インフルエンザが流行しやすい季節になってきました!すでに予防接種を受けた方もいるのでは?
予防接種をした方も、これから予防接種をする方も、予防接種する予定がない方も、インフルエンザ対策に取り入れてみたいのが、ヨーグルト!
2011年に有田共立病院の井上文夫院長と順天堂大学医学部の奥村康特任教授が『「R-1乳酸菌」のヨーグルトによりインフルエンザが激減』という実証実験の結果を発表して以来、さらにヨーグルトが注目を集めていますよね。その発表によれば、「R-1乳酸菌」が免疫に関係するナチュラルキラー細胞(NK細胞)の活性を上げて免疫力を向上させる、と考えられています。
もちろん「R-1乳酸菌」を採れば絶対にインフルエンザにかからない、というわけではなさそうですが、健康にいいことは間違いなし。ぜひとも毎日の食事に取り入れてみたいですね。
ちなみに、ヨーグルトとひとことで言っても、含まれている乳酸菌(ビフィズス菌)の菌種によって働きが異なるんだそう。ヨーグルトのパッケージによく「○○菌配合」なんて書かれていますが、実際にはどんな働きがあるのか知らない人も多いのでは?
というわけで、ヨーグルトに含まれている乳酸菌と、その働きを紹介します!
【ヨーグルトに含まれる乳酸菌と、期待できる働き】
『ガセリ菌SP株』
→ 内臓脂肪の減少(メタボ予防、ダイエット)の働きがあると言われています。
『LB81乳酸菌』
→ 肌の弾力やキメ密度など、皮膚機能の改善、花粉症の症状緩和の働きがあると言われています。
『サーモフィラス菌』
→ 便秘や下痢の改善、美肌の働きがあると言われています。
『クレモリス菌FC株』
→ 免疫強化、血中コレステロールを下げる働きがあると言われています。
『ビフィズス菌BB536』『高生存ビフィズス菌BE80』
→ 整腸作用、O157感染防御作用、インフルエンザ発症予防作用、抗アレルギー作用などがあると言われています。
『LG21』
→ ピロリ菌の抑制、慢性胃炎の改善の働きがあると言われています。
『LGG菌』(ラムノーサス・GG株)
→ アトピー予防、抗がん予防、胃炎・胃潰瘍予防、歯周病予防、アレルギー症状の抑制、風邪やインフルエンザ予防の働きがあると言われています。
『1073R-1乳酸菌』(ブルガリア菌)
→ インフルエンザ・風邪予防、ウイルス防御の働きがあると言われています。
『ラクトフェリン』
→ 免疫力を高める作用、病原体を弱める作用(ノロウイルスの感染を防ぐ)の働きがあると言われています。
さらに、ヨーグルトとオリゴ糖を一緒に摂るとビフィズス菌を増やすことができるので効果的。
一度に大量摂取するよりも、毎日コツコツ食べ続けることによって効果が得られると考えられています。
これからヨーグルトを選ぶ際はぜひぜひその商品に含まれている成分を気にしてみてくださいね!(鬼石有紀)
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