帯の印象も引き締める♡「帯締め」って何のこと?【意外と知らないファッション用語】

よく聞く「帯締め」って何?

帯締めをデジタル大辞泉で調べてみると…

おび‐じめ【帯締(め)】
女帯を結んだとき、解けないように帯の上から締める丸ぐけ・組紐など。お太鼓の内側を通して前面で結ぶ。組紐の両端につけた金具で留めるものはふつう帯留めという。

帯締めとは、着物の帯を結んだときに解けないように固定するための紐のこと。ポピュラーな帯の結び方の一種である「お太鼓」では、帯枕と帯揚げで形を作り帯締めを通すことで形をしっかりと固定しますが、「角出し」や浴衣の帯でよく見られる「文庫結び」など帯揚げなしでも固定できる結び方をする場合でも、コーディネートのワンポイントや引き締め役としてアクセサリー代わりに使用されている人気アイテムです。

イエローの帯締めを効かせた浴衣コーデ

爽やかなブルー地に、古典柄のひとつでもある藤が描かれた涼しげな浴衣は、江戸時代から続く老舗「竺仙」のもの。ブルー×白の寒色系でシンプルにまとめれば、日本らしい和の美しさを体現するような洗練された着こなしに。帯締めのイエローでピリリとコントラストを効かせて、小粋に仕上げて。

CanCam8月号「ぽーりんと巡る♡京都ではんなりゆかたデート」より
撮影/嶌村吉祥丸 スタイリスト/菊地咲絵 ヘア&メイク/山口朋子(HITOME) モデル/中条あやみ(本誌専属) 構成/手塚明菜 WEB構成/久保 葵