遠距離とわかって付き合う男性心理とは?本気度が高いからなの?

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最近はSNSやアプリなどでお付き合いを始める男女も増えています。そこで問題になるのが「遠距離恋愛になるかもしれない」ということ。今回は遠距離だとわかっていて付き合う男性心理や、遠距離恋愛を長続きさせるコツをご紹介します。

遠距離だとわかっていて付き合ったことはある?

Q.今まで「遠距離恋愛になる」とわかっていて付き合ったことはありますか?

ある…42人(21%)
ない…158人(79%)

20~30代男性200人に聞いたところ、「ある」と答えた人は21%。約5人に1人となりました。意外と多いですね。仕事の都合や進学のための上京などで仕方なく遠距離になってしまう場合や、アプリやSNSで出会った人がそもそも遠距離だった場合などが考えられます。

(アンケート/株式会社クロス・マーケティング QiQUMOにて調査)

遠距離とわかって付き合う男性心理

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遠距離恋愛経験者の男性に、遠距離になるとわかっていながら交際に踏み切った理由を聞いてみました。

1.好きだから

  • 「好きだから」(回答多数)
  • 「相手が好きだから」(29歳・公務員・教職員・非営利団体職員)

シンプルに相手のことが好きだから付き合い続けたという意見が目立ちました。遠距離になるとわかったとしても、それで愛情が消えるわけではありませんよね。

2.遠距離でも会いに行けばいいと思ったから

  • 「距離があっても会いに行けばいいと思った」(29歳・会社勤務)
  • 「遠距離でもたまに会うことはできるから」(33歳・会社勤務)

移動に時間をかければ会いに行けるのなら別れないという意見です。確かに会える回数は減りますが、それだけ会った時の喜びは増すのかも。

3.理想の相手だったから

  • 「理想の異性だったから」(36歳・自営業)
  • 「別れる理由にはならなかったから」(26歳・会社勤務)

相手のことを本当に好きで理想的だと思っていたら、遠距離くらいでは別れないという意見。将来結婚も視野に入れたお付き合いなら、たとえ一時的に遠距離になったとしても、乗り越えようと思うのかも。

遠距離恋愛を長く続ける秘訣

 

続いて、遠距離恋愛で長く付き合うコツを見ていきましょう。縁結び大学が、遠距離恋愛を経験したことがある18~40歳の男女199人に行った調査結果をご紹介します。

Q.遠距離恋愛を長続きさせる秘訣は?(複数回答可)遠距離恋愛を長続きさせる秘訣は?

1位:毎日こまめに連絡(66.3%)
2位:相手を信じる(65.1%)
3位:将来設計をふたりで話し合う(51.2%)

最も多くの人が挙げたのは「毎日こまめに連絡(66.3%)」で、その他には「とにかく相手を信じる(65.1%)」、「将来設計をふたりで話し合う(51.2%)」が挙げられました。

また、「定期的に会うようにする(38.4%)」「ビデオ通話などで顔を合わせる(31.4%)」「おはようとおやすみを言う(27.9%)」「誕生日にはプレゼントを贈る(20.9%)」などの回答も多く、相手とのつながりを大切にすることが大事という意見が多くみられました。

遠距離恋愛を上手く続ける心理テクニック

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最後に、遠距離恋愛を長く続けるための心理テクニックを、認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。

1.“好意の言葉”を明確に伝えること

遠距離恋愛を維持していく上で欠かせないこと、それは「信頼」です。そこで重要なのは、自分の気持や愛情を、大げさなくらいハッキリと伝えるということ。遠距離恋愛中は、言葉にしなければ想いはなかなか伝わりません。「きっと分かってくれるだろう」という甘えは禁物なのです。自分の気持ちはずっと変わらないという態度を言葉で示せれば、そこに深い信頼感が生まれ結束力が生じます。心理学的にも、人は信頼されたらそれに応えようとするという実験結果があるため、手放しで相手に本音を伝えることが長続きの秘訣なのです。

2.会えない時間こそ愛が育つという思考にシフトする

物理的な距離が生まれると、心理的な距離も生じたかのように感じられるもの。でも、それはこれまで恋人との距離が近かったゆえの不安です。自分の生活のほとんどが恋人で埋まっていたからに他なりません。だから、遠距離の関係になった時には、その隙間を埋めていくことが大切です。心理的に、人間は手に入りそうで入らない距離が一番渇望感を生み、恋心も燃え上がるもの。でも、依存してはいけません。精神的に自立して強くなれば、これまでと違う“大人の恋(自立の恋)”を楽しめるようになれるはずです。ひとりの時間を楽しみ、次に相手に会うのを楽しみにしながら自分の生活を充実させていくように努力しましょう。

3.たまに送る手紙が相手のハートをつかむ

遠距離恋愛になったばかりの時は、とにかく恋人と電話やLINEをしたくなるもの。確かに連絡を取り合うのは、遠距離恋愛の鉄則ですよね。でも、それが続いてしまうと、いずれマンネリ化してしまったり、義務化されているようで息苦しくなってしまうことも…。そこで敢えてアナログな手法“手紙”を書いてみましょう。気持ちを整理して、会話では伝えられなかったことや素直な思いを文章で伝えるのです。電話やLINEとは違った新鮮さを相手に届けることができるはずです。心理的にも聴覚や視覚だけでなく、触覚を刺激できます。

4.恋人の住む街へ一度は行ってみる

遠距離恋愛で最も心配になるのは、相手の日常が目に見えないこと。恋人のSNSを見て「もしかしたら他に好きな人がいるのかも…」と浮気を疑いだすと、やりとりの内容もネガティブなものに。でも、相手にとって重たい存在になってしまうとアウトです。そこで、恋人の住んでいる街へ一度は行ってみましょう。できればお互い訪れるのが理想。相手がどんな生活をしているか、今の友人はどんな人かを知っておけば、そこに安心感が生まれます。生活環境の把握は、遠距離恋愛の不安を払拭する上で欠かせないアクションなのです。

【まとめ】

遠距離になるとわかっていても付き合うのは、愛情がある証拠。LINEやビデオ通話でコミュニケーションをとったり、たまに会える時間を大切にしたり…お互いを思いやる気持ちがあれば、離れている時間にもっともっと絆が深まるのかもしれません♡