく、あえて異なる性格の商品をちょっとずつ持つことで、リスクを分散させることができます。また、はじめから高額を運用するのではなく、まずは1,000円などの少額からはじめて、様子を見ながらちょっとずつ増やしていくのもポイントです」

▶︎MORE STEP|未来のマネープランを立てよう!

5年後、10年後のライフイベントでかかるお金の予定を把握して運用のゴールを見定めよう
今後起こりうるであろうライフイベントと、そこでかかるお金を想像しておくと安心。資産形成のひとつの判断材料になるはず。

日本FP協会「ライフプラン診断」

日本FP協会の「ライフプラン診断」。簡単な質問に答えるだけで今の自分へのアドバイスがもらえる。

CanCam2026年9月号「令和のマネー論争! 『節約派vs運用派』、どっちがお得?」より
撮影/黒石あみ 構成/森谷香菜 WEB構成/稲垣あすか
※すべて2026年7月6日時点の情報です。制度やサービスなど、内容は変更になる可能性があります。ご了承ください。