プロポーズで重視すべきポイントは、場所や演出よりも「コレ」でした。

プロポーズは、人生のなかでもかけがえのない瞬間。する側もされる側も、これから共に歩んでいきたいという真剣な気持ちをパートナーと交わす大事な場面です。
みなさんが思い描く「憧れのプロポーズ」とはどんなものでしょうか?

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今回は、結婚相談所「サンマリエ」がプロポーズをした/されたことがないが結婚に意欲的な男女221人(Z世代109人、ミレニアル世代112人)を対象におこなったアンケート調査をもとに、それぞれの世代の理想のプロポーズや重視するポイントについて探っていきます。

※Z世代:20~26歳、ミレニアル世代:27~43歳

【結婚する上で、プロポーズは必要?】Z世代・ミレニアル世代ともに約9割が「そう思う」と回答

男女221人に「結婚する上でプロポーズは必要だと思いますか?」と質問したところ…

■Z世代
非常にそう思う:48.7%
ややそう思う:39.4%
(合計:88.1%)
あまりそう思わない:6.4%
全くそう思わない:0.9%
わからない/答えられない:4.6%

■ミレニアル世代
非常にそう思う:42.8%
ややそう思う:45.5%
(合計:88.3%)
あまりそう思わない:5.4%
全くそう思わない:0.9%
わからない/答えられない:5.4%

Z世代・ミレニアル世代ともに「非常にそう思う」「ややそう思う」の合計が9割近くであり、ほとんどの方が結婚する上でプロポーズは必要だと思っていることが分かりました。Z世代のほうが「非常にそう思う」の割合が多め。

【プロポーズを「必要」と思う理由】Z世代とミレニアル世代の価値観の違いは?

上記で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、その理由を質問した結果がこちら。

■Z世代
1位:一生の思い出として残る特別な瞬間にしたいから
2位:相手への愛と真剣な気持ちを示すのが大事だと思うから
3位:結婚の意志を正式に確認する必要があると思うから

■ミレニアル世代
1位:結婚の意志を正式に確認する必要があると思うから
2位:相手への愛と真剣な気持ちを示すのが大事だと思うから
3位:一生の思い出として残る特別な瞬間にしたいから

Z世代は「一生の思い出として残る特別な瞬間にしたいから」という理由が最多であることが分かりました。人生のなかでも貴重なイベントであるプロポーズを「愉しみたい」「幸せをかみしめたい」という意味で必要と感じているのでしょう。

一方ミレニアル世代は、「結婚の意志を正式に確認する必要があると思うから」という理由が最多に。これから二人三脚で歩んでいくパートナーと「結婚への覚悟を決める」「関係にけじめをつける」という意味で、プロポーズを必要と感じているようです。

そのほかZ世代・ミレニアル世代ともに、4位「結婚生活への第一歩として重要だから」、5位「パートナーへの感謝と敬意を示す機会になるから」という理由がランキングに挙がりました。

【プロポーズで重視したいポイント】「シチュエーションや雰囲気」よりも大事なのは…

■Z世代
1位:言葉やメッセージ
2位:シチュエーションや雰囲気
3位:場所
4位:贈り物
5位:2人にとって意味のある日時

■ミレニアル世代
1位:言葉やメッセージ
2位:シチュエーションや雰囲気
3位:場所
4位:2人にとって意味のある日時
5位:贈り物

Z世代・ミレニアル世代ともに、「シチュエーションや雰囲気」「場所」をおさえて最も多かった回答が「言葉やメッセージ」。特別な演出をしたり、センスのある贈り物をしたり…というのももちろん嬉しいことでしょう。ですが、感動的なプロポーズにするために最も大事なのは「どのように自分の想いを言葉で伝えるか」のようです。

読者のみなさんは、どんな言葉で一生の愛を誓いたい/誓われたいでしょうか♡

「プロポーズで重視するポイント」のリアルな声

プロポーズの際に重視したいことを自由に回答していただきました。

■Z世代

・「特に特別なことはないが、しっかりと気持ちを言葉ではっきりとしてほしい」(25歳)
・「タイミング」(25歳)
・「いかにプロポーズ相手に対して、自分の中で出来る最大限の努力をして気持ちを伝えようとしているか」(26歳)
・「サプライズ感で一生の記念に残るようなプロポーズができると良いと思う」(26歳)
・「相手を大事に思っていることが、どんな形でも伝わること」(23歳)
・「真剣さ誠実さが伝わればいいと思う」(25歳)
・「2人きりの空間」(24歳)

■ミレニアル世代

・「人前でのプロポーズだけはやめて欲しい」(28歳)
・「一生に一度かもしれないから思い出に残るものであるのが重要だと思う」(27歳)
・「明確に結婚の意思を伝えられるかどうか」(37歳)
・「本気度」(39歳)
・「シチュエーションが思い浮かばないが天気のいい日がいい」(28歳)
・「しっかりと意思確認すること」(37歳)

 

総じてどの世代も「真剣さ」がポイントになりそうですが、Z世代は「サプライズ感」「一生の記念」「タイミング」、ミレニアル世代は「本気度」「結婚への意思確認」を重視したいという意見がうかがえました。

【日常に寄り添ったシンプルなプロポーズ】vs【非日常で特別感のあるプロポーズ】どっちが理想的?

