えっ、半数以上の人が“隠れ熱中症”の可能性大!?専門家に予防策を聞いてみた

Qあなたは熱中症になったことはありますか?(単一回答)(n=600)
ある 23%
ない 77%
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20代から70代の全国の男女600人に「熱中症になったことはありますか」と聞いたところ、「ある」と回答した人は23.0%でした。

Q熱中症の症状として以下が考えられますが、暑い時期に自覚したことがある症状はありますか?(複数回答)(n=600)※環境省「熱中症マニュアル」II熱中症になったときは参照
めまい・失神・立ちくらみ 52.2%
筋肉痛・筋肉の硬直 6.2%
手足のしびれ・気分の不快 13.7%
頭痛 30.8%
吐き気 24.8%
嘔吐 9.0%
倦怠感・虚脱感 22.7%
意識障害 6.2%
けいれん・手足の運動障害 5.0%
高体温 12.2%
肝機能異常・腎機能障害・血液凝固 0.7%
あてはまるものはない 28.7%

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「環境省熱中症環境保健マニュアル II熱中症になったときには」で挙げられている熱中症の諸症状に関して、暑い時期に自覚したことがある症状について聞いたところ、半数以上の人が軽度の熱中症の諸症状を経験したことがあると回答しました。

「熱中症環境保健マニュアル」によると、症状の度合いにより、
I度(現場での応急処置で対応できる軽症)、
II度(病院への搬送を必要とする中等症)、
III度(入院して集中治療の必要性のある重症)に分類されます。

I度の軽症である「めまい、失神、立ちくらみ」「筋肉痛・筋肉の硬直」、「手足のしびれ、気分の不快」を経験している人は、2人に1人もいることが明らかになりました。

熱中症の自覚症状があるのは約4人に1人に対し、実際に軽度の熱中症を経験がある人は2人に1人と、自覚していない熱中症患者「隠れ熱中症患者」の可能性がうかがえます。