打倒コロナ太り!ダイエットの前に絶対知るべき「太り方」タイプ診断

打倒コロナ太り!ダイエットの前に絶対知るべき「太り方」タイプ診断


新型コロナウイルスの影響で、例年になくおうち時間が増えて運動不足になったり、ストレスからついつい食べてしまったり…いわゆる「コロナ太り」に悩んでいる人も多いはず。
でも「そんなにカロリー多いもの食べてるわけじゃないし、ごはんとかパンとか糖質減らしてるし…」と「なぜ太るかわからない」と困っているパターンが多いように感じます。

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そこで今回は、管理栄養士の篠原絵里佳先生による「太り方」タイプ診断をご紹介します。

 

【診断】あなたは何太りタイプ? チェックリスト


それぞれの項目で2つ以上当てはまったら要注意! 後ほどタイプ別のアドバイスを紹介するので、まずは自分がどのタイプなのかを診断してみましょう!

■タイプ診断①

1.バラ肉やベーコンを食べることが多い
2.フライや唐揚げ、カツ等の揚げ物が好き
3.ポテトサラダやマカロニサラダ、タルタルソース等、マヨネーズを使ったものが好き
4.ご飯などの主食を減らしている
5.総菜や弁当を買って食べることが多い

… 2つ以上当てはまったあなたは「脂質過多」タイプ

 

■タイプ診断②

1.ご飯をおかわりしたり、ラーメンにライスをつけることが多い
2.コーヒーや紅茶には砂糖を入れる
3.炭酸飲料や甘いジュースをほぼ毎日飲む
4.ラーメンやうどん、パスタなどの麺類をほぼ毎日食べている
5.口寂しいと、飴やガムを食べることが多い

… 2つ以上当てはまったあなたは「糖質過多」タイプ

 

■タイプ診断③

1.飲んだ後の締めにラーメンや牛丼、アイスクリームを食べる
2.アイスクリームやケーキなどの甘い食べ物や、スナック菓子をほぼ毎日食べる
3.丼ものやカレーなど一皿料理(単品料理)を食べることが多い
4.お腹いっぱいになるまで食べる
5.ほぼ毎日晩酌する

… 2つ以上当てはまったあなたは「カロリー過多」タイプ

 

■タイプ診断④

1.便秘がち
2.食事はあまり噛まずに食べている
3.野菜は生野菜(サラダ)が多い
4.野菜や海藻を食べないことがある
5.食事に彩りがなく、茶色っぽい

… 2つ以上当てはまったあなたは「食物繊維不足」タイプ

 

あなたに合った対策は? 食事のワンポイントアドバイス


先ほどの診断のタイプ別に、食事のワンポイントアドバイスを伺いました。自分が当てはまるタイプのアドバイスを読んで、自分に合った食事法を知りましょう!

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■「脂質過多」タイプ

脂質を多く摂っていることが予想されます。揚げ物やバラ肉、マヨネーズなどの脂質が多いものを控えめにしたり、脂質の吸収を抑える食物繊維やポリフェノールが豊富な食材を積極的にとり入れましょう。食事では緑黄色野菜、飲み物ではウーロン茶等に多く含まれています。緑黄色野菜には抗酸化成分も豊富なため、脂質を多くとりがちな人には特におススメです。

また、近年流行している「糖質オフダイエット」をしている方にありがちですが、主食を抜いたり減らすと、自然とおかずの量が増えます。おかずには脂質が含まれていますので、脂質のとり過ぎを招きます。主食の食べ過ぎはもちろん要注意ですが、「主食の食べなさすぎ」が意外な落とし穴。きちんと適量をとるようにしましょう。

■「糖質過多」タイプ

糖質の量が多かったり、糖質に偏る傾向が予想されます。食事の最初に、糖の吸収を緩やかにする食物繊維が豊富な野菜や海藻、きのこ等を食べるようにしましょう。 酢にも糖の吸収を緩やかにする働きがあると言われていますのでお勧めです。

また、赤身肉や白身魚、大豆製品等のたんぱく質が豊富な主菜も一緒にとることも、糖質のとり過ぎや偏りを予防するために大切です。おかずや野菜をとることで、満腹感も得られるため、主食の重ね食いを無理なく予防することが出来ます。食物繊維が含まれている難消化デキストリン入りのお茶を食事の前に飲むなども手軽な方法の一つです。

■「カロリー過多」タイプ

糖質と脂質がともに多い傾向が予想されます。外食の際には、丼もののような1皿料理よりも、できるだけご飯とおかずが別皿になっている定食を選びましょう。

また、ゆっくり食べることで食べ過ぎの予防にもつながります。そのためには、野菜や海藻など噛み応えのあるおかずも追加して食べるようにしましょう。ひき肉よりもステーキのように、素材が大きくカットしてあるおかずも、噛んで食べることに繋がるのでお勧めです。
脂質の吸収を抑えたり、糖の吸収を緩やかにする食物繊維も積極的にとり入れましょう。

■「食物繊維不足」タイプ

食物繊維不足が予想されます。野菜や海藻、きのこ、芋、豆に豊富な食物繊維を積極的にとり入れましょう。満腹感が生まれるため、食べ過ぎの予防に繋がったり、最初に食べることで糖の吸収を緩やかにします。

また、食物繊維には、余分なコレステロールも排出する働きも期待できます。毎食小鉢2皿を目標に食べるようにしましょう。外食や総菜やお弁当を買う時も、できるだけ彩りがよいものを選ぶことで野菜不足解消につながります。

そして、ダイエットに肝心なのは「何を食べるか」だけではありません。毎日の生活習慣の中にも、積み重なると太りやすくなってしまうものが多数あります。ついうっかりやってしまっていないか、最後にチェックしていきましょう。

 

太りやすい生活習慣チェックリスト


<5つ以上当てはまったら要注意! 太りやすい生活チェックリスト>

・早食い(15分くらいで食べ終わってしまう)
・朝食抜き(1日2食)になることが多い
・夜9時以降に食べることが多い
・ほぼ毎日外食している
・3食のうち、夕食の量が一番多い
・おかずは魚より肉を食べることのほうが多い
・タバコを吸っている
・ストレス解消法がない
・睡眠時間が6時間未満である
・運動はほとんどしていない
・駅では階段を使わず、エレベーターやエスカレーターを使っている

食事の内容はもちろんですが、食べる時間や運動、睡眠、ストレス等の生活の影響も大きいものです。
ライフスタイルを見直したり、食生活をふり返り、どんな食品と一緒にとるかといった食事全体を見るようにしましょう。

■今回お話を伺ったのは…
篠原絵里佳 先生

栄養管理士・Health & Beautrition主宰
日本抗加齢医学会認定指導士/睡眠改善インストラクター/野菜ソムリエプロ/ダイエットスタイル認定トレーナー

総合病院、腎臓・内科クリニックを経て独立。長年の臨床経験とアンチエイジング(抗加齢)医学の活動を通して、体の中から健康と美を作る食生活を見出し、分かりやすく発信することを得意とする。フィーカレディースクリニックで栄養相談・睡眠相談を実施している。

構成/山口彩楓・後藤香織

 

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