日本食に馴染み深いお味噌汁。実家で出されたとき、「ああ、帰ってきたなあ」そうじんわりと懐かしさを感じている人も多いはず。味噌の種類や具など、家庭に限らず地域によっても異なりますよね。そんなお味噌汁のなかで、何の具が好きですか?
そこで、株式会社ベストアクティが10代~60代までの男女100人を対象に行った、「好きなお味噌汁の具」に関する調査結果を発表します!
■2割が回答!第1位は「豆腐」
アンケートの結果、王道の「豆腐」と答える人が20人と最も多く、それに続いて2位に「わかめ」がランクイン!3位に「貝」、4位に「長ねぎ」が続きます。では、回答者から寄せられたコメントと共に詳しく紹介していきます。
12位 えのき
- キノコの種類のなかで唯一食べられるから。しゃきしゃきしていて美味しいので。(40代・男性)
きのこの中でも細く、束で食べた時の食感もよい「えのき」。比較的に香りのクセもないことから好まれるようです。
11位 卵
- 初めてお店で玉子入りの味噌汁飲んでから好きになりそれしか飲まないくらいに好きになりました。(20代・男性)
意外と味噌汁との相性が合う「卵」。あっさりと食べることができ、栄養も抜群なので食欲がない時にもピッタリの具です。少し黄身が固まった状態で、おでんの玉子のように黄身に汁をしみさせて食べるのも○。ボリュームも出て、満足感も高いのでおかずのように食べることもできます。
10位 なす
- 肉厚でトロトロ食感になったなすの味噌汁が大好きです。なすは味噌汁に限らず好きな野菜で秋口のなすは堪りません。(50代・男性)
- 特に油で揚げた揚げなすと少しの豚ひき肉を入れた味噌汁が格別に美味しい。茄子味噌炒めを食べているような感覚になる。(20代・女性)
- ナスとミョウガと油揚げが一緒に入った味噌汁が好きです。油揚げの油がトロッしたナスがナスにすごく合います(40代・女性)
味噌汁に入れるなすを揚げて入れたり、豚ひき肉と一緒に入れるなど、少し普段とは違う味の味噌汁も楽しめる「なす」。トロッとした食感が好きだという声も多数寄せられました。
9位 大根
- お味噌汁の味がしっかり染み込んだ大根はとても美味しい。旬の大根だとみずみずしいので相まって美味しくなります。(30代・女性)
- 大根の甘みと少しの苦味がお味噌汁ととても合うので大好きです。必ず油揚げも一緒に入れてコクを出します。子供も一番好きな具です。(50代・女性)
- 大根のお味噌汁には必ずにんじんと油揚げも一緒に入れるのですが、味が甘くてとても美味しくなりますし、大根の食感も好きです。(40代・女性)
シャキッと少し食感が残った状態でもよし、味が染みこみ柔らかくなった状態でもよしと、何通りも楽しめる「大根」。切り方や煮込み方など家庭によっても全く違った形で味噌汁に入っていそうですよね。
8位 たまねぎ
- 玉ねぎの甘みが感じられて美味しい。玉ねぎが十分に柔らかくなるまで煮たお味噌汁が好きです。(30代・女性)
- 味噌を濃いめに調整して、玉ねぎを沢山入れると、とても甘じょっぱくて美味しい味噌汁になる。(40代・女性)
- 玉ねぎの甘さが味噌とマッチしてとてもおいしいので私は元から大好きです。(60代・男性)
甘さが存分に引き出される味噌汁の「たまねぎ」。たまねぎが苦手な人でも味噌汁に入っているのは食べられる、という方もいるのではないでしょうか。くたくたになるまで煮るのがおすすめ。
7位 じゃがいも
- ジャガイモのくずれる感じに味噌汁が混じり合うのが大好き。ジャガイモと玉ねぎの組み合わせが最高だと思います。(50代・女性)
- じゃがいものほくほくした歯触りとお味噌汁の味が非常によく合います。他に何かを一緒に入れても合います。小さく切ると早く出来上がるので良いです。(40代・女性)
- 味噌汁と意外に相性がいいのに加えて食感が楽しめるのと、腹持ち的にも良い具なので。(40代・男性)
