◆人気ロースターで探す! お気に入りのコーヒーの選び方
1. 産地で選ぶ
コーヒーの主な産地は南米、中米、アフリカ、アジア。産地によって味わいに特徴があります。
ケニア……赤道直下で栽培される豆は、レモン、シトラス系の酸味が印象的な豆が多くなっています。
グァテマラ……クリーンな味わいで、しっとりとした甘さと芳醇な香り、コクが特徴です。
コスタリカ……コク、甘さ、酸味のバランスがよく、上品な味わいを感じられるのが特徴です。
エチオピア……花のように華やかでフルーティな香りと適度な酸味が楽しめます。後味はすっきり。
2. ローストで選ぶ
酸味や甘み、香りなど豆の個性を楽しむのがサードウエーブ的飲み方。焙煎具合も重要です。
浅煎り……豆の果実感や酸味が出やすい。浅煎り豆は深煎りよりも短時間で淹れるのが◎です。
中煎り……適度な果実感と甘さ、コクが出ます。スペシャルティコーヒーでは多く見られる焙煎具合。
深煎り……コクのある風味はミルクと合わせても◎。じっくりと苦みを中和するように抽出します。
3. 精製方法で選ぶ
コーヒーの実は収穫後、果肉を除去して種を乾燥させます。この乾燥の仕方により味が決定するのです。
ナチュラル……実がついたまま自然乾燥させる方式。甘みと香りがしっかりとある味になります。
ウオッシュド……水で一度洗ってから乾燥させる方式。精製度が高く、華やかな酸味が特徴です。
パルプドナチュラル(ハニープロセス)……ウオッシュドの応用。粘液質を残したまま乾燥します。酸味はやわらかく、甘みが強め。
ちなみに、コーヒーは淹れる直前に豆を挽くのがコツ。さらにおいしく飲むには、香りを損なわないための保存法がカギとなります。
豆は保存容器に入れて、冷蔵保存(長期保存は冷凍庫へ)。保存の目安は1か月以内です。粉は冷凍保存せず、とにかく早く飲み切りましょう。(鈴木 梢)
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