人生の先輩に聞いた!「持ち家vs賃貸」論争。メリット・デメリットを教えてください!

交際、結婚、昇進、出産…いろんなライフプランの変化が現実的になってきた20代半ば。今後のライフプランを考えていく上で切っても切り離せない問いって、やっぱり“家”。東京のマンション相場が億越えした話とか、50年ローンだとか、周囲からいろんな話を聞く中で、「多少ムリしても早めに資産をもつべき?」「価値がどうなるかもわからないし、リスキーなのかな?」と、いろんな疑問が浮かんできてしまいますよね。

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今回は、株式会社AlbaLinkが全国の男女500人を対象に実施した「持ち家か賃貸かに関するアンケート」をもとに、賃貸と持ち家って結局どっちがお得なの? を徹底分析! 人生の先輩方から賢く学んでいきましょう♡

持ち家vs賃貸 今の家はどっち?

「現在の住まいは持ち家? 賃貸?」と聞いてみたところ、「持ち家」と答えた人が53.2%で、半数をやや上回りました! 一方で、持ち家を手に入れた方法はさまざま。経路を聞いてみると、自分で購入したのではなく「実家に親と住んでいる」「実家を相続して住んでいる」という人も割と多いようです…! それでは、持ち家を選んだ半数以上の皆さんは、どんな理由で持ち家にしたのでしょうか?

持ち家に住む理由は? 1位は、「経済的なメリット」

持ち家に住む理由の1位は「経済的なメリットがある(19.9%)」でした。僅差の2位は「もともと家があった(19.2%)」です。積極的に持ち家を選んだ人もいれば、相続などで自然と持ち家になった人もいました。次いで「資産形成」「自由度の高さ」「子育てのしやすさ」が並びます。これらの理由について、詳しくみていきましょう。

♦︎1位 経済的なメリットがある

  • 住宅ローン控除があり、税制上有利になる。かつ将来的には自身の資産になるから(20代 男性)
  • 固定資産税はかかるものの、毎月の固定費を抑えられるから(30代 女性)
  • 賃貸は高い。買ってしまったほうが、支払いは安いため(40代 男性)

住宅の購入金額を月ごとに割って考えてみると、月額の家賃よりも購入の方が費用を抑えられるという声が多いことがわかりました。また、ローンを払い終えた後は、固定資産税やメンテナンス費のみ。自分の子どもに相続したり、売却したりと長期的にみて手堅い資産になるということもわかります。

♦︎2位 もともと家があった

  • 実家が空き家になっていたため、自分が住むことにした(30代 女性)
  • 幼少期に父親が現在の土地に家を建て、今も共に生活しています。とても愛着があり、何より住みやすい家です(50代 男性)
  • 実家に住んでいて、親が亡くなってそのまま受け継いだから(60代以上 男性)

「実家を相続した」「親族の家が空き家になっていた」「実家に親と住んでいる」などの環境があり、持ち家に住んでいる人も。自ら購入する必要もないので、立地や築年数に問題がなければ圧倒的に費用を節約することができそうです。自分好みにリノベーションするのもいいですね。こうした理由は、「経済的なメリット」に直結していそうです。

♦︎3位 資産になる

  • 将来子どもたちに残せる資産が欲しかったから(30代 女性)
  • 支払った分がなくなるのではなく、目減りするとしても資産となって残るから(30代 男性)
  • 賃貸の場合は支払った家賃が戻って来ない。一方の持ち家は資産として残せるから(60代以上 男性)

賃貸は、支払った分が戻ってくることはありません。でも、持ち家ならそれが自分の資産となる。これも、持ち家を選んだ人たちの大きな理由の一つ。

♦︎4位 自由度が高い

  • 注文住宅なので、自分たちの生活に合わせた間取りにできた(30代 女性)
  • 持ち家は、自分の好きなように内装を変えられる。トイレやお風呂などの設備も、自分のタイミングで好みのものに変えられるので(60代以上 女性)

持ち家の場合は、立地を選ぶところから間取りやトイレ・風呂等の設備まで、充実させたい点に合わせて自由にコーディネートできるのがいいところ。もちろん注文住宅なら間取りから自分で考えられ、建売や中古でもリノベーションが可能。年齢を経るにつれ、子供部屋を分割したり、エレベーターをつけたりと、機能面でも柔軟に変化させられます。こうした点は、暮らしの満足度の向上につながります!

