【予算5000〜1万円】円安でもイケます。ヨーロッパ旅行で「コスパ神ホテル」を見つけた6つのコツ

ここ1~2年の止まらない円安…海外旅行に行きたいのに、ちょっと今行くにはハードル高いなあって思う方、多いんじゃないでしょうか。旅行費用の節約には、飛行機とホテル代をどれだけ浮かせるかが勝負。

(c)Shutterstock.com

私・ライターKは12月、クリスマス真っ只中のオンシーズンに、友人とふたりでヨーロッパへ2週間旅行をしてきました。このとき予約したひとり当たりのホテルの予算は…なんと5000〜10000円「あれ? 日本のビジネスホテルと変わらないじゃん!」と思いませんか?

今回は2週間のホテルを全て自分で調べて予約し、オンライン旅行予約サイトAgodaのプラチナム会員(※1)になった私が「予算5000〜10000円でコスパ神ホテルを探す方法」をお伝えします!※1:2年間で6件以上の宿泊した場合、最大25%オフや朝食付き特典が優遇されます。

私が宿泊先を探すときは、下記の3つの手順で見つけていきます。

1.Agodaで宿泊したいエリアと日にちを選んで検索

2.「クチコミ8.0以上」×「星3〜4」の予算以内のホテルをひたすらブックマーク

3.ロケーション(公共交通機関へのアクセスや市内中心地か否か)やベッドの大きさ、朝食の有無を自分の中で優先したい順に確認していく

以下、詳しく解説していきます。(※すべてAgodaで見つけていたので、Agodaを使うことを前提に解説します!)

【1】ホテルのランクは星3or星4

まず先に星4のホテルをチェックし、どうしても値段が高いと思ったら星3でいいものを探します。まずここで、「そもそも、星3と4の違いってなに?」と思う方もいますよね。

日本のホテルでは、大体星3つがビジネスホテル、星4つがシティホテルです。シティホテルは、ビジネスホテルに加えて、スパやバー、プールなど、快適に過ごす要素が加わったものといえばイメージがつきやすいでしょうか。具体的には、カプセルホテルは星1.5、アパホテルやドーミーインは星3〜3.5、プリンスホテルやヒルトンは星4です。

ただ、海外のホテルは日本のホテルよりも星3と4の境界が曖昧で、日本より星が1つ分はランクが下がっている印象。(星3でアパホテルを想像していくと、少しアレ? となりがちなイメージです)

今回、2週間で8件のホテルに宿泊した私の主観だと、このような違いがありました。 

【星3のホテル@海外】 

・冷蔵庫がない
・アメニティはハンドソープ、ボディソープ、ドライヤー、タオルのみ
・ドミトリータイプの部屋が多くあるホステルで、個室もある
・星4に比べて、家具やデザインが少しチープな雰囲気
・簡易的なシャワールーム

【星4のホテル@海外】

・冷蔵庫がある
・アメニティは歯ブラシやスリッパ等大抵のものは揃っている
・サービスが丁寧で、困ったら内線でフロントを呼べば対応してくれる
・毎日清掃をしてくれる
・バスタブがある場合もある

このような違いがあります。

ただ、星3でも「新しく建てられた内装がかわいいホテル」「フロントスタッフが、現地の言葉を話せない私たちに代わってレストランの予約をしてくれるなど丁寧なサービスをしてくれたホテル」と、アタリを引いたこともあります。また、同じ星4でも、「スパやジムがあり、部屋が広いホテル」もあれば「そういう施設はなく、部屋がビジネスホテルほどの狭さ+アメニティも有料」と、かなりばらつきがありました。

また、経験上シャンプーに関しては星3も星4もどちらにも用意されておらず、ボディソープだけしかない場合が多くありました。持参しましょう。

上記の違いを念頭に置いて、「まずは星4から探す→星3で良いホテルがあれば比較検討」の流れがオススメです。

次からは良いホテルを探す条件をお伝えします!

【2】口コミ8.0以上

経験上、口コミ8.0以上のホテルは部屋の綺麗さやスタッフの丁寧さの点で、基本的に心配ありません。

口コミ7.0〜もたいていの場合快適に過ごせますが、立地やスタッフの対応など、何かしらひとつ大きな不満ポイントがある場合が多かったので、口コミの中身をよくチェックしましょう。特に、「衛生観念」「便利さの感覚」が、日本人とそれ以外の海外の人では違うことが多いと感じたので、特に、日本人が書いている口コミはよくチェックしてください。(ホテルの「クチコミ」のページを見るときに、言語を「日本語」で絞って検索することができます)

ヨーロッパの建物は一見おしゃれに見えても、築年数が古いとシロアリが出る場合もあるので、「清潔さ」は要チェック!

