「穴のあいた靴下=じゃがいも」って呼ぶのは何県!?47都道府県別『県民あるある』発表!

全国47都道府県それぞれにある“県民性”。同じ日本に住んでいても、地域ごとに方言や習慣、文化などの違いってかなり多いもの。自分では当たり前だと思っていること、何気なく使っている言葉が、ほかの地域からすると「え、なにそれ!?」「どういう意味?」なんて驚かれるようなこともありますよね!

そこで今回は、ソニー生命保険株式会社が全国の20~59歳の男女4,700人に実施したアンケートをもとに、47都道府県別の「県民あるある」をご紹介していきます♪

おはよう靴下、出席番号が誕生日、自転車がカラフル…コレどこ?47都道府県別「県民あるある」

◆北海道・東北

北海道「納豆に砂糖を入れる」
青森県「南部の1つ残し(食べ物の最後の1つを残す)」
岩手県「横断歩道を渡るときお辞儀をする」
宮城県「穴のあいた靴下を『おはよう靴下』と呼ぶ」
秋田県「しょしがり(恥ずかしがり屋)な人が多い」
山形県「電話に出るとき『○○でした』と言う」
福島県「じゃがいもを『かんぷら』と言う」

納豆に砂糖を入れて食べるのは、北海道だけでなく東北地方や新潟県でもみられる食べ方だそう。砂糖を加えることで、納豆の粘り気がマシマシになるんだとか?! ネバネバ好きさんはぜひ一度試してみるのもアリですね! お味はいかほど……?

宮城県では、靴下に穴があいて足の指先がひょっこり顔を出していることを「おはよう靴下」と言うみたい。とってもかわいらしい表現♡「穴、あいてるよ」と言うよりも優しいニュアンスに聞こえるから、この方言が全国に広まってほしい気もする。ちなみに他県のみなさんでも、小さい頃に親から「靴下から(指が)こんにちはしてる」と言われたことって、ありません? 

◆関東

茨城県「『いばらぎ』と言われると怒る」
栃木県「後ろを『裏』と言う」
群馬県「授業開始時の号令で『起立』『注目』『礼』と言う」
埼玉県「『ダサイタマ』と言われても気にしない」
千葉県「小中学校の出席番号が誕生日順」
東京都「地方出身者が多い」
神奈川県「出身を聞かれると『横浜』と言う」

小中学校などの授業の号令は、「起立・気をつけ・礼」がきっとノーマルな言い方。でも、群馬県では起立のあと、先生に「注目」するみたい! ほかにも鹿児島県は「起立・姿勢・礼」、沖縄県では「正座・礼」など全国の学校でいろんなユーモア号令があるようです。

そして神奈川県民の「横浜出身です」と答える問題。ちなみに筆者は横浜市出身ですが、みなとみらいなどの「ザ・横浜」な場所ではないので「神奈川出身」と言っております。でも、次に「神奈川のどこ?」と聞かれるパターンがかなり多い!(←これもあるあるでしょうか?)

◆北陸・甲信越

新潟県「曇りの日を『晴れ』と言う」
富山県「昆布をよく食べる」
石川県「アイスを一年中食べる」
福井県「冬に水ようかんを食べる」
山梨県「固い桃を食べる」
長野県「県歌『信濃の国』を歌える」

新潟県や石川県などでは、空が雲で覆われていても、雨や雪が降らないなら「晴れ」なんだそう。北陸地方の冬は青空の日が少ないからこそ、なんだかポジティブ思考のようでステキですね! 

福井県は、「寒い冬に温かいこたつで冷たい水ようかんを食べる」ことが定着しているみたい。水ようかんは名物のひとつですもんね♪どのくらいの頻度で食べるのか、気になるところです。

山梨県では、柔らかい桃より歯ごたえのある桃のほうが好みな人が多いとか! そして山梨県民のみなさん、「皮をむかずに産毛をとって食べる」って……本当ですか?

◆東海

岐阜県「バーベキューが好き」
静岡県「富士山に登らない」
愛知県「出身地を聞かれると『名古屋』と言う」
三重県「津を『つぅ』と呼ぶ」

岐阜県では、どのご家庭もだいたいBBQコンロを持っているらしい。大阪府民がたこ焼き器を所持しているのと同じような感覚でしょうか。山や川などの自然豊かな場所には、手ぶらで行けるBBQ施設もいっぱいあるみたい。岐阜の名物「飛騨牛」を焼いて食べて、ビールをグビッ…なんて贅沢♡

三重県民は、県庁所在地・津のことを「つぅ(↓)」と発音するみたい。これは方言なんでしょうか? ちなみに三重弁って、やわらかいイントネーションでかわいらしいですよね♡

◆近畿

滋賀県「琵琶湖を『海』と言う」
京都府「本音と建前がある」
大阪府「話にオチを求める」
兵庫県「出身地を聞かれると『神戸』と言う」
奈良県「海を見るとテンションが上がる」
和歌山県「みかんのむき方がうまい」

京都の人は本音と建て前を巧みに使いこなす、大阪の人は本音をズバっと正直に言える+笑えるオチまでつける…これはネットやSNSでも話題になりがち! 結局のところ性格は人それぞれだけど、なぜか関西地方は一定のイメージがつきやすいものです。

滋賀県と奈良県は、海なし県ならではのあるある。たしかに琵琶湖って、実際に見ると「これは海では…?」と錯覚してしまうほどスケールが大きくてどこか神秘的ですもんね♡

そして日本最大のみかん生産地である和歌山県、みかんは「和歌山(有田)むき」という4分割にむく方法がメジャーなようです。筆者も試してみましたが、かなり速くむけて、爪も汚れにくい! みなさんもネットで調べてぜひお試しあれ。

◆中国・四国

鳥取県「新しい店が好き」
島根県「東西で言葉が違いすぎる」
岡山県「靴下を『ソックス』と言う」
広島県「カープグッズを持っている」
山口県「イベントで餅まきをする」
徳島県「運動会や体育祭で阿波踊りを踊る」
香川県「うどんをよく食べる」
愛媛県「みかんは買わなくても貰える」
高知県「昼からお酒を飲む」

山口県では「餅まき」が盛ん。世界最大級の餅まき大会も開催されていて、もはやスポーツのように迫力のある熱いイベントなんだとか!

徳島県では学校の授業やイベントに「阿波踊り」を取り入れたり、愛媛県では「みかんは農家から貰えるもの」だったり、香川県では名物「讃岐うどん」を週に1回以上食べて、おやつ代わりに食べる人もいるらしい!? 四国地方はどの県も名物に関連したあるあるがうかがえました♪

◆九州・沖縄

福岡県「体育の時間に立ったり座ったりするとき『ヤー』と言う」
佐賀県「自転車がカラフル」
長崎県「靴下の破けたところを『じゃがいも』と呼ぶ」
熊本県「肥後のいっちょ残し(食べ物の最後の1つを残す)」
大分県「温泉によく行く」
宮崎県「日向時間(時間にルーズ)」
鹿児島県「同意するとき『ですです』と言う」
沖縄県「ウチナータイム(時間にルーズ)」

福岡県の小学校に通っていた人は、もれなく体育で「ヤー」という掛け声の経験者。先生「立て!」→生徒「ヤー!!」、先生「座れ!」→生徒「ヤー!!」という感じ。この「ヤー」は、ドイツ語の「はい(Yes)」にあたる「ja(ヤー)」が由来なんだとか。他県から転入してきた子とか、初めて聞いたときにはびっくりするだろうな…。

この記事のタイトルにもある「穴あき靴下=じゃがいも」と呼ぶのは…長崎県! たとえば、友達や家族の靴下に穴があいていたら「立派なじゃがいもできとる!」と言うんだそう。かわいい。なんでじゃがいもかって言うと、穴から指が出てる様子が「土からじゃがいもがひょっこり出ているみたい」だから。由来までかわいすぎます。みなさんぜひ使ってみてください。



47都道府県別の「県民あるある」をご紹介しました。自分の出身地だったり親戚や友達が住んでいたりすれば、その地域の「あるある」を知っていることが多いもの。でも、行ったことのない地域の習慣にはなかなか触れる機会がないから、今回の調査結果を見て「初めて知った」「こんなものがあるんだ~」なんて驚くような項目もきっとあったはず! 周りにいる他県の人に「○○(県民あるある)って本当なの?」なんて聞いてみたら、会話が盛り上がることもありそうです♡(Mai)

情報提供元/ソニー生命保険株式会社