♦︎5位 子育てしやすい

  • 子どもが小さいので、泣き声や走り回る音もあまり気にせず過ごせる(30代 女性)
  • 賃貸ではのびのびと子育てをすることがなかなかできなかったからです。賃貸住まいのときは周りの人に迷惑をかけないよう、子どものおもちゃの電池は抜き、最低限の音しか出せませんでした(30代 女性)

子育て中の家庭は、子どもの声や走り声で騒音とされないための対策や、落書きを厳重に禁じたりと、賃貸では一層制限が強くなります。一方、戸建の持ち家であればそうした騒音に関してはそれほど気にする必要もなく、庭でのびび走り回ったりと子どもの遊びやのびのびした成長を邪魔しません。こうした自由度の高さが、子育て世代には大きな魅力です。

賃貸に住む理由は? 1位は、「引っ越しやすい」

賃貸に住む理由の1位は「引っ越しやすい(36.8%)」。転勤族の家庭などは仕事の関係で頻繁に移動するのが当たり前。ひとつの場所に家を買うとなれば、単身赴任が前提となってしまうため難しいです。

2位には「持ち家を買うお金がない(24.4%)」と答えた人も2割以上にのぼります。のちのち資産にならないため、払ったお金が戻ってくることはないと分かっていながらも、ローン返済の目処が立たないとなると、購入はげんじつてきじゃないですよね。

ここから、「身軽さや楽さのため、積極的に賃貸を選択している層」「本当は持ち家を買いたいけれども、ハードルを感じている層」に分かれていることがうかがえます。こちらも詳しく理由を探ってみましょう。

♦︎1位 引っ越しやすい

  • そもそも持ち家という選択肢がない。いろいろ住みかえたいから(20代 女性)
  • 住みかえがしやすい。生活スタイルに合わせて固定費を変化させられる(30代 男性)
  • 賃貸だと急な引っ越しに対応しやすい。家電家具付きの賃貸もあるから、必要最小限の荷物で入居できる(40代 男性)

持ち家でも「自由度が高い」という理由がランクインしていましたが、こちらは物理的な引越しのしやすさという点で利便性が票を集めました! 賃貸だと、ライフスタイルの変化に合わせて柔軟に住みかえられます。「転勤が多い」「いろんな場所に住みたい」「今後家族構成やライフステージが変わりそう」という家庭には、賃貸の選択肢が合っているようです。

♦︎2位 持ち家を買うお金がない

  • 好きで賃貸に住んでいるわけではなく、単に持ち家を買えるお金がないからです(30代 女性)
  • 30歳手前でUターンした際に、持ち家を持てる財力がなく、賃貸が手っ取り早かったので。以来ずっと賃貸生活です(40代 男性)
  • 家の購入資金がない。ローンを組むには年齢的に遅い(60代以上 女性)

本当は持ち家がいいけど、お金がなくて仕方なく賃貸派も多いよう。まとまった頭金を支払う財力や、審査を通過し、長期に渡ってローンを返済するだけの安定した雇用と給与などを考えると、なかなか難しいのが現実。確かに賃貸に入居するときも初期費用は必要で、入居審査もありますが、家を買うよりも圧倒的にハードルが低め。「賃貸しか選べない」人たちもかなりの割合でいるということがわかります!

