「アプリがきっかけで付き合いました」
そんな声を聞くことも少なくない今。恋人との出会い方として、マッチングアプリは一般的になってきています。顔写真や趣味など、プロフィールを見て、相手のことをある程度知ったうえでマッチングして出会えることが魅力ですよね。実際、「アプリで気の合う人と出会えた!」という経験がある方も多いのではないでしょうか。
しかしその一方で、「実際会ってみると期待外れだった」そんな声もちらほら。そこで、ナイル株式会社が、マッチングアプリを通じて実際に相手と会った経験のある20代~40代の男女667人を対象に行った、「期待外れだった相手」に関するアンケート結果を紹介します!
■9割が初対面で相手にがっかり
マッチングアプリを通じて実際に会ったことがある667人に、実際に会った人が自分の期待通りではなかった経験の有無を尋ねたところ、「経験がある(87.7%)」、「経験がない(10.4%)」という結果に。9割近くのマッチングアプリユーザーが、相手と実際に会った結果、自分の期待通りではなかった経験があることがわかります。
■がっかりの理由No.1は「プロフィール写真と実際の顔が違う」
さらに実際に会った相手が、自分の期待通りではなかった経験があると回答した583人にその理由を調査。すると、最も多かったのが「プロフィール写真と実際の顔が違った(344人)」、次いで「会って話してみたら、相手との価値観が合わなかった(227人)」、「プロフィールにある性格が実際と違うように感じた(221人)」でした。
583人中344人が「プロフィール写真と実際の顔が違った」と回答しており、プロフィールに使われていた写真とのギャップが気になった人が半数以上を占める結果となっています。
また、性格・価値観など、相手との相性を測るために気にかける要素に対し、自分の期待と違ったと感じる人が多い傾向にあるようです。写真に限らず、少しでも良い姿を見せたい気持ちはわかりますが、あまりにも実際の自分と異なっていてはむしろ会った時に逆効果。プロフィールを偽るのなんて、言語両断です。程よく、盛れた写真や自分の性格をアピールしながら、できるだけギャップを作らないように意識しましょう。
■連絡頻度、約2人に1人が「1日に複数回以上」
実際に会う前、相手とのやり取りはしていたはずです。文字上とはいえ、メッセージのやり取りをしていたら、価値観や性格を掴めそうにも思ってしまいます。そうなると、「期待外れだと感じた相手との連絡頻度は少なかったのでは?」思ってしまいがちですが、実際はどうなのでしょうか。
期待外れだと感じた相手との連絡頻度を聞いてみると、「1日に複数回以上(46.8%)」が最も多く、次いで「1日に1回(32.2%)」、「2~3日に1回(14.8%)」という結果と鳴りました。約2人に1人が「1日に複数回以上」やり取りをしていたにも関わらず、実際に会った際相手にがっかりした印象を持ったことがわかります。やはり、メッセージのやり取りでは感じ取りづらい、ちょっとした仕草や話し方などが相手の雰囲気や価値観を感じ取るうえでかなり重要な要素になっているようです。
■やりとりは同時並行で何人と?
期待通りではなかった相手を含め、何人と同時にやり取りをしていたかを聞いてみると、「2~3人(49.4%)」が最も多く、次いで「4~5人(22.0%)」、「その相手のみ(17.3%)」でした。1人だけと回答した17.3%を除くと、全体の8割以上の人が同時並行で複数人とやり取りをしていることがわかります。1人のみに絞った場合、交際に発展せず時間が無駄になるリスクを避けるため、予め複数人とやり取りをしている可能性が考えられます。
また、複数の相手とやり取りを続けることで、それぞれの相手とのコミュニケーションが希薄になる可能性もあるので、実際に会ったときにより自分の理想とのギャップを感じてしまうのかもしれません。その他にも、同じ時期に別の相手とも会っていた場合、他にやり取りしている相手と比べて「期待外れ」と感じるパターンもありそうです。
■「プロフィール情報との相違」許容したら約半数が交際に発展
初対面が期待通りではなかった相手と、交際に至った経験はあるか尋ねると、「交際したことがある(49.7%)」、「交際したことがない(49.1%)」となり、ほぼ同数の結果であることが判明。会ってみて感じたギャップを許容し、その後交際するかどうかは、人によって意見が分かれることがわかります。では、その中でもどのような相違を許容したとき交際に至ったのでしょうか。
交際経験を期待外れに感じた理由別に見ると、交際に至った要素は、「プロフィールにある出身地などの個人情報が違った(77.1%)」、「プロフィールに書かれている趣味や興味が実際と違った(75.2%)」、「子どもの有無などプロフィールに書かれていない情報が明らかになった(66.9%)」でした。
プロフィールにある情報とは違っても、交際する分には問題ないと考える人が多いようです。他にも、「会った場所やデートプランに満足できなかった」「デートの支払いを求められた」などは、許容されていることがわかります。もし、初回のデートに不満を持ったとしても、その後相手と関係を築いていくなかで、改善していけると考える人が多い様子がうかがえました。
一方、許せなかった要素で多いのは「実際に話し、相手との価値観が合わなかった(62.6%)」「相手の態度や言動が失礼だった(55.9%)」「プロフィール写真と実際の顔が違った(52.0%)」でした。相手の価値観や、失礼だと感じる態度がマイナスな印象となり、交際する相手にはならなかったようです。特に、価値観や態度はそう簡単に変えられない部分でもあるので、最初合わないと感じたら厳しいところがあるのかもしれませんね。ただし、初対面で感じたがっかりする部分は、どうしても受け入れられないことがありますが、相手を知っていく過程で受け入れられる可能性が十分にあることもわかります。
■交際の決め手は「趣味」「興味」「価値観」の一致
期待通りではなかった相手と交際した理由TOP3は、1位「趣味や興味が共通していたため(126人)」、2位「価値観や生活スタイルが合っていたため(97人)」、3位「信頼感や安心感があったため(88人)」でした。
趣味や価値観など、何かを選択したり経験したりする上で、意見が合致しやすくなる要素が、期待通りではない相手との交際の決め手となっているのではないでしょうか。
■初対面、がっかりされても挽回可能!
アンケートの結果、ほとんどの人が初対面で相手にがっかりした経験があると回答がありましたが、そのうち半数はその後のやり取りで相手と良い関係を築き、交際に発展していました。プロフィールは最初に目に入る相手の情報だからこそ、かなり大切。相手に自分の人柄が伝わるように情報を書きながら、移住地や身長などの基本情報に対する嘘は控えましょう。始めが顔の見えないアプリ上だからこそ、相手も安心して会いたいと思えるプロフィールをつくりましょう!きっと、誠実に書くことで相手にモ本気の想いが伝わるはずです。良い出会いがみなさんに訪れますように。(岡美咲)