「1文字で会話成立する」…えっ!?全都道府県の「県民あるある」発表!

「一文字で会話が成立する」4700名に聞いた、全都道府県の県民あるある

違う地方出身の同僚や友人と話をしていると、「えっ、これってうちの県だけ!?」と驚くこと、ありませんか? 当たり前だと思っていたことがそうでもなかったと知ったときの驚きって大きいですよね。その話題で地元の家族や友人と盛り上がることもあるのではないでしょうか。一方で、他の地域の“あるある”について知るのも面白いもの。

ソニー生命保険株式会社が全国の20歳~59歳の男女4,700名を対象に行った「47都道府県別 生活意識調査」から、今回は「県民あるある」をご紹介。ご自身の出身都道府県にどんな「あるある」が書かれているのか、ぜひ予想しながら読んでみてくださいね♪ 

 

47都道府県の県民あるある

【北海道・東北】

北海道:真冬の家の中が寒い、雪でも傘をささない
青森県:りんごの品種に詳しい、朝からラーメンを食べる
岩手県:わんこそばをそれほど食べない、焼肉のシメは冷麺
宮城県:穴あき靴下を「おはよう靴下」と呼ぶ、牛タンをあまり食べない
秋田県:1文字だけで会話ができる、乾杯前に「練習」と言って飲む
山形県:お客様にラーメンを出す、秋は芋煮会をする
福島県:冬にいかにんじんを食べる、「あれ」という言葉をよく使う

全体的に麺類が大好きな北国のみなさま。りんご、わんこそば、牛タン、さくらんぼなどなど、それぞれの県に特産品のイメージがある北海道・東北地方。青森県のように特産品の種類に詳しい場合もあれば、岩手県や宮城県のように「有名だけど正直そんなに食べない」という場合もあるようです。そして、衝撃的な秋田県の「1文字で会話ができる」は、かの有名な「け(食べな〜)」「く(食べる〜)」でしょうか。

【関東】

茨城県:いばら「ぎ」と言われると否定する、納豆をよく食べる
栃木県:海に憧れる、後ろのことを「裏」と言う
群馬県:授業の挨拶は「起立、注目、礼」、上毛かるたを全部覚えている
埼玉県:夏の気温を気にする、池袋によく行く
千葉県:チーバくんで居住地を教える、落花生は茹でて食べる
東京都:雪が降ると大騒ぎする、移動は基本電車
神奈川県:出身県を「横浜」と言ってしまう、「横入り」という方言を使う

よく間違われますが、「茨城」の正しい呼び方は「いばら“ぎ”」ではなく「いばら“き”」。間違えて覚えていた人は、ぜひこれを機に「いばらき」呼びを覚えましょう。ちなみに筆者の友人の千葉県民は、学校給食の中で、茹で落花生が2~3粒出ることがあったそうです。千葉県の給食と言えば「味噌ピーナッツ」もあり、落花生愛が感じられますね。

【北陸・甲信越】

新潟県:枝豆を大量に食べる、雪かきがうまい
富山県:返事は「なーん」で成立する、昆布が好き
石川県:冬でもアイスを食べる、「弁当忘れても傘忘れるな」
福井県:共働きが当たり前、冬に水ようかんを食べる
山梨県:ぶどうと桃は買わなくても貰える、無尽という会がある
長野県:長野県のことを「信州」と言う、「信濃の国」を歌える

山梨県の「無尽」とは、月1程度決まったメンバーで飲み会を開く文化のこと。ただ飲み会を開くだけでなく、食事代に上乗せをしてお金を出し、それをメンバーが順番に持ち帰るそう。積み立ててメンバーで行く旅行のために使うこともあるんだとか。長野県の「信濃の国」は、長野県の県歌。みなさんはご自身の都道府県の歌は歌えますか?

【東海】

岐阜県:バーベキューが好き、名古屋に憧れる
静岡県:「横断バッグ」を使う、のんびりしている
愛知県:何にでも味噌をかける、休み時間を「放課」という
三重県:明明後日を「ささって」と言う、近畿か東海かわからない

地域を問わず、小学生が横断歩道を渡るとき、「横断中」と書かれた旗を持って登下校を見守ってくれている大人を見たことがある方や、実際にお世話になったという方はいらっしゃるはず。静岡県の「横断バッグ」は、「横断中」という文字とイラストがバッグにプリントされているもの。通学中の安全性が高まりますね。

【近畿】

滋賀県:「琵琶湖の水止めたろか」と言う、琵琶湖を「海」と呼ぶ
京都府:(県内の)観光名所には行かない、プライドが高い
大阪府:たこ焼き器が一家に一台ある、「知らんけど」を語尾につける
兵庫県:神戸市民は兵庫出身と言わない、日直のことを「日番」という
奈良県:鹿が歩いている、海を見て感動する
和歌山県:ざ行がだ行になる、みかんを割って剝く

日本一大きい湖の琵琶湖。2位の霞ケ浦とはなんと3倍以上の差がある広さです。滋賀県民が「海」と呼びたくなるのも頷けますね。京都府民は、観光名所には行かないとのこと。紅葉シーズンを筆頭に、修学旅行先としても人気がある京都の観光名所は確かに混雑しているイメージがあります。

【中国・四国】

鳥取県:遠足はずっと砂丘、島根県と間違われる
島根県:10時と3時にお茶を飲む、旧暦10月を「神在月」と呼ぶ
岡山県:傘をめったに持たない、ウインカーを出すのが遅い
広島県:カープが負けると期限が悪い、お好み焼きに対しプライドがある
山口県:「ふぐ」のことを「ふく」と呼ぶ、買い物は広島か福岡
徳島県:何にでもすだちをかける、阿波踊りが踊れる
香川県:3食うどんでも大丈夫、お雑煮にあん餅を入れる
愛媛県:みかんは買わなくても貰える、「を」の発音(「wo」と発音する)
高知県:お酒を昼間から飲む、雨が強い

ぶどうと桃は買わなくても貰える山梨県に対し、愛媛県ではみかんを買う必要がないよう。また、「広島風お好み焼き」という言葉がありますが、広島県民にとってはそれが真のお好み焼き。普段「広島風お好み焼き」と呼んでいる他県の方は、広島旅行に行った際は最初の“広島風”をつけないように気をつけましょう。

【九州・沖縄】

福岡県:ラーメンよりうどんが好き、対一句で立ち座りの際「ヤー」と言う
佐賀県:大皿の食べ物を1つ残す、同じ言葉を3回続けて強調する
長崎県:お盆にお墓で花火をする、自転車が走っていない
熊本県:(初対面で)出身高校を聞く、車ですれ違うことを「融合」と言う
大分県:温泉セットを常備している、唐揚げをよく食べる
宮崎県:日向時間(時間にルーズ)、運動会の組分けは「赤団・青団」
鹿児島県:火山灰に馴れている、黒板消しを「ラーフル」と言う
沖縄県:ウチナータイム(時間にルーズ)、歩かない(車移動が多い)

宮崎県の「日向時間」、沖縄県の「ウチナータイム」は、のんびりとした県民性を表す言葉。ネーミングも可愛いですよね。なお、鹿児島県で黒板消しを指す「ラーフル」は、オランダ語の“rafel”(=ほつれ糸、擦る)から来ているそうです。

 

各都道府県の特徴から何となく想像できるものもあれば、「えぇ、そうなの!?」と意外なものもあったのではないでしょうか? 皆さんの出身地では、今回掲載されたもの以外の「県民あるある」はありますか?(平田真碧)

情報提供元/ソニー生命保険株式会社