♦︎3位 経済的なメリットがある

  • 家賃が安いため、お金が貯まるから(20代 女性)
  • 会社が借り上げている寮のため(30代 男性)
  • 夫の会社から住宅手当が出るので、結婚してからずっと賃貸(40代 女性)

持ち家派とはまた違った経済的なメリットが浮かび上がってきました。それは、会社からの住宅補助や寮。会社によっては借上社宅で好きな家に安い家賃負担で居住できるシステムがあったり、まだ独身で若い年齢であれば会社が用意した綺麗な寮に住むことも十分にメリット。結果的に、家を買うよりよっぽど安い負担で住めることにもつながります。

♦︎4位 独身である

  • ひとり暮らしなので持ち家を持てるような状況ではないし、持ち家である必要がないから(20代 女性)
  • ひとり暮らしであるため。配偶者や子どもなどがいれば、考えたと思う(30代 女性)
  • 独身のひとり暮らしだから(50代 男性)

持ち家は「結婚したり、子供ができてから」という考えも。マンションであれば1LDKなど独身向けの住宅もありますが、販売されている家の多くはファミリー向けだったりしますよね。自分が今後どう生きていくのかが定まらない状態にあると、大きな買い物は避けたいと思うのも当然です。

♦︎5位 家の管理が楽

  • 賃貸では、階段や外などの掃除はアパートと契約している会社がやってくれるからです(30代 女性)
  • 住居に不具合があったら、大家さんにすぐ対応してもらえるからです(50代 女性)

賃貸では、「建物の大規模修繕」「共用部分の掃除」「設備の故障対応」などの面倒なものも、管理人さんや大家さんが負担してくれます。一方持ち家では、こうした問題にも自分で対応しなければいけません。仕事や私生活が忙しく、建物自体の管理をするところまでなかなか手が回らない人は、賃貸のメリットも大きいようです!

持ち家に感じている不安はある? 1位は「ローンの完済」

「持ち家に感じている不安」を尋ねたところ、最も多かった回答は「ローンの支払いができるか(30.1%)」で、2位の「維持費がかさむ(28.2%)」も僅差でした。この二つの回答はどちらも支払いに関するものであり、全回答の6割にあたります! それではTOP3までの理由を、詳しくみていきましょう。

♦︎1位 ローンの支払いができるか

  • 子どもが成長するにつれて出費も多くなると思われるので、住宅ローンをしっかりと払っていけるかが心配(20代 男性)
  • 住宅ローンが70歳まであること(30代 女性)
  • 金利が上がっているため、ローンの支払いが不安(50代 女性)

持ち家を購入する場合、多くは住宅ローンを組みます。しかし、30年以上の返済になることも少なくないと考えれば、支払いが終わるのは70歳? 80歳?

高齢になっても支払いことができるのか子育て中の段階で予期せぬ出費が出たり、変動金利によって返済額が増える負担もあります。こうした不安は、やはり多くの人が一番に挙げるものとなっているようです。

♦︎2位 維持費がかさむ

  • 住宅ローンはよいが、マンションなので管理費がずっと続く(30代 女性)
  • 修繕費や固定資産税といった維持費が継続的に発生する点です。とく築年数の経過に伴う大規模なリフォーム費用は、高額になります(30代 男性)
  • 将来的な修繕費用や固定資産税の負担が心配です(50代 女性)

持ち家にかかる費用には、ローンのほかにも、固定資産税や修繕費なども。例えば分譲マンションの場合には、こうした費用は多くかかる傾向があります。具体的には、「管理費」「修繕積立金」「駐車場代や駐輪場代」「専用庭の使用料」など。ローン返済後もこうした負担が継続的に、そして値上がりの可能性もあると考えると、ちょっと躊躇ってしまいますね。

♦︎3位 災害時の対応ができるか

  • 自宅の近くが崖のようになっているので、地震や台風の際は、崩れるのではないかと不安です(40代 男性)
  • 川が近いので災害のリスクがある。 できれば引っ越したいのだが、 お金の問題などでなかなか引っ越せない(50代 女性)

日本は災害が多いだけに、やっぱり考えてしまうのはこの問題。例えば崖地は土砂崩れ、海辺は津波、川沿いは氾濫の恐れが。持ち家の場合は自ら修繕費用を支払わなくてはならず、こうしたときの自己負担は大きくなりがち。その点でいうと、賃貸の方が楽です。

