デートの支払いは「割り勘」派?それとも…
気になるあの人との初デート。次に繋げるためにも、お互いの価値観が合わなくてモヤモヤ… なんてことは避けたいですよね。そんなとき「デート費用を割り勘するかどうか」は二人の価値観が試される重要なポイントなんじゃないでしょうか?
ここでは、株式会社ZWEIが男女300人を対象に実施した「付き合う前のデートの支払い」に関するアンケートをもとに、今どきのデートの支払いへの価値観を探っていきたいと思います!
Q1:お付き合いしていない相手との初デート!お支払いはどれを希望?
男性は40%、女性は58%が割り勘を希望しているという結果となりました。
男性の回答で最も多かったのは「割り勘」でした。ただ、「男性が奢る」「男性が多く払う」の合計が47.3%なので、「男性が奢る・多く払う」派の人が「割り勘」派よりも、若干多いことがわかります。
女性は、「男性が奢る・多く払う」派と比べてみても、圧倒的に「割り勘」派が多いという結果になりました。男性よりも女性の方が割り勘を希望している人が多いようです。
性別・年代別に結果をまとめたものも見てみましょう。まずは女性編です。「男性が奢る・多く払う」を選んだ女性で最も多かったのは30代で、次いで40代という結果に。「割り勘」を選んだ女性は、僅差ですが20代が最多でした。
次に男性編をみていきます。「男性が奢る・多く払う」を選んだ男性は20代が最も多く、「割り勘」を選んだ男性は40代が多い傾向があることがわかりました。なんだか女性の場合とは対照的な結果になった気がしますよね。同世代の男女の間に価値観のずれが生まれていることがわかりました。
Q2:その回答を選んだ理由は何ですか?
どうして「割り勘」、または「男性が負担する」という回答を選んだのか聞いてみました。それぞれの回答をを選んだ理由を男女別にご紹介していきます。
「割り勘」を選んだ人の理由を見てみると、男性も女性も、1位から3位までほとんど同じ理由が並びました。第1位は「それが普通だと思う」でした。以前は「男性が奢るもの」という考え方が主流のようでしたが、今はそうではないようで、「割り勘」が当たり前の時代に変化し始めているのかもしれません。
「男性が奢る・多く払う」を選んだ人の理由を見てみると、やっぱり1位は「それが普通だと思う」でした。こちらはこちらで、「男性が奢る・多く払う」のが当たり前だと思って選択した人が多いようでした。女性のランキングの3位には「最初だから」という理由がランクインしていました。デートの「初回」は奢ってほしいと思う人は多いようです。
Q3:お付き合いしていないお相手との2回目のデートのお支払いはどれを希望しますか?
それでは、「初デート」ではなく、2回目のデートだと、どのような支払いを希望する人が多いんでしょうか? 「お付き合いしていないお相手との2回目のデートのお支払いはどれを希望しますか?」と聞いてみたところ、男性は44.6%、女性は60%と、初デートよりも2回目のデートの方が割り勘を希望する人が多いという結果となりました。
奢る・奢られるときのポイントは?
価値観がこのように多様化している今、どのような対応が求められているのでしょうか? 結婚相談所ツヴァイ・カウンセラーの藤城さんは「奢る・奢られる際のポイント」として以下のことをおすすめしています。
●奢る側
奢ることはお相手に好印象を与えられる場合がありますが、ポイントは「奢ったことを決して押し付けたり自慢したりしない事」ではないでしょうか。もし自慢してしまいそうであれば、いっそ奢らない方が印象が良いかもしれません。
奢る場合には「僕が誘ったから」「僕が行ってみたかったお店に付き合ってくれたから」などと理由をつけて、相手に気を使わせないひと工夫が出来るとよりスマートかと思います。
また今回のアンケートで分かるように、奢られることに抵抗のある女性もいます。もし断られたら、相手の表情をよく見て、自身より少なめの金額をお願いしたり、割り勘にするなど柔軟に対応しましょう。
●奢られる側
今回のアンケートで分かるように、約半数の方が割り勘を希望しています。「奢られて当然」という考えや態度はやめた方が好印象です。
割り勘という前提でデートに臨み、もし奢ってもらった場合はしっかり感謝の気持ちを伝えましょう。
その後「コーヒーはお好きですか?」と次のカフェ代をご馳走したり、「次回は私に払わせてください」など一言付け足すのも良いかもしれません。また、割り勘を希望する方はその旨をはっきりと伝えましょう。
奢る・奢られる予定のある人は参考にしてみてはいかがでしょうか?
いい初デートにするために!
「割り勘」もしくは「男性が奢る・多く払う」のが当たり前だと思っていても、相手はそうは思っていないかもしれません。ちょっとした価値観の違いでせっかくのデートが微妙な空気にならないように、相手がどういうスタンスなのかを考えてコミュニケーションを取る必要がありそうですね。(石川智香子)
情報提供元・引用/株式会社ZWEI調査