【離婚どうしよう5】モラハラでも離婚しないほうが本当に得か?【最終回】

自分の心や状況を打破するために、私がとった行動は、主にふたつ。

「モラハラ」「離婚」についての正しい知識を持つために、自分なりに調べる

自分だけで抱え込まず、家族や友人、心療内科や弁護士など、周囲に相談をし、頼る

本やネットで調べて初めて、「自分を責める」という私の行為が、まさにモラハラによって起こる自己否定であることに気づきました。

また、これまで弁護士にしても友人にしても、「浮気」について相談することはあっても、自分が夫に言われたことを話したことはありませんでした。それは自分の恥でもあると思っていたからです。

でも、それまで相談したことのなかった友人や、円形脱毛症になったことで訪ねた心療内科の人に少しずつ話を聞いてもらい、「あなたは、悪くない」と言ってもらったことで、初めて「私は、自分に自信を持ってもいい人間なんだ」と思えました。

 

モラハラ被害の本当の闇は、

心を加害者に支配され、自分が被害にあっていることに気づかず、自尊心を失ってしまうこと

特に子供がいた場合、子供の家族形成にも大きな影響がでること

なのだそうです。

 

私は「殴られているわけでもないし、自分さえ我慢していればいい」と思いこんでいましたし、娘も……いま思うと、恐ろしいことを言いはじめていたと思います。

それに気づいた私は、新しい人生をスタートするために、夫と向き合い、戦うことを決めました。