結婚式を挙げるなら、自分たちの憧れを叶えながらゲストにも喜んでもらいたいもの♡でも初めてのイベントだからこそ、他の人がどんなセレモニーを理想としているのかも気になるところ。
そこで今回は、カジュアルウェディングプロデュース「スマ婚」及びウェディングフォトブランド「studio LUMINOUS」が、結婚関連のセレモニーを開きたい20~59歳の未婚男女221人を対象に実施したアンケートをもとに、「理想の結婚セレモニーのスタイル」や「主催者としてこだわりたいポイント」など、結婚式にまつわるリアルな意見をご紹介します。
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◆披露宴、リゾート挙式、フォトウエディング…どんな結婚セレモニーが理想?
まずはどんな結婚セレモニーが理想かを聞いてみたところ、1位は「挙式」(64.5%)、2位は「披露宴」(53.6%)と、やはり伝統的なスタイルが根強い人気を集めました。
ここ3年の割合を比べてみると、「リゾート挙式」のみ2023年から年々減少し続けているのが特徴。リゾート挙式はたしかに憧れますが、現実的に考えると「式場費用に加えて、旅費や宿泊費がかかる」「招待するゲストにも負担をかけてしまう」「物価上昇で、家計全体を見直す必要がある」などの懸念点があり、「憧れはあるけれど、もう少し身近な選択肢で…」と考えるカップルが増えているのかも。
しかしその他の項目は、2024年で一時的に減少したものの、2025年には全体的に回復傾向に。コロナ禍や経済面から控えめになっていた結婚式への想いが、少しずつ戻ってきているようです♡
――とはいえ最近は、結婚式や披露宴をぜずに入籍のみで結婚を済ませる「ナシ婚」を選ぶカップルも増えています。そんな中、セレモニーを開きたい理由とは?
◆結婚セレモニーを開きたい理由は…
半数以上の人が「自分の記憶に残る1日をつくりたいから」(56.9%)と答え、続いて「両親や家族へ感謝を伝えるため」(36.9%)、「大切な人たちに祝ってほしいから」(35.9%)、「結婚という人生の節目を形にするという義務感から」(35.4%)、「たくさんの人たちに祝ってほしいから」(33.3%)という順になりました。
自分たちの特別な思い出作りから始まり、家族への感謝、大切な人たちとの幸せの共有まで…さまざまな温かい想いが込められていることがわかります。人生の大切な節目だからこそ、きちんと形にして向き合いたいという気持ちを多くの人がもっているようですね♡
【年代別】
さらに年代別に詳しく見ると、どの世代もやはり「自分の記憶に残る1日をつくりたいから」が最多に。
CanCam読者にも多い20代は、「大切な人たちに祝ってほしいから」(38.5%)、「たくさんの人たちに祝ってほしいから」(37.2%)といった、周りから祝福されたい気持ちが他の年代と比べて強い傾向があります。みんなで盛り上がりたい、幸せを共有したい思いが表れていますね。
そして30代では、「両親や家族へ感謝を伝えるため」(40.4%)、「結婚という人生の節目を形にするという義務感から」(40.4%)と、自分たちの内面的な動機が20代に比べて強まっています。人生経験を重ねるにつれ、家族への感謝の気持ちや、けじめをつけたいという想いが深くなるのでしょう。
――では、いざ自分たちが結婚式をすることになったら、どんなところに気を配って計画したいのでしょうか? 「主催者としてこだわりたいポイント」を選んでもらい、多かった回答順にご紹介!
◆結婚式で「主催者としてこだわりたい(気を配りたい)ポイント」は?
1位:費用を抑えて、少なめのご祝儀・会費で参加しやすくする(43.5%)
最も多かったのは、費用の配慮。ご祝儀の相場は一般的に3万円ですが、「会員制」の結婚式なら会費の相場は1~2万円とされるので、ゲストの金銭的負担が減るメリットがあります。とくに結婚式ラッシュが訪れやすい20代〜30代のみなさんは、会費制のほうが参加しやすく出席率も増えそう。
2位:交通の便がいい会場を選ぶ(42.9%)
アクセスの良さも大切なポイント。駅近や主要な路線沿いの会場を選ぶことで、遠方から来る人も迷う心配がなく、ご年配やお子様連れでも乗り換えが少ない場所だと本当に助かるもの。交通費も抑えられ、ゲストにとってさまざまなメリットがありますね。
3位:おいしい料理や飲み物を用意する(38.2%)
料理が美味しいと会話もはずみ、「あの結婚式の料理、すごく美味しかったよね!」なんて後々までいい思い出として残ります。予算内でも、季節の食材を使ったり、地元の名産品を取り入れることで、印象深い特別な一日を演出できるはず。
4位:遠方から参加する人には宿泊先を手配したり交通費を支援する(32.5%)
遠方のゲストへの配慮も、とっても温かい心遣い。宿泊先を手配してもらえると、知らない場所でも安心して参加できます。交通費の一部でも支援があると経済的負担も軽減され、普段なかなか会えない友達や親戚も参加しやすくなります。
5位:参加者に楽しんでもらえる演出やBGMを用意する(29.8%)
思い出の曲をBGMにしたり、ビンゴやクイズなど参加型のゲームを取り入れたり、家族の一員であるワンちゃんに指輪を運んでもらう「リングドッグ」をしたり…主催者ならではの演出をとり入れることで、みんなが笑顔に。SNS映えする装飾を施して「フォトスポット」を作るのもステキ!
その他、6位「ドレスコードを厳しくしない」(28.8%)、7位「一律の金額で参加できる会員制にする」(28.3%)、8位「連休中やその前後など、参加しやすい日に開催する」(27.2%)などが上位にランクインしました。
◆結婚式は「平日or休日」どっちにしたい?
一部の式場では、平日割引プランがあったり、土日・祝日の料金を高めに設定している所も。そこで「開催費用を抑えるため、できれば平日などに開催したい」or「開催費用が高くなっても、連休中やその前後などに開催したい」どちらの考えに近いかを質問すると…全体的に「開催費用を抑えるため、できれば平日などに実施したい」派が多い結果に! とくに20代では、約半数の47.5%が費用を抑えるための平日開催に前向きでした。
「結婚式は土日祝に開催するもの」というこれまでの常識から、形式にとらわれない結婚式スタイルの広がりによって、開催日への価値観も変わりつつあるようです。
とはいえ平日はゲストの都合がつきにくいため、仕事が半休で済むようナイトウェディングにしたり、家族や仲の良い友達など親しい間柄のみでおこなうことも検討するといいですね。
◆結婚式の料理、「こだわり派orバリエーション重視派」どっち?
セレモニーで提供する料理や飲み物は、おもてなしの要であり、とっても重要。そこで「主催者である自分たちが気に入った選りすぐりの料理や飲み物を提供したい」or「参加者がいろいろと選べるように、料理・飲み物のバリエーションを豊富にしたい」どちらの考えに近いかを質問すると、世代ごとに違いが見られました。
20代では「主催者である自分たちが気に入った選りすぐりの料理や飲み物を提供したい」派が46.2%と多く、自分たちの「好き」や「こだわり」を形にしたい気持ちが強い傾向に。一方で、50代は「参加者がいろいろと選べるように、料理・飲み物のバリエーションを豊富にしたい」派が45.9%と多く、ゲストの多様なニーズに応えたい思いが表れる結果となりました。
これから結婚を迎えるみなさんは、今回のアンケート結果をヒントにしてみてくださいね♡(Mai)