■理不尽な上司に悩んでいる方に……
『すべてに意味を求めなくなったら、ぐっとラクになる』
理不尽に叱られたり、辛い仕事を任されたり……それでも頑張るしかない局面は、仕事をしていれば誰しもが経験すること。
山口さんも、官僚時代にそんな経験をしたひとり。でも、あるとき「上司も人間。間違うこともあれば、不合理なこともする」と気がつきます。どんなに愛を持って育ててくれる上司でも、いつも正しいとは限らない。そう考えたら、すっとラクになって、溜めがちだったストレスが軽減! 理不尽なことを言われたとき「これもひとつの修行」と考えてみたら、落ち込まず頑張ることができるようになったんだそう。
上司から言われた仕事や意見は投げ出すことはできないもの。だからこそ、全部正面から受け止めなくてもいいんです! 正しい部分だけ受け取って、理不尽なところは「受け流す」のが悩み過ぎないコツ。悩んだときこそ冷静になって「これって悩む意味、あるかな?」と考えてみて。
■転職に悩んでいる方に……
『回り道でも、必ずどこかに道がある』
総務省を退官後、弁護士として就職活動を始めた山口さん。優秀な彼女でも、転職はかなり難しかったといいます。何度も面接を受けて、そのたび落とされる日々。自分の人格を否定された気がし、どんどん落ち込んで……ついには「はっと気が付くと『いのちの電話』の連絡先を探していた」ほど!
でも、死ぬまで思いつめるほどの話ではなかったと山口さんは語っています。就職とは自分の志望と、企業のニーズが合ったところで成り立つもの。自分の志望がしっかりしているのに落とされるなら、それは企業側の問題。「自分のせい」ではなく「向こうのせい」。悩むのはやめて、どんどんトライしたほうがニーズの合う会社に出合えるもの!
また、志望の職種に空きがないなら、関連した仕事を狙うのも手。山口さんの周りには、回り道した結果“理想の仕事”につけた人も多いそうです。