太らないお酒ってあるの？ダイエット中でも安心して飲める低カロリーなお酒【栄養士監修】

ダイエット中に飲むならコレ！カロリーの低いお酒 BEST8

ボディメイクの天敵ともいえるお酒。ただ、お酒好きにとってダイエット中の禁酒はとくにツラいもの。ダイエット＝お酒を断つのが痩せる近道と考える方も多いと思いますが、「お酒が太る原因ではありません」と語ったのは健康サポート&ダイエットアプリ『あすけん』の取締役で管理栄養士・道江美喜子さん。実は、太る要因はお酒以外にあるそう。今回はダイエット向きの低カロリーなお酒や、ダイエット中でもお酒を楽しく飲むコツをご紹介します。

教えてくれたのは…道江美貴子さん

お酒って飲むと太るの？

『お酒を飲みすぎると太る』というけれど、実はお酒が太る原因ではありません！

「ダイエット中は禁酒しなきゃ、と思っている方も多いと思いますが、実はアルコール自体が太る原因に直結する訳ではありません。ダイエット中、特に気をつけてほしいのは、おつまみ。お酒には“食欲を増進させる作用”があり『お酒を飲むとつい食べ過ぎてしまう』『飲みのシメにラーメンを食べたくなる』のはそのせいです。飲み過ぎると食欲にセーブが効かなくなるので、適量を飲むことをぜひ心がけてみてください」

結局どっちなんですか!?「お酒はエンプティカロリーだから太らない」ってウソ？ホント？

CanCam.jp（キャンキャン）

お酒の適量とは？

「厚生労働省によると、１日の節度あるアルコールの摂取量は、平均純アルコールで約20ml程度。ビール1缶（500ml）、ワイングラス2杯（200ml）、日本酒一合（180ml）が飲酒量の適量の目安として定められています。お酒の飲みすぎが長い期間ずっと続くと、美容面以外にも肝臓に負担がかかり健康を害することも。ダイエット中のみならず、それ以外の方でも適量を守ることをぜひ意識してほしいです」

太りにくいお酒の特徴

「ダイエット向きとして知られているのは、蒸留酒。代表的なのは、ウイスキーや焼酎など。逆に、糖質が多いものは醸造酒。ビールや日本酒が代表に挙げられます。ダイエット中なら、蒸留酒をベースとしたハイボールや焼酎割りなどがオススメです」

太りにくいお酒 8選

「ダイエット向きとして代表的なのは蒸留酒をベースとしている、ハイボールや、レモンサワー、ウーロンハイ。醸造酒は一般的には糖質が多い製法ではありますが、お酒によって糖質の量は異なります。ビール350ml缶→10.9 gのところ、赤ワイングラス1杯→1.5～