賃貸に感じている不安は? 「老後に住み続けられるか」がダントツ1位

賃貸に感じている不安のダントツは「老後に住み続けられるか(40.2%)」です。高齢になると現役世代の頃と同じ家賃を払い続けられるかという疑問や、新たに賃貸の契約を結びづらいという話も聞きます。そうした点から、賃貸は安定的で長期的な暮らしの不安が生じやすいことがわかります。こちらも、TOP3までの理由をチェックしていきましょう。

♦︎1位 老後に住み続けられるか

  • 高齢者は賃貸の契約を更新してもらえないという話を聞くので、老後の住まいは不安に感じる(30代 女性)
  • 会社を退職して年金生活になっても、賃貸を借り続けることが可能か(40代 女性)

通常、賃貸物件は2年程度で賃貸契約を更新しており、年齢を理由に契約更新を拒否されることはありません。でも、高齢になってから引越しを検討した場合、家賃の支払い能力や孤独死のリスクを理由に入居審査が厳しくなる可能性があります。こうした点から、「物件を借りれなくなったらどうしよう」と悩む人が多いようです。

♦︎2位 建物の老朽化が進む

  • 築25年のマンションに住んでいるため、お風呂の配管やエアコンの室外機などがどんどん老朽化していってしまうこと。先日お風呂の配管が壊れ修理を依頼したが、古い型のため、部品の手配などで直すのに相当時間がかかった(20代 女性)
  • 建物が築40年くらいなので、近い将来建て替えのために追い出されてしまう懸念があります(40代 男性)

物件が古くなって手入れしなくてはならない場面が増えていくことで、適切な対応をしてもらえるのか、修理するにしても、可能なのかといった悩みも。また、こうしたことが積み重なっていくと大家さんも建て替えを検討せざるを得なくなります。高齢になってから出て行かざるを得なくなった場合、1位に挙がった「老後に住み続けられるか」という悩みにつながるようです。

♦︎3位 家賃が値上がりする

  • 家賃が年々上昇する可能性があり、長期的な住居費の見通しが立てにくい(20代 女性)
  • 家賃がどんどん値上がりしていくことが不安(30代 女性)

現在、全世代が直面しているといっても過言ではない家賃の上昇。今借りている家ですら、「物価上昇で賃貸物件を維持するためのコストが上がっている」「地価や建物の評価額が上昇した」といった理由から、大家さんから値上げを相談されることも少なくありません。固定費の変動は家計に響くため、不安が大きいようです。

今後住み替えるなら…賃貸? 持ち家?

「今後住み替えるとしたら、持ち家か賃貸のどちらを選ぶか」と尋ねたところ、「持ち家(62.0%)」と回答した人が6割以上に! これを「現在も持ち家の人」「現在は賃貸の人」に分けてみると、次のような結果に。

続いて、現在の居住形態別に「今後住み替えるとしたらどうする?」を尋ねました。結果、持ち家に住んでいる人の8割近くが「住み替えるとしても持ち家」と回答。持ち家での生活に対してある程度満足しており、住み続けたいと感じている人が多いことが読み取れます。

一方で賃貸住まいの人では、「住み替えるとしても賃貸派」が6割ほど。「引っ越ししやすい」「管理が楽」という理由で賃貸に住んでいる人からの支持は厚いことがわかります。反面、4割は持ち家にしたいと回答していることから、「いつ賃貸から持ち家に移行するか」を検討している人もかなりの割合でいると判明しました。


やはり、持ち家を選んだ人はローンを払い終えた後に資産として支払った分が戻ってくる点をはじめとした、経済的なメリットが大きく、かつ子育てを含めた自分らしい暮らしに適応しやすいということがわかりました。一方で賃貸派は移動の自由度が高いこと、家賃補助が手厚い場合、支払いが安く住むといった利点が目立ちました。しかし、賃貸派にはいずれ持ち家にしたいという人も一定数いることがわかっています。

本記事では、20代にはまだ早いかもしれませんが、人生の先輩方から聞いた持ち家・賃貸それぞれのメリット・デメリットをご紹介しました! 今後の人生設計に向けて、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね♡(Ami)

出典元:お困り不動産の売却なら訳あり物件買取ナビhttps://albalink.co.jp/realestate/empty-house-disposal/https://albalink.co.jp/realestate/sell-vacant-house/