乃木坂46・山下美月流「コンプレックス」との向き合い方

山下美月のコンプレックスについて

コンプレックスを乗り越える、なんて簡単じゃない!服でメイクで…試行錯誤の日々でした

「コンプレックスがあることなんて普通だし、みんな一緒!」

「このお仕事を始める前、小学生くらいから自分の見た目に対するコンプレックスはずっとありました。『私はそんなこと全然気にしてませんよ〜』なんて平気な顔をしながら、ダイエットを頑張って、プチプラコスメでメイクの研究をして、裏ではめちゃくちゃ努力をするという(笑)。コンプレックスとは小さい頃からずっと向き合ってたなぁ。

自分的に気になるところを具体的にあげると、まず輪郭。あと笑ったときの頬骨も気になっちゃう。タートルネックよりもデコルテが出てる服のほうが少し顔がスッキリして見えるかなとか、メイクだけじゃなく服でちょっとでも解消できないものかと、試行錯誤する日々でした。

でも悩みすぎて、あるときからもう悩むのやめました! 考えすぎて考えすぎて、どうでもよくなったというか(笑)。この悩んでる時間で『ONE PIECE』のアニメ何話観れたんだ⁉ と気づいてからは、この時間ムダムダ! と思って。もっと時間は有意義に使うべきですね(笑)。

このお仕事を始めてからはCMに出させていただいたり、ブランドのミューズを務めさせていただいたりと、外見を磨くことも仕事のひとつ。冷静に、客観的に自分を見て、任せていただいたからには頑張らないと! と、肌や体型など自分のコンディションに責任をもたないといけないんだということも強く感じるようになりました。

コンプレックスを乗り越える、なんて簡単なことじゃないですよね。コンプレックスがない人なんて、世の中にどれくらいいるんだろう…? 『自分の顔、完璧!』って思える人は素晴らしいけど、ごくごく一部じゃないかな。みんなが憧れるようなキレイな大女優さんでも、きっと大なり小なり悩みをもっているはず。だからコンプレックスをもつこと自体がいけないとか、そんなことを思ってしまう自分はダメな人間だ…なんて思わないでほしいな。コンプレックスがあることなんて普通だし、みんな一緒! 試行錯誤しながら、理想そのものではないかもしれないけど、好きな自分に10%でも20%でも近づけていけたらいいですよね」


自分ではコンプレックスだと思っていても、他人から見たら全く気にならなかったり、むしろ羨ましかったり…。気にしすぎず、むしろそれこそが自分のチャームポイントや長所になるかも!と考え方を変えれば、コンプレックスも愛せるようになるかもしれませんね!

CanCam2024年3月号「言いたいコトはやまやまですが。」より 撮影/赤尾昌則(whiteSTOUT) スタイリスト/奥富思誉里 ヘア&メイク/河嶋 希(io) モデル/山下美月(本誌専属) 構成/手塚明菜 WEB構成/近藤舞緒