軽井沢の森で、朝から晩までビールざんまい♡「軽井沢 Cheers to Nature」が最高すぎた

軽井沢星野エリアでは、8月1日から9月1日まで、創業110周年記念クラフトビールイベント「軽井沢 Cheers to Nature」を開催中。「よなよなエール」で有名なヤッホーブルーイングのクラフトビールを常時11種類×クラフトビールに合う10種類のフード=「110種」のペアリングを楽しめます。

その中で、8月24日・25日は、さらにビールを楽しむスペシャルイベント「軽井沢 Cheers to Nature 〜朝から晩まで乾杯!〜」を実施。朝から晩まで、森の中でビールを楽しめるって最高すぎる♡その模様をレポートします!

◆朝ラン×ビール×温泉=最高

イベントは、朝9時半の「モーニングゆるラン」からスタート。軽井沢星野エリアの一角にある、「野鳥の森」をゆるラン(歩きも可)→温泉とビールを楽しむ…という、「あまりに最高×最高×最高」を掛け合わせたものです。
「ゆるラン」自体は、野鳥の森で毎年5月と10月に開催されており、リピーターも多い人気イベントですが、今回はそこにビール要素が追加されて登場。

念入りに準備体操をしてから「星野温泉 トンボの湯」から出発し、澄んだ空気と美しい自然に囲まれた渓流沿いを約30分間ゆるっとランニング。ちなみに参加者は「見るからにガチランニング勢」から、ゆるっと森を楽しむ人までさまざま。私は「森を楽しみながらスーパー早歩き」と中間くらいで参加しました。

走っていくガチ勢の皆さんを早歩きで見送る私。

「朝の森」って、もはやそれだけで気持ちいい…、木漏れ日の光や森の緑、川の音。そしてときたま聞こえる、動物がガサッと動くような音、というロマン。

昼間でも横断してくれないかしら…

基本的に一本道に整備されているので、迷う心配がないのも嬉しい。計30分朝の森を走って歩いて… ゴール!

参加者は「クラフトビールorソフトドリンク1杯無料」と、源泉かけ流しの「トンボの湯」の無料券がついてきます。

「トンボの湯」内は完全にスマホなど電子機器使用禁止。日中に入る木漏れ日の露天風呂が気持ちよくて、ずーっとぼーっとしてしまいました

まずひとっ風呂浴びてスッキリしてから…いざ軽井沢限定の「クラフトザウルス ペールエール」の生ビール、いただきます!

……最高…。それ以外の語彙が消えるほど最高。

軽井沢の朝の森を運動して、温泉に入り、晴れた屋外の午前中に飲むビール、「効き」が違います。まずもって柑橘系のフルーツのような華やかな味自体が美味しいのはもちろん、それが体中すみずみに行き渡っていく感じ…。

ただでさえ美味しいビールを、その味を最も引き立てる最高のシチュエーションで飲む。もうこれだけで来て良かった。あまりに気持ち良かったので明日も参加したい。(※8月25日も開催予定、予約不要)

◆無料試飲が太っ腹すぎる

「せっかくだからいろいろ飲みたいな〜」というところに待ち受けていたのは試飲コーナー。

キンキンに冷えたヤッホーブルーイングの11種のクラフトビールを、無料で次から次へと楽しめます。しかも首都圏ではほぼ見かけない軽井沢限定のものも多数あり、「本当にこれ無料でいいんですか?」と聞きたくなります(聞きました)。

ずらり。

中でも私が好きだったのは「HAZY IPA 2024」。「フレッシュジュースのようにトロピカルで華やか」と説明書きにあり気になって飲んでみたら、まさに説明通り、一口飲んだ瞬間に「美味しい!」と声が出たほど。一般的なビールの味が苦手な方でも、これをきっかけに飲めるようになる人もいるのでは…と思うほどでした。

そのすぐ近くではキッチンカーでさまざまなビール&ペアリングフードを発売しているので、「無料で試飲→気になったものをたくさん飲む!」という最高ルートがおすすめ。

「味噌たまポテトサラダ」や「スモーク信州サーモンとチーズ」「おやき」などなど、長野の美味しいものを取り入れたフードメニューと一緒にぜひ。もちろん定番の「唐揚げ」「ピクルス」などもありますよ。

長野のグルメ軍団。全部美味しかったです。


◆ビールを学ぶクラフトビア・アカデミー

ヤッホーブルーイングのスタッフによる、クラフトビール講座も開催されていたので、せっかくなので参加。
さまざまなスタイルやフレーバーのビールを試しながら、ビールの雑学を学べます。

このイベントのために作られた「Beer Note」に、「色、香り、味」の3つの視点からビールについてメモしながら試飲。「水曜日のネコ」「よなよなエール」「インドの青鬼」「眠れるししし 2024」の、まったく味わいが違うクラフトビールを楽しみます。「これってリンゴの香りで合ってる…?」「さっきのに比べて苦い!」など、発見ばかり。


4種試飲した中から私が好きだったのは、「眠れるししし 2024」。通常のビール製造の10倍以上の時間をかけて熟成させた、「バーレイワイン」というスタイルのクラフトビール。なんと半年〜1年ほどしっかりと熟成させているそうで、「バーレイワイン(=麦のワイン)」という名の通り、「もはやこれ、ほんとにビールなの?」と不思議に思うほどの重厚な甘さを感じるビール。

初めて飲んだ感想メモに「なんだこれ ビールか? 初めての感じ ちびちびのみたい みたらしだんご?」と書かれていました。みたらしだんごではない(我ながら謎メモですが、それくらい重みのある甘さ、ということが言いたかった説です)。

ひとくちに「ビール」と言っても本当にいろいろな種類のビールがあり、もっと飲み比べてみたい…という深い沼の入り口を覗けるイベントです。ビールの深淵を覗くとき、ビールもまたこちらを覗いている…。

◆夕方からの「よなよなラウンジ」

日中でも30℃に満たない軽井沢。夕方の過ごしやすさったらありません。1年に数日くらい「気温も気候も湿度も何もかも最高にちょうどいい、気持ちいい日」を感じること、あるじゃないですか? 軽井沢の夕方まさにその感じです。
心地よい風の中、音楽とともにクラフトビールを楽しむ「よなよなラウンジ」。始まったばかりの時間帯は、DJによる夕方に聴きたい選曲が広場に流れ、とってもゆったりとした時間…。自然と人もどんどん集まってきて、思い思いに軽井沢の夕方を楽しんでいる空間はとっても幸福感に満ちたもの。2024年限定の軽井沢高原ビールとともに、「何も考えすぎない」時間を、涼しく心地いい風の中で楽しみました。

非常にチルです。ここでは、つい何をしていても頭をよぎりがちな日頃の悩みや、仕事の続きなど考えているほうが野暮というものです。何も考えないか、これからの楽しいことだけふわっと考えていたくなる。そんな空間。軽井沢にゆかりの深い地元のミュージシャンによる演奏も予定されているとのこと。

スペシャルイベントは8月24日・25日の限定ですが、キッチンカーは8月31日まで開催。でも、イベントが開催されていなくても「野鳥の森を朝ウォーキング→朝から温泉でサッパリ&ビールを楽しむ!」という最高の流れ、次に来たらセルフでやりたいほど…。
軽井沢の新たな魅力、ぜひお試しください!

「軽井沢 Cheers to Nature」公式サイト:https://www.hoshino-area.jp/event/cheerstonature/
構成/後藤香織