炊飯器は卒業!?ズボラ女子が5年越しの憧れ・土鍋炊飯を始めてみたら…

ズボラだけど、土鍋が欲しい…!

白米好きなCanCam.jpライターFです。お店で「雑穀米か白米から選べます」と言われると、迷わず「白米で!」と答えてしまいます。おいしいものが大好きだけど、ズボラです。そんな私、5年間憧れていたあるものを最近手に入れました。タイトルからもお分かりかと思いますが、土鍋です。

そもそも私と土鍋の出合いは数年前。SNSで見かけた某有名土鍋には、「お米がおいしすぎて、おかずがいらない!」「炊飯器には戻れなくて、捨てました」などの口コミが多数。一気に「欲しい」熱が高まりますが、当時住んでいた家のキッチンはIHコンロ。欲しかった土鍋は直火専用のため、使えません。「土鍋でご飯を炊いてみたい…!次の家は絶対ガスコンロにしよう」。そう決めました。そして5年前に今の家に引っ越した時、IHコンロではなくあえてガスコンロを選びました。

なのに。なのに、それから5年が過ぎてしまいました。「欲しい」波は何度も訪れるのですが、「本当においしいのかな?」「面倒で使わなくなったりしないかな?(前科アリ)」と、超・優柔不断なので決断ができませんでした。

憧れ続けて5年…ようやく土鍋を購入

それがなぜ今買ったかというと、炊飯器の内窯の塗装が剥げてきてしまって、買い替えようと思ったら意外と高かったため、それなら土鍋を買ったほうが安いじゃん!となったからです。おもしろくもなんともなくてすみません…。

前置きが長くなりましたが、こうして我が家にやってきた土鍋がこちら。「菊花」という土鍋です。

3合炊きで直径は25㎝程度と、意外と小ぶり。約6,500円でした。

実は、もともと憧れていた土鍋とは違うものなのですが、この菊花、ズボラにもぴったりの機能が満載なんです。

1.吹きこぼれない!

内蓋がついているので、沸騰しても吹きこぼれません。

こんな感じの内蓋がついています。

2.沸騰するまで加熱するだけ!

炊き方も超簡単で、中火で熱して、沸騰したら(蒸気が出たら)火を止めるだけ。あとは20分蒸らせば完成です。

3.計量カップいらず!

土鍋の内側に水位目盛りが刻まれているので、計量カップで水を測る手間がなく、炊飯器感覚で使えます。

4.電子レンジも使える!

温めなおす際は、土鍋ごとレンジで温められます。

これならズボラな私でも使えるかも…!と、5年憧れた土鍋ではなく、出合ったばかりの菊花に決めました(値段も菊花のほうが圧倒的に安かった…)。

土鍋炊飯のいいところ3つ

そうして我が家にやってきた土鍋。果たしてズボラ女が使いこなせているのかというと…。

ほぼ毎日使っています!

私が思う、土鍋のいいところがこちら。

1.次の日でもおいしい

正直なところ、炊き立てのご飯は、炊飯器も土鍋もどっちもおいしいです(あらためて、炊飯器ってすごいんだなーと思いました)。ただ、翌日に冷ご飯を温めて食べたときに、違いを感じました。我が家は家族がいるため、多めに炊いて残りご飯を次の日私が食べることが多く、実はそれが嫌だったのですが、土鍋炊きになってから、気にならなくなりました。

ちなみに、残りご飯の保存に欠かせない相棒がこちら。

マーナの「極 冷凍ごはん容器」です。すのこパーツがついているので、余分な水分が下に落ちて、ご飯がべちゃべちゃになりません。冷凍用ですが、冷蔵でもおいしく温められます。

2.炊飯中にいい香りがする!

実は私、お米は好きなのですが、昔から炊飯中の匂いが苦手です。よく妊娠中にダメになるといいますが、私は年中ダメです。そのため、炊飯中は換気扇をガンガンに回していたのですが、土鍋で炊くとその匂いが気になりません。むしろいい匂いがします。これは意外な発見でした。ただ、炊飯器で炊いているときも、家族は「いい匂い~」と言っているので、これは個人的メリットかなと思います。

3.炊き込みご飯がおいしい!

一度、鶏肉入りの炊き込みご飯を作ったのですが、これはあきらかに土鍋のほうがおいしかったです! ご飯はともかく、お肉がぷりぷりでした。ベタですが、おこげも嬉しいです。

ズボラ女子流・土鍋炊飯の4ステップ

あまりおいしそうに撮れませんでしたが、本当はもっとツヤツヤ。写真って難しいです…。

というわけで、ズボラな私がほぼ毎日、土鍋炊飯を続けています。使い方は本当に簡単。

1.ボウルでお米を研いで、30分浸水させる

冬場は1時間以上がいいようです。朝出かける前に研いで、冷蔵庫に入れておいてもOK。

2.お米をザルにあげて土鍋に入れ、計量カップで水を測って入れる

水位目盛りはあるのですが、ちょっと見えにくくて失敗したことがあるので、結局計量カップを使っています。1合につき200ccが目安ですが、固めが好きな私は少なめにしています。

3.中火にかけ、10分タイマーをかけて放置

我が家のコンロではだいたい9~10分で沸騰するので、タイマーをかけて放っています(多少加熱しすぎても今のところ問題なし)。

4.20分経ったら、フタを開けてほぐす

そのまま食べる直前まで放っておいても大丈夫ですが、できるなら20分蒸らした段階で一度ほぐしたほうがふっくらします。

水を計量するのがやや面倒なくらいで、そのあとは一度火をつけるだけなので、簡単。使った後も、水につけておけるので、急いで洗わなきゃ!ということもありません。本当にズボラ向き!

ご飯の時間がもっと楽しくなった!

水加減や火加減を変えてみると、仕上がりが少しずつ変わるのもおもしろいところ。内蓋を開けたときに、ツヤツヤとお米が立っていると「よし成功!」と嬉しくなります(大失敗したことはありませんが、ちょっと柔らかかったな…程度のことはあります)。

やっぱり炊飯器は便利なので手放すことはしませんが、土鍋で料理が楽しくなったのは事実。お米を変えたらどうなるかなーなど、まだまだやってみたいことはたくさん。これからものんびり土鍋生活を楽しんでいきたいです♡