「昇進」と「昇格」似ている言葉の意味を解説!
会社内で給料が上がる条件のひとつが、昇進や昇格ですよね。この2つ、似ている言葉ですが違いを説明できますか? 実は明確な違いがあり、出世と言われるのは昇進の方なんです。今回は「昇進」と「昇格」の違いや「昇給」「昇任」の意味などをご紹介します。
「昇進」と「昇格」の違いは?
さっそく、昇進と昇格の違いを見ていきましょう。まずは昇進から辞書で調べてみました。
「昇進」とは?
しょう‐しん【昇進】
《古くは「しょうじん」とも》職務上の地位、官位などが上がること。
これは一般的に考えられている出世のこと。一般社員から主任になる、課長から部長になるなどを指します。
では、昇格はどういう意味なのでしょうか?
「昇格」とは?
しょう‐かく【昇格】
格式や階級などが上がること。また、上げること。格上げ。⇔降格。
昇格の方は、組織内での階級が上がることを言います。「職務等級制度」などの制度を設けている会社で使われる言葉です。1級、2級などのように分けられていることが多いです。
昇進とは会社内で肩書が変わることを言い、昇格は必ずしも肩書が変わるとは限らず、会社内の制度の中で階級が上がることを言います。
似ているけど区別できてる?「昇任」「昇給」「就任」の意味
昇進や昇格に似ている言葉って「昇任」や「昇給」など他にもありますよね。それぞれの言葉について解説します。
「昇任」とは?
しょう‐にん【昇任】
現職より上位の職に任命されること。
昇任の意味は、昇進とほとんど同じです。ただし一般企業で使われることはあまりなく、公務員などの場合に使われます。
「昇給」とは?
しょう‐きゅう【昇給】
給料が上がること。
昇給は「給」の字が入っていることからもわかるように、給与が上がることを言います。昇進するときには昇給することが多いですが、昇給する際に必ずしも昇進するとは限りません。
「就任」とは?
しゅう‐にん【就任】
ある任務・職務につくこと。
就任は、何かしらの任務や職務につくことという意味なので、昇進するかどうかは関係がありません。新しい部署に配属されて、新たな役に就いた場合も就任になります。
「昇進」も「昇格」も!出世しやすい人の特徴
昇進や昇格、昇給の意味がわかったところで、昇進や昇格を重ねて出世しやすい人の特徴をご紹介します。株式会社ACROが20代~40代の500名に行なったアンケート調査から、仕事ができる人の共通点を見てみましょう!
レスポンスが早い
メールなどのやり取りに対して、即座に反応してくれる。忙しくなければ、質問にすぐに答えてくれるなど、レスポンスの早さは仕事の能力と直結しているようです。
仕事が丁寧
いくら仕事が早くても、資料に誤字脱字がたくさんあったり、プレゼンが雑だと仕事ができるとはいえませんよね。早くそして丁寧にが仕事できる人のスタイルです。
コミュニケーション能力が高い
ひとりでできる仕事はありません。会社内での上司や部下・同僚とコミュニケーションがとれ、誰からも慕われているというのも仕事ができる人の特徴でしょう。
時間を守る
納期、締め切りを守るのはもちろん、会議などに遅刻しないなどは社会人として最低限のマナーです。仕事ができる人は時間管理もしっかりできるため、相手を待たせたりすることはまずありません。
計画性がある
仕事をする前にはきちんと計画を立てる。計画には余裕を持たせておき、何か不測の事態が起こったときでも臨機応変に対応できる。こういう人は仕事ができるとみなされますよね。
【まとめ】
昇進や昇格、昇任などの意味や違いを解説しました。一文字違うだけでかなり意味が違ってしまうため、話題に出す際には注意が必要ですよね。でもこの記事を読んだあなたは、明日から絶対間違えないはず!