竹＋冊＝「笧」、目＋此＝「眦」のように、知っている漢字が複数合体したような珍しい形の漢字って結構たくさんあるものです。パッと見てなんとなく読めそうなのに、いざ読もうとすると読めない……と悔しい気持ちになったことがある人もいるのではないでしょうか。
今回の日本語クイズも、そんな「読めそうで意外と読めない漢字」から。挑戦していただくお題はこちら！
沙＋魚＝「鯊」。
見たことのある漢字が2つ合体したようなこちらの漢字も、かなり意外な読み方を持っています。もちろん「さ」でも「さかな」でもありません。いったい何と読むのか、ヒントをもとに推理してみてください。
■ここでヒント！
・ヒント1 魚の名前
「鯊」は、ある魚の名前です。スーパーなどで見かけることはほとんどありませんが、名前については「一度は聞いたことがある」という人も多いはず。
・ヒント2 どんな魚？
「鯊」は日本全国の川にすむ魚です。多くは全長約20センチと大きめですが、川底にお腹をくっつけるようにして過ごすため、泳ぐ姿を見かける機会はあまり無いかもしれません。「鯊」の仲間としては、マハゼやムツゴロウが比較的有名です。
・ヒント3 高級魚
スーパーに出回ることが少ないのは、「鯊」が傷むのが速いためと、穫れる量自体が少ないためです。こうした理由から、「鯊」は高級食材として、料亭や割烹などで提供されています。
ちなみに、「鯊」をひらがなで書くと「◯◯」の2文字です。
読み方は推理できたでしょうか？ では、この辺りで正解を見てみましょう。
■正解は、こちら！
「鯊」の読み方、正解は「はぜ」でした。
鯊は、スズキ目ハゼ亜目の魚の総称で、体は細長く、目が頭の上部に並んだ（フグを縦長にしたような）顔つきが特徴です。食材としては食感が良く上品な甘みを持つ白身魚で、料亭や割烹で主に天ぷらや唐揚げといった形で提供されています。
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（豊島オリカ）
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