「入籍」と「結婚」は一緒?
「入籍しました」とか「結婚しました」という報告が来ることって多いですよね。ですがこの2つ、厳密にいうと違う意味なんです。今回は入籍と結婚の違いや婚姻、婚約の意味を解説します。また、入籍と結婚式はどちらが先にしているカップルが多いのかもご紹介します。
「入籍」と「結婚」の違いは?
「入籍」と「結婚」の違いを知るために、辞書で2つの意味を調べてみました。
「入籍」とは?
にゅう‐せき【入籍】
1 すでにある戸籍に入ること。生まれた子が父母の戸籍に入る、養子縁組によって養父母の籍に入るなど。
2 俗に、男女が婚姻届を出して新しい戸籍を作り、そこに入ること。
実は普段使っている「入籍」という言葉は、実は少し使い方が間違っています。「私たち入籍しました」という場合は、実際はすでにある戸籍に入っているわけではないですよね。とはいえ、今では(2)の意味で入籍を使っても誤用とまで考える人は少ないでしょう。
「結婚」とは?
けっ‐こん【結婚】
夫婦になること。
結婚とはというと、夫婦になるという意味です。これは法律的な考え方からでた言葉ではないんですね。
入籍と結婚の違いは?
あらためて、入籍と結婚の違いをまとめてみましょう。
入籍とはすでにある戸籍に入ることであり、結婚とは婚姻届けを出して民法上の夫婦になることをいいます。これを知ってしまうと、「私たち入籍した」という報告を聞くたびに思い出してしまいそうですね……。
「婚姻」や「婚約」の意味とは?
結婚と似た言葉である「婚姻」や「婚約」の意味も調べてみました。
婚姻
こん‐いん【婚姻】
1 結婚すること。夫婦となること。
2 男女の継続的な性的結合と経済的協力を伴う同棲関係で、社会的に承認されたもの。法律上、両性の合意と婚姻の届け出によって成立する。
婚姻は、結婚とほぼ同じ意味で使っても大丈夫です。婚姻届けを役所に出して法律上夫婦と認められたら婚姻です。
婚約
こん‐やく【婚約】
結婚の約束を交わすこと。また、その約束。エンゲージ。
婚約は、結婚の約束を交わすことを言います。婚約したからと言って結婚したことにはなりません。だからこそ「婚約破棄」なんていう言葉もあるんですよね!
「入籍」と「結婚式」どちらが先?
入籍(婚姻届けを出す)と夫婦になれることがわかりましたが、入籍と結婚式はどちらを先にしているカップルが多いのでしょうか。「すぐ婚navi×ラルーンウェディングレポート」の調査をもとに入籍と結婚式のタイミングについてご紹介します。
約3人に2人が入籍後に結婚式を挙げている!
◆結婚式を行ったのは、入籍前でしたか? それとも後でしたか?
入籍前 6.2%
入籍当日 6.4%
入籍後 65.9%
結婚式はしない 21.6%
(※すぐ婚navi×ラルーンウェディングレポート調べ)
この調査によると、入籍後に結婚式を挙げたというカップルのほうが断然多いことがわかります。結婚式だけを済ませて婚姻届けを出さないということはあまり考えられませんが、両親を安心させるためにも、先に婚姻届けを提出しておいた方が良いかもしれませんね。
みんなが入籍日を決めた理由!
最後に、みんながどうやって入籍日を決めたのかを見てみましょう!
入籍日をこの日にした理由、教えてください!
1位:特に理由はない
2位:縁起が良いとされる日
3位:二人の記念日
入籍日に特別な意味を込める夫婦はそれほど多くはないようです。なんとなくこの辺りでと決めたら、カレンダーなどで縁起の良い日や記念日を探してみると良いかも?
【まとめ】
入籍と結婚の違いや婚姻、婚約の意味を解説しました。入籍しましたという表現が厳密には正しくないというのは驚きですよね。とはいえ、今はみんなが使っている言葉なので、それほど神経質にならなくても良いかもしれませんよ!
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