【2】なんで「土用の丑の日」にうなぎを食べるのか問題
はい、いろいろ調べてみたのですが、このような「いつから始まったかよくわからない季節の風物詩」にありがちな「諸説ある」です。
その中でも最も有名な説は「平賀源内が発案した」というもの。西洋画や浄瑠璃の作品を残しつつ、蘭学にも通じ、さらにエレキテルをはじめとした発明家でもあった……ということで歴史の教科書にも載っているあの平賀源内です。そんな彼が、夏場にウナギが売れないのでなんとかしたい、と近所のウナギ屋に相談され、「本日、土用丑の日」と張り紙をしたら大繁盛した、ということがきっかけだそうです。(そんなに簡単にうまくいくのか)
当時から「うしの日」は「う」のつくものを食べると病気にならない、という迷信がありました。「う」のつく食べ物には、「うめぼし」「うり」「うどん」「うさぎ」「うま」そして「うし(牛肉)」などさまざまなものがありますが、夏バテしやすいこの季節、夏バテ予防にいいとされるビタミンA・B群などの栄養を豊富に含む「うなぎ」が定着していき、現在に至るようです。
というわけで「7月」にうなぎを食べる、という方が日本ではものすごく多いと思うのですが……実は、天然もののうなぎの旬は、冬を越すのに備え、脂肪をたくわえる10~12月って、知ってました?
それなら冬も「土用の丑の日」が定着すればいいのに(笑)! 「季節の風物詩」とは、かくも不思議なものです。(後藤香織)
情報提供元:川口水産 http://www.unagiya.com/
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