- 味噌の旨味がしみ込むことでお芋のホクホク感が増してより美味しくなるところが好き。味噌がしみ込みやすくなるように、しっかり面取りをして大きめにカットして具材にするようにしています。(30代・女性)
腹持ち抜群の「じゃがいも」。ホロホロとくずれるようになりながら、味噌汁がしみこむのが良い!、との声も。食べ応えもあるので、時間がない日の朝食代わりにもなります。ただし、傷みやすい食材でもあるので具に入れた時は早めに食べきりましょう。
6位 なめこ
- 夕飯を作る時間のない時は大抵なめこと豆腐の味噌汁にしています。煮込む時間がいらないのですぐ出来るし、食欲がない時でもつるりと飲めるので気に入っています。(40代・女性)
- なめこは体にいい成分などが入っているのでそのままだと食べづらいが味噌汁に入れると食べやすい。(20代・男性)
- なめこ一択です。食欲がないときでもなめこが入っていればツルっと食べられるので。(30代・女性)
- ぬるぬるの感触と口に入れた時のとろっとした口当たりが好きです。作る際にはなめこ以外にわかめ、長芋などねばねば食品を組み合わせて栄養を考えてます。(20代・女性)
ぬめりが特徴の「なめこ」。口当たりやぬるぬるが故の食べやすさが人気の理由。また、きのこの中でも、「煮込む時間がいらない」という調理面で時短できる食材としての魅力もあるようです。
5位 油揚げ
- ジュワッとした食感も良いですし、揚げのエキスが味噌汁と混ざって風味も一段と増すので大好きです。(40代・男性)
- 油揚げが入るだけでお味噌汁が濃厚になるので好きです。適度な油分がお味噌汁に溶け出し体を温めてくれます。作る際にこだわっていることは油抜きをしすぎないことです。(20代・女性)
- 刻んだ油揚げが味噌汁を吸ってジュクジュクになっているのを口に入れて、噛んだらジャワっと出てくるのが好きです。(30代・男性)
- 油揚げから出汁が出るので、淡白な野菜などと取り合わせても、一気にコクのあるお味噌汁に仕上げるところが好きな理由です。作る際は、お味噌を入れてからは極力弱火または火を止め、風味が飛ばないようにしています。(50代・女性)
- 油揚げのふわふわした食感が好き。油揚げの油が滲み出て、味噌汁に深みが出ておいしい。(30代・女性)
油が味噌汁と混ざり合うことで、味噌汁の印象をガラリと変えます。ふわふわとした油揚げの食感と、そこからまたにじみ出ることで味噌汁に深みが出てきます。「油揚げを入れる際に油抜きをしすぎない」や「淡白な野菜と組み合わせる」など、それぞれのこだわりが見えました。
4位 長ねぎ
- 細かく刻んであまり煮過ぎないのも、焦げ目をつけて入れるのも、鍋物の時のように大きくカットして入れるのも美味しく、色々なアレンジができるから。(50代・女性)
- 単純にネギ好きなこともありますが、ネギの食感と香が味噌汁にとっても合っていると思うからです。(30代・男性)
- 手軽に野菜を摂る事ができ、ネギからも旨みがでていて味噌の味に合うことからよく好んで食べている。(30代・男性)
- 風味が豊かで味のアクセントとして良いし、無いと寂しく感じる具材です。他のどの具とも相性が良いので使いやすいところも良いです。(40代・女性)
- 長ネギの食感と味が好きです。細かく刻んで薬味的に使うのも良いですし、大きく切って味噌汁のメインの具にするのも大好きです。また、どんな具とも相性が良いと思います。個人的には油揚げとの組み合わせが好きです。(40代・男性)
大きく切って軽く煮込み、具として味噌汁に入れても相性がよい「長ねぎ」。何か物足りない時の薬味としてだけでなく、さまざまな食べ方で楽しむことができますよね。
3位 貝
- あさりの味噌汁は他の具材や出汁が必要ないくらい、濃厚なうま味の塊で、飲んでいて満足度が高い。(50代・男性)
- 貝から良い出汁が出て、味噌汁全体が美味しくなります。味噌は赤味噌でつくると抜群に美味しいです。(30代・男性)