【3】口コミ数が極端に少ないところは避ける

口コミの数は信頼の数。評価が良くても、100以下のホテルは避けた方が無難です。どうしても気になる場合には、googleで一度検索をかけ、google上の口コミを確認しましょう。昔から経営自体はされているものの、Agodaに新たに掲載されただけの場合もあるので、googleでの評価がよければひとまず安心できます。

【4】ホステルのシングルルームも見てみる

星3のホテルで非常に多いのが、ドミトリータイプのお部屋を多く所有する、ホステル。でも実は多くの場合、ひとり部屋や家族部屋などの個室を所有しており、部屋に独立したシャワールームがある部屋もあります。アメニティなどは期待できませんが、ただの素泊まりなら問題なし。また、ホステルは単身旅行者向けということも多く、駅前にあるなど立地が良い場合も多いです。

ホステルの名前だけで判断せず、どんな部屋があるかよく確認すると「意外といい!」と思える場所があるかも。

【5】バス停or電車の駅まで徒歩10分以内(立地の満足度は最低7.0以上、できれば8.0以上)

立地を表す「ロケーション」の満足度が8.0を下回っている場合、電車の駅から徒歩20分以上かかるなど、アクセスが不便なパターンをよく見かけました。

できる限りロケーションが「8.0」以上のホテルを取るのがおすすめですが、そうするとどこも高い…と言う場合には電車はさておき、バス停やトラムまでの距離が近いホテルを選びましょう。

ちなみに今回の2週間の旅で、私が泊まった最も立地の満足度が低いホテルが「7.2」の評価。最寄りのバス停までは徒歩10分以内なのですが、電車の駅までは20分かかりました。

【6】市の中心部まで、電車で30分かかってもOKとする

ちなみに先ほどの「立地7.2」のホテル、観光スポットが数多くある市内までは電車で約30分かかります。

「ホテルの立地」と考えると少し遠く感じますが、よく考えると、普段の自宅から街の中心部に出かける場合は、そのくらい普通にかかることも珍しくないですよね。そう思うと、私は「電車での距離」は妥協しても問題ないポイントだなと感じ、中心部でいいホテルが見つからなければ、「少し遠いけど、値段が安くて、部屋のクオリティがいいホテル」をとります。ホテルの清潔さやセキュリティは個人的に優先順位高めなので、妥協するならココだと感じます。

 


ただ、そのとき気になるのは、「観光中、スーツケースをどこに置くか?」ですよね。私の場合、立地に妥協したホテルの泊まる際は、荷物は下記①〜③のいずれかに。

 

①15時以降着の便の場合は、空港からホテルに直行

ホテルに荷物を置き、近辺で夜ごはんを食べて、プランを綿密に立てて、次の日に備えて早めに寝る。(次の日もこの部屋に泊まる場合は部屋に置いたまま観光に出かけ、次の日また大幅な移動がある場合はフロントに預けるか、下記③の対応)

②昼頃着の便の場合は、「中にクロークがある観光地」に行く

クロークに預けていれば、少なくとも観光中は荷物を気にしなくていい…ということで、美術館の予定を1日目に入れる(美術館の中には大抵クロークがあります)。見ている間は荷物を持ち歩く必要がないので、展示をゆっくり見たり、併設のカフェで休んだりして時間を過ごし、終わったらホテルに直行するプランもおすすめ。時間が有意義に使えます。

③コインロッカーや、「Bounce」で検索してカフェに預ける

海外は日本ほどコインロッカーが充実していないので、ネットで「手荷物預かり所」を予約して預けるのもおすすめ。私はパリ旅行の最終日にオペラ座を見に行ったのですが、スーツケースの置き場に困り…。ここで使えるアプリが「Bounce」お土産屋さんやカフェをはじめ、手荷物を預けられる場所を検索できます。

お店に預けるのはホテルよりも盗難が心配でしたが、私が預けた場所はカフェの鍵付きの部屋に入れてくれ、中身を盗まれることもなく戻ってきました。貴重品は預けず、衣服やお土産の入った荷物のみ預け、鍵をしっかりかけておくなどすれば大きな心配はないと思います。口コミも確認できるので、よく見てから預けるお店を選びましょう。

Column コスパがいいホテルを見つけやすいのは「ひとり旅」よりも…

まず、日本と海外のホテルで仕組みがはっきりと違うのが、日本は大体一人あたりの値段が請求されるのに対して、海外では一部屋あたりの値段が請求されることが多いです。そのため、例えばツインルームに一人で泊まっても、二人で泊まっても、宿泊税以外は値段が変わりません。そのため、海外でホテル費用を抑えたいなら、まず二人以上での旅行をおすすめします。

今回は、Agodaでコスパ抜群ホテルを探す方法をご紹介しました。慣れない海外旅行では、そもそもどのアプリを使えば良いのか、“良いホテル”の判断基準は何か、わからないことだらけですよね。今回の方法を試してみて、円安でも海外旅行を楽しみましょう! (工藤亜実)