主人公・佃航平役に阿部寛が決定!
主演は2010年4月期の日曜劇場『新参者』以来、5年ぶりにTBSの連続ドラマに出演することになる阿部寛。
阿部さんが演じる主人公の佃航平は、元宇宙科学開発機構の研究員だったが、自分が開発したエンジンを載せたロケットの打ち上げ失敗の責任を取らされ、父親が遺した下町の工場を継ぐことに。小型エンジンを主力とする「佃製作所」で佃は社長として第二の人生をスタートさせたが、宇宙への夢は捨てきれずにいた……。自分の夢と、会社経営という現実の壁に挟まれる佃。そんな葛藤を抱える佃を、テレビドラマや映画で幅広い役柄を演じている阿部さんがどのように演じるのか注目が集まります。
阿部寛の娘役に土屋太鳳が決定!
また、阿部寛演じる佃の一人娘で父親である佃にことあるごとに反発する高校生・佃利菜役には、平成27年度前期連続テレビ小説『まれ』での好演が記憶に新しく、名実共に若手女優の代表格となった土屋太鳳。
佃が父の跡を継いで二代目社長となり経営を進める中、景気に影響を受け業績は下降していく。
そして、なによりその原因となっていたのが、佃が今でもあきらめきれないロケットエンジンの研究開発であった。このロケットエンジンのバルブシステムの開発費がボディブローのように資金繰りを圧迫していたからである。そこに、突然の主要取引先からの取引中止があり、銀行からは融資の貸し渋りを受ける。そして、あろうことか大手機械メーカーのナカシマ工業から特許侵害で90億もの損害賠償請求がきてしまう。
佃製作所は資金繰りが苦しい状況の中、ナカシマ工業との裁判を戦わなければならなくなり、あっと言う間に、社員たちは生きるか死ぬかの窮地に追い込まれていくのであった。
そんな中、日本を代表する大企業「帝国重工」から佃製作所が持つバルブシステムの特許を買い取りたいとの打診が。その買い取り金額はなんと20億円。資金繰りが厳しい状況の中で20億という金額を前に息を呑む佃製作所の面々であったが、その特許には佃の夢が詰まっていた……。
生きるうえで必要なこととは? 働くことの意義とは? 幾多の困難を乗り越えながら、絶対に夢をあきら めなかった男と、社員のプライドとが紡ぎだす未来とは……。
すべての働く人たちにお贈りする、感動のエンターテインメント巨編!
また今回は、10月より朝日新聞朝刊で池井戸潤さんによる連載小説『下町ロケット2』も始まります。
ドラマは全10話の予定で、前半を『下町ロケット』、後半を『下町ロケット2』を原作とし映像化。物語の後半からは、ドラマと新聞連載が同時進行するという異例の試みも。
出演のおふたりと原作者・池井戸潤さん、プロデューサーの伊與田さんからコメントが届いておりますのでご紹介したいと思います。