- 普段ほとんど入れることがないので、逆に少し特別感があって、高級感のある味噌汁になるのが好き。(20代・女性)
- アサリが好きです。アサリから出る出汁は、他の出汁と比べ物にならないほど美味しいと思います。普通のお味噌汁と同じように作っても全く違った風味になり、簡単に海の味を満喫できるので大好きです。(40代・男性)
- あさり等の貝のお味噌汁はだしがでて、お味噌汁にまろやかなコクがでてくると思います。(30代・女性)
特に貝の中でも人気だったのが「あさり」。貝から出る出汁が味噌汁のコクをさらに引き出します。ちなみに、食べ方に少し困ってしまう貝類ですが、椀の中で身を外して食べ、殻を椀に戻すのが一連のマナーだと言われています。
2位 わかめ
- 出来たてのときの少しコリっとした食感としょっぱさが好きです。自分で作るときは絶対に乾燥わかめを追加してマシマシにして食べます。味は気持ち濃いめで作ります。(20代・女性)
- 海藻類を摂取する料理があまりない中、お味噌汁だと手軽に毎日摂れてしかも美味しい。食物繊維とミネラルが豊富で腸活に良く、ノンカロリーなのもうれしい。健康的な食事をしていると感じられる。具は豆腐に旬の野菜、わかめ多めで好みの配合にしている。味噌汁で一品のおかずになるほどしっかり具を入れると満足感があり栄養バランスも良い。(50代・女性)
- わかめ自体に旨味があり、出汁との相性が抜群で最も一体感がある。また栄養素的にも優秀な成分が多いのも良い。(50代・男性)
- 乾燥されたものが販売しており簡単に入れることができ、美味しくわかめがあるだけで味噌汁として成り立つ。(20代・男性)
- ミネラルも豊富で身体にも良いし、コリコリした食感も感じられて毎日でも飽きないです。(50代・女性)
「具に入っていたら味噌汁が成り立つ!」そんな信頼感を持つ「わかめ」。これまで紹介してきたどんな具との相性もよく、食物繊維やミネラルなどの栄養面からも満足感の高い食材です。今は塩抜きなどしなくても、味噌汁に入れるだけのわかめも販売されているので手軽に作る事ができます。
1位 豆腐
- ツルっとした口当たりと、どんなお味噌汁にも合うところが好きだから。オマケにヘルシーで最高。(40代・男性)
- ヘルシーで食べ応えがあるところが好きで、特に木綿豆腐を選ぶと食感が出て美味しいです。(20代・女性)
- 味噌の濃い味に対して豆腐のあっさりとした味が丁度よく和らげてくれるからです。豆腐そのものも好きです。(40代・男性)
- 具として最適だと思います。味噌の味を邪魔しない、淡白で優しい風味が好きです。食べごたえもあり、ほろっとする食感もいいんですよね。他にどの具材を持ってきても大体合います。(40代・女性)
- 豆腐は体にも良いので大好きでお味噌汁には必ず入れます。木綿豆腐が苦手で絹ごし豆腐でしたが、最近は栄養のことを考えて木綿豆腐を使うようにしています。(50代・女性)
味噌の味を邪魔しないほどよい存在感とツルッとした口当たりが魅力の「豆腐」。満足感のある食材でありながら、ヘルシーなのも人気の理由の1つ。小さい子でも食べやすいので、年代問わず王道の味噌汁の具と言えるのではないでしょうか。
■それぞれの家庭の味
回答結果を見てみると、味噌汁との相性もですが、意外と腹持ちの良さを意識している声も多数。少し体調が悪い時などでも食べやすいことから、単なる汁物としてだけでなく具によっては食事に近い意味でも食べられるところが魅力なのかもしれませんね。今回は具単体のランキングでしたが、組み合わせによってさらに家庭ならではの味噌汁が見えてくるはず。今回の記事を参考に、新たな味噌汁の具の組み合わせを見つけてみるのも面白いかもしれませんね。(岡美咲)
▼じゃあ、「ごはんのおとも」人気1位は?
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