■Z世代
日常に寄り添ったシンプルなプロポーズ:35.8%
非日常で特別感のあるプロポーズ:38.5%
どちらにもあてはまる:21.1%

■ミレニアル世代
日常に寄り添ったシンプルなプロポーズ:37.5%
非日常で特別感のあるプロポーズ:36.6%
どちらにもあてはまる:20.5%

理想のプロポーズを想像したとき、意見が分かれやすいことといえば「『日常感』or『非日常感』どちらのシチュエーションがいいか」ということ。

自宅で普段どおり生活しているなかでサラッとプロポーズをされるのがいい派、普段とは違う夜景の見える高級レストランや旅行先でのロマンチックなプロポーズがいい派…今回の調査では、Z世代・ミレニアル世代ともに、日常・非日常それぞれの割合がほぼ同じという結果になりました。

また、「どちらにもあてはまる」の回答が2割ほどを占める結果に。「自宅にてライトアップや装飾の演出でプロポーズ」「毎月恒例の旅行でサプライズプロポーズ」など、日常×非日常をバランスよく組み合わせたプロポーズも素敵でしょう♡

【プロポーズにかける費用は?】「負担にならない範囲で適度にお金をかける/かけてほしい」が最多

■Z世代
1位:負担にならない範囲で適度にお金をかける/かけてほしい
2位:負担になるため、無理はしない/してほしくない
3位:相手を喜ばせるために、少し無理をしてでも奮発したい/奮発してほしい
4位:一生に1度しかないため、費用は惜しまない/惜しまないでほしい

■ミレ二アル世代
1位:負担にならない範囲で適度にお金をかける/かけてほしい
2位:相手を喜ばせるために、少し無理をしてでも奮発したい/奮発してほしい
3位:負担になるため、無理はしない/してほしくない
4位:一生に1度しかないため、費用は惜しまない/惜しまないでほしい


Z世代・ミレニアル世代ともに「負担にならない範囲で適度にお金をかける/かけてほしい」という回答が最多でした。

また、ミレニアル世代では「相手を喜ばせるために、少し無理をしてでも奮発したい/奮発してほしい」という意見がやや多い傾向に。まだ学生の方や社会人になって数年という方が多いZ世代に対し、ミレニアル世代は仕事が安定してきた方もいるはず。金銭面に余裕が出てきたことが、「少し無理をしてでも奮発したい/奮発してほしい」という回答が2位に挙がったことと関係していそうですね。

【プロポーズの出来事をSNSで共有】肯定派?否定派?

デジタル時代であるいま、プロポーズの贈り物や過程、結果などをSNSで報告している方をちらほらと見かけます。SNSでプロポーズの内容を他人へ共有することについて、実際に肯定派・否定派はどれくらいか調査すると…

■Z世代
とても肯定的:6.4%
やや肯定的:45.0%
(肯定派:51.4%)
やや否定的:21.1%
とても否定的:11.9%
(否定派:33.0%)
わからない/答えられない:15.6%

■ミレニアル世代
とても肯定的:7.2%
やや肯定的:32.1%
(肯定派:39.3%)
やや否定的:21.4%
とても否定的:17.9%
(否定派:39.3%)
わからない/答えられない:21.4%

Z世代・ミレニアル世代ともに「やや肯定的」との回答が最多でした。またZ世代のほうが「肯定派」の割合がより大きいことが分かります。SNSの利用率がより高い世代のみなさんは、やはりプロポーズという幸せな出来事をまわりにも共有したいと思うのでしょうか。

一方ミレニアル世代は肯定派(39.3%)と否定派(39.3%)が同じ割合になり、意見が分かれる結果に。否定派の方は、ふたりだけの大切な出来事として共有したくないという方や、SNSで幸せオーラ全開な様子を投稿することで「他人に不快感を与えてしまうかも」という配慮の気持ちが理由として挙げられそうです。

【女性からの結婚プロポーズ】肯定派?否定派?―肯定派は6割以上!

■Z世代
とても肯定的:18.4%
やや肯定的:43.1%
(肯定派:61.5%)
やや否定的:9.2%
とても否定的:9.2%
(否定派:18.4%)
わからない/答えられない:20.2%

■ミレニアル世代
とても肯定的:25.8%
やや肯定的:37.5%
(肯定派:63.3%)
やや否定的:16.1%
とても否定的:2.7%
(否定派:18.8%)
わからない/答えられない:17.9%

女性からのプロポーズについて、どちらの世代も約6割が肯定的に思っていることが分かりました。

【女性からのプロポーズに「肯定派」】その理由は?―結婚への意志に男女の差はないから!

1位:結婚したいと思うのに男女の差はないと思うから
2位:結婚したい方が、プロポーズをしたらいいと思うから
3位:女性も結婚の意志を表明する権利があると思うから

「プロポーズは男性からするもの」というイメージもありますが、最近は「逆プロポーズ」という言葉があるように、女性からのプロポーズも珍しくありません。また、結婚に対する意識も性別関係なく平等であるという考えが浸透しつつあるようです。「男性はプロポーズする、女性はプロポーズされる」という考えは、もう過去のものなのかもしれないですね。



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人それぞれ思い描く理想のプロポーズがあり、実際のプロポーズの瞬間は人生の中でもかけがえのないものになるはず。何十年後に思い出したときに「あの瞬間があるから、今があるんだな」と身が引き締まるような気持ちになれるプロポーズだったらなお素敵ですね♡(Mai)

情報提供元/株式会社サンマリエ