「コーラで骨が溶ける」って実際ホント…?大人がやっても楽しめる「自由研究」ネタ8選

大人がやっても楽しい自由研究

皆さん夏休みの宿題は計画的に進める派でしたか? それとも溜めてしまって夏休みの終わりにまとめて終わらせる派でしたか? ギリギリに宿題を終わらせることになると苦しめられるのが「自由研究」。苦戦した経験がある人も多いんじゃないでしょうか?

今も子どもたちは様々な自由研究にチャレンジしているようです。そのテーマには大人も楽しめそうなものも多いんです。ここでは、大人になったみなさんに、株式会社C.Dreamsが運営する子供の教育メディア「ちいく村」が、小学生・中学生のお子様を持つ親57人を対象に調査した「すぐできる面白い自由研究ネタ」10選をご紹介していきます!

すぐできる自由研究ネタ10選

●ピカピカのお金をつくろう

お釣りでピカピカの小銭をもらうとちょっと嬉しくなりますよね。この自由研究なら、納得がいくまで小銭をピカピカにすることができます。どこまで小銭を綺麗にできるか挑戦してみるのは楽しそうですよね。

【やり方】

○用意するもの:硬貨、酢・洗剤・お湯・油・マヨネーズ・しょうゆ・塩水・砂糖水などの家にある液体、綿棒、お皿

○方法:

10円玉や100円玉を色んな液体を付けた綿棒で磨いてみます。小さなお皿に一定時間つけてもOK。液体によって汚れの落ち具合にどんな違いがあるか確認します。

【ポイント】

・硬貨を磨く前後で写真を撮っておく

・硬貨の種類や液体の種類別に洗浄効果をまとめる

・液体の成分や性質を調べて、なぜ効果があったのか考察する

 

●花火の色の秘密を探ろう

今年の夏に花火を見に行ったという人も多いんじゃないでしょうか? 花火の色鮮やかな火花の原理は、実は小学生でもできる自由研究で知ることができるんです。花火大会の思い出を振り替えながら取り組むと面白いかも♪

【やり方】

○用意するもの:重曹、ホウ砂、ミョウバン(ここまで試薬)、折り紙、エタノール、コットン、陶器のお皿、アルミカップ、火をつけるもの(ライターやチャッカマン)

○方法:

①陶器のお皿の上にアルミカップを置く

②小さくちぎったコットンをエタノールで湿らせ、アルミカップに入れる

③試薬(重曹、ホウ砂、ミョウバン)を、それぞれ1つずつ、少量ずつまぶす

④コットンに火をつけて、それぞれの火の色を確認する

【ポイント】

・エタノールだけの色と比較できるように何もかけないものも用意する

・成分を調べて、炎色反応について考察する

・実際の花火ではどのように色を付けているのか調べて、実験と比較してみる

●美味しいカレーの作り方を探ろう

永遠に追求できそうなテーマ! 定番メニューのカレー。この自由研究にチャレンジしたら、いつものカレーをワンランクアップさせることができるかもしれません。

【やり方】

○用意するもの:カレーの材料(カレー粉、野菜、肉など入れたいと思うもの)、お鍋、包丁、まな板、調味料

○方法:

カレーの作り方を変えて、味にどのような変化があるのかを調べます。作り方の変更法は自由です。以下は一例になります。

・使う野菜や肉をたくさん切って用意しておき、以下のようにパターンに分けて調理する

①肉と野菜を炒めてからカレーに入れる

②野菜だけは切ったまま入れる

③両方炒めずに入れる

④野菜だけ水にいれ、沸騰してから肉を入れる

⑤煮込む時間を10分にする

⑥煮込む時間を1時間にする

加えて、オーソドックスな作り方をしたカレーにスパイスや調味料(トマト缶、塩コショウ、しょうゆ、だし、ミソ等)を入れてみてどのように味が変わり、おいしくなる組み合わせはあるか調べてみます。

【ポイント】

・1つのカレーを仕込む量は少なくする

・おいしくなった調理法やおいしくなかった調理法をまとめて、なぜそうなったかを考察する

 

●コーラ(炭酸飲料)で本当に骨は溶ける?

「歯が溶けるからコーラは飲んじゃだめ!」と小さい頃に言われていた人もいるんじゃないでしょうか? 実際は骨が溶けるわけではないんですが、実験してみると面白い結果が得られるんです。子ども時代から知っている迷信の真偽を実験で証明できると思うとなんだかワクワクしますよね。

【やり方】

○用意するもの:炭酸飲料、魚の骨やフライドチキンなどの骨、卵の殻、酢、水

○方法:

①魚やチキンの骨、卵の殻をきれいに洗っておく

②炭酸飲料、酢、水に骨などを入れる

③キッチンペーパーと輪ゴムでふたをする(密閉しないこと)

④毎日様子を伺い、骨や卵に変化がないか観察する

【ポイント】

・実験は3日~7日ほどかかる

・カルシウムが酸に溶ける事実を確認し、なぜ飲むと大丈夫なのか考えてみる

・液体によって溶ける速度が違う理由を考察する

●ちりめんモンスター図鑑をつくる

皆さん「ちりめんモンスター」って知ってますか? ちりめんじゃこを買うと、中に小さな生き物が入っていることがありますよね。あの謎の生物が「ちりめんモンスター」と呼ばれているようです。この自由研究のための専用のキットもあるようなので、挑戦しやすそうですし、ちりめんじゃこを食べるのが楽しくなりそうですね。

【やり方】

○用意するもの:市販のちりめんじゃこ、カメラ、皿

○方法:

①ちりめんじゃこを買う

②皿に出してちりめんじゃこの中の小さな生き物を探す

③見つけたら写真に収める

④ネットにあるちりもん図鑑で名前を調べて自分だけの図鑑を作る

【ポイント】

・ちりめんじゃこはたくさん用意した方が色んな生き物が見つかります

・生き物を見つけたら名前、写真、特徴などをまとめていく

・見つからない場合はちりめんモンスター専用のキットを買って取り組む

●近所マップをつくる

灯台下暗しで、家の近くの魅力的な場所や変化には意外と気がつけないものです。近所の魅力を再発見するいいきっかけになりますし、防犯対策にもなって一石二鳥ですね。

【やり方】

○用意するもの:近所の地図(なければGoogleマップでも可)、紙、ペン

○方法:

①まずは大まかな近所の地図を書く。大まかな地図は既存の地図を使っても、自分で書いてもOK

②実際に道を歩いてみて、地図には載っていないお店や道を見つけたら書き足していく

③気になる所は写真を撮っておく

④大まかに書いた近所の地図に、自分視点の道やお店、気を付ける場所などを書き足して完成させる

【ポイント】

・気になるお店や施設は入って詳しくお話を聞いてみるのもよいです

・危険な道や気を付けるべきポイントもマークしておくと、安全管理の観点からもよい地図になる

・お友達の家などは許可を得て書くようにする

 

●オリジナルの日本地図を作ってみる

「時間ができたら行きたい…」と旅行先を思い浮かべても、毎日生活しているうちにすっかり忘れてしまうのは、忙しい大人にはあるあるですよね。日本の特産品や名所を知るこの自由研究に挑戦すれば、自分が行きたかった場所を思い出して整理することができるんじゃないでしょうか?

【やり方】

用意するもの:画用紙、日本地図の見本

方法

①日本地図を画用紙に書いてみる(書けない場合は大きい用紙に印刷する)

②都道府県を書きこんでいき、日本地図の周りに各県の特産品や行ってみたい場所などを書きこんでいく

【ポイント】

・地域の特色はネットなどで調べる

●太陽光でお湯を作ろう

今年の夏は本当に溶けそうなほど暑かったですよね。そんな太陽光の強さを実感できる実験です。この実験をした後には、夏服の色選びを考えさせられそうです。

【やり方】

○用意するもの:空のPETボトル、水、絵具(ない時はマジック、画用紙)、温度計

○方法:

①空のPETボトルにで色を塗る

②PETボトルに一定量の水を入れる

③太陽が当たる場所に2時間ほど置く

④30分ごとに温度計で温度を測る

【ポイント】

・色はできるだけ濃く塗った方が色の差が出やすい

・お湯を触る前に必ず温度を測る(やけどしないように)

・光エネルギーの吸収と色の関係ついて結果をまとめる

・なぜ色によって温度の上がり方が違うのか考察する

気になったものはチャレンジしてみて!

今更小学生の自由研究なんて…と思った人もいるかもしれませんが、ご紹介したテーマの中にひとつくらいは面白そうなものがあったんじゃないでしょうか?楽しそうだと感じたらこれを機にぜひチャレンジしてみてください! 大人になったからこそ味わえる楽しみがあるかもしれませんよ♪(石川智香子)

情報提供元/株式会社C.Dreams