◆現実にはあり得ないからこそ
「現実にはない、人物の動きや演出、カメラワークなど様々な表現が実現できる部分が好き。アニメーションの予備動作の細かなところなど」(グラフィックデザイナー・23歳 女性)
「現実では味わえない世界観を味わえる。『こうなったらいいのにな』という憧れも、アニメの中なら叶えられる。だからこそ、現実ではアニメのような非現実的なことは求めないし、いいストレス発散になると思う」(ライター・30歳 女性)
表現や世界観など、アニメだからこそできる「現実にはあり得ない」ことは多数存在します。それを表現しやすいのがアニメであり、だからこそファンタジー作品と相性が良いのかもしれません。
◆癒される、現実逃避できる……気持ちの切り替えのためのアニメ
「脳みそ空っぽになれるのがいい。読書のように考える必要がなく、自発的に文字を目で追ったりページをめくる必要もない。家でテレビさえあれば得られる。そして1人でも楽しめる。休日も、給料日も、友だちと予定が合う日も待たなくていい。夜明けを呪うようになったときは、人に会う前に、1人でアニメを見て泣く時間が必要」(金融系事務職・25歳 女性)
「なにかつらいことをしなければならないときに今日は好きなアニメの配信日だから頑張ろうと自分を元気づけることができる」(学生・20歳 女性)
アニメ視聴が好きというパターン。もちろん作品自体への愛情もありますが、アニメを観ることで頭の切り替えやリフレッシュをすることができ、日々の活力となるのです。
アニメを好む理由や観る動機は人それぞれですが、アニメを観るということは現実を忘れさせ、夢を叶え、アニオタたちに力を与えてくれるのですね。
もちろんそれはアニオタだけではなく、「大人になったけれど、アニメを観てみようかな」と思っている方にもあてはまること。「子どもの観るものだから」と思わず、深夜にテレビをつけ、ちょっと観てみてはいかがでしょうか。
さて次回は、アニオタたちが好むアニメジャンル、そしてアニオタが非アニオタに薦めるアニメ作品についての調査結果をお届けします。お楽しみに!(鈴木 梢)
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