「ねえねえ、カットバン持ってる?」
「ん…カットバンって何?」
これは実際の友達との会話です。話しかけた友達にとっては当たり前の単語、でも聞いた私は初めて聞いた単語。聞いてみたら、「カットバン」とは「ばんそうこう」のことを指していました。
実は、「ばんそうこう」、呼び名にかなり地域差があるということ……ご存じですか?
今回は株式会社プラネットが全国の1103名に調査した結果を基に、エリア別の愛称を見ていきましょう! みなさんは「ばんそうこう」のことを何と呼んでいますか?
◆地方別・絆創膏の意外な名称
怪我をしたり、靴擦れの時に大活躍する”アレ”。一般的には「ばんそうこう」と呼ばれることが多いですが、地域によって愛称が異なっていたんです。そこで、ふだん何と呼んでいるのかを調べてみました。
<全体>
1位「ばんそうこう」60.0%
2位「バンドエイド」43.9%
3位「カットバン」18.0%
4位「リバテープ」3.8%
5位「キズバン」3.5%
6位「サビオ」2.7%
7位「キズテープ」2.4%
一般的な「ばんそうこう」の次に多かったのは「バンドエイド」。そして1・2位に大きく差をつけて「カットバン」が3位。関東から東海、近畿にかけては「バンドエイド」派が多く、「カットバン」は東北や中国、九州・沖縄で強力でした。
少数チームの中で気になったのは「サビオ」「リバテープ」。一度聞いただけでは「ばんそうこう」とは分かりませんよね。「リバテープ」は九州・沖縄、「サビオ」は北海道の一人勝ちで、他のエリアではほとんど使われていませんでした。
各地方で「ばんそうこう」を除いた「最も多い呼び名」勢力図はコチラ。
北海道エリア「サビオ」29.2%
東北エリア「カットバン」41.3%
関東エリア「バンドエイド」45.1%
東海エリア「バンドエイド」54.8%
近畿エリア「バンドエイド」60.5%
中国エリア「カットバン」44.4%
九州・沖縄エリア「カットバン」35.1%
どうして「ばんそうこう」以外の名称で呼ばれるかというと、もともとは商品名だったから。各メーカーの創業地などの関係でよく流通していたエリアに、商品名がそのまま「ばんそうこう」の代名詞として定着したと言われています。
初めて聞く呼び名もあったのでは? 私は関東出身なので、完全に「バンドエイド」派でした。出身地の違う友達と話してみると、「え? サビオじゃないの?」「カットバンじゃないの?」と、お互いが当たり前だと思っていたことがそうではなかった……という現象が起こるかも。ぜひ話題のタネにしてみてくださいね♪
情報提供元/株式会社プラネット