WI 『セーラームーン』の次に出演していたもうひとつのミュージカル、『ハートの国のアリス』のキャラクターも写真で見ただけですが、ハマり役のようでしたね。
石井 本当に楽しかったです(笑)。もともとこの作品のゲームをやっていたので、ミュージカルがあることを知ってオーディションを受けたんです。実は、『セーラームーン』ミュージカルのDVD特典に、戦士役のキャスト全員で女子トークする映像があって、そこで、「自分の役以外にやりたい役はある?」と聞かれて、私、「“ブラックレディー”がやりたい!」って言ってたんです。悪の女王みたいな、高笑いするキャラクターなんですけど、そしたら次のミュージカルの役が、“高笑いする女王”に近いビバルディというキャラクターに決まって、本当にビックリしました(笑)。
WI “モデル”としての石井さんを知らなくて、ミュージカル出演がきっかけで石井さんを知ったという方もいらっしゃったのでは?
石井 多かったと思います。いま、ツイッターのフォロワーさんの8割は、ミュージカルファンの方です! しかも、ミュージカルで私を知って「『Oggi』を初めて買った」という方もけっこういらっしゃるみたいで、本当にうれしいですね。
WI 石井さんが、二次元の世界とリアルファッションの橋渡しに? それは新しいですね! ミュージカルを経験した後の心境の変化を教えてもらえますか?
石井 「もっと芝居がしたい!」と率直に思いました。初めてのミュージカルが『セーラームーン』という大人気の作品で、しかも自分も小さい頃から思い入れのあるキャラクターだったので、不安もプレッシャーもありました。でもそれ以上に、役を手に入れられて嬉しい気持ちと、「私がやらなければ!」という気持ちのほうが大きかったです。舞台に立って、観客の方の反応をもらって、演技をもっとやりたいと思いましたね。