「今度ごはんでも」は社交辞令?|男女100人に聞いた「行く気がないのに誘う4つの理由」

「今度ごはんでも」は社交辞令?|20代男女100名に聞いた、「行く気がなくても誘う理由」5選

みなさん、「今度ご飯でも行こ!」と行って実際には行かなかったこと、ありますか? 多くの方が今ギクッとしたのではないでしょうか。逆に、「そういえばご飯行こうって話が出てたけどどうなったんだろう」というような、“言われたけど実現していない記憶”もあるはず。

そこで今回は、20代の男女100名を対象に、そんなあるあるな「社交辞令」について調査。 早速結果を見てみましょう♪ 

 

社交辞令で言ったことがある人は約4割!

「社交辞令で「今度ごはんでも」と言ったこと、ありますか?」と質問したところ、「よくある」が17%、「たまにある」が26%、「ない」が57%という結果になりました。よく聞く言葉とは言え、社交辞令で使っている方は意外にも少ないようです。

 

なんで行く気がないのに「今度ごはんでも」って言うの?

社交辞令として「今度ごはんでも」を使う方は、どのような意図を持って使っているのでしょうか? 使う人に対して聞いてみました。

①別れの挨拶がわり

「お別れの時にとっさに出てしまう」(23歳男性・会社員)
「別れる時になんて言っていいか分からないから」(21歳女性・学生)
「その場を切り抜けるため」(24歳女性・主婦)
「話を切り上げられるから」(27歳女性・会社員)

「今度ごはんでも」と言うと、なんとなく会話の終了を感じることもあるのではないでしょうか。何か一仕事終わったときは「お疲れ様でした」が使えますが、そこまで何もしてないな、というときは会話の切り上げ方に迷ってしまいますよね。「それじゃ、また!」のような歯切れがよくかつ明るい言葉として重宝されているようです。

②場の空気を和らげるため

「その場の雰囲気を考えて」(29歳男性・会社員)
「その場を和やかにするため」(29歳女性・アルバイト)
「言うと和む」(29歳男性・会社員)

“同じ釜の飯を食う“という言葉があるように、ご飯に行く=距離が縮まるという印象は多くの人が持っているはず。そんな共通感覚が、「今度ごはんでも」という言葉を和ませる言葉として機能させているのかもしれませんね。

③仕事や人間関係の一環

「仕事上の付き合いで言ったことがある」(29歳男性・会社経営)
「運良ければ契約を取れるかもしれないと思ったから」(29歳男性・会社員)
「とりあえずマナーとしてまた機会があれば程度言う。気があれば具体的な日にちも伝えます」(28歳女性・会社員)

新型ウイルスの影響で最近はめっきり減ったお酒の場ではありますが、それ以前は仕事仲間や取引先との食事の場というのはよく見られる光景でしたよね。具体的な日にちを決めようとするのかどうかで、相手に行く気があるのかがわかる、というのもあるあるです。

④良好な関係を築くため

「その人と仲良くなりたいと伝えたい、わかってもらいたいから」(20歳女性・学生)
「次に繋げるため」(27歳男性・会社員)
「またお会いできたらと言う思いで」(26歳男性・会社員)
「とっつきやすい印象になるから」(28歳男性・会社員)

一度きりの関係で終わってしまうかもという人と、また次会うことがあるかもという人では、後者のほうが好印象を持ちやすいという方も多いのではないでしょうか。プライベートな面を少し見せることで、人間味を感じてもらえるというねらいもありそうです。

■その他

「場の流れ」(25歳・女性)
「特に考えずに言ってる」(26歳・会社員)
「話を聞いてほしそうだったから」(29歳・会社員)

その他、上記のような声が集まりました。

 

実現しなくても「特に何も思わない」が7割以上

自分は社交辞令で「今度ごはんでも」という言葉を使わなくとも、言われたことはあるという方は少なくないはず。そこで、「「今度ごはんでも」と言われて実現しなかったらどう思う?」という質問もしてみました。すると、「ちょっと悲しい」が26%、「特に何も思わない」が74%という結果になりました。

 

言う側も言われる側も、なんとなく感じている「今度ごはんでも」の社交辞令感。本当に行きたいと思ってるんです! と伝えたいときは、具体的な日付やお店の種類について合わせてお話するのが良さそうです。(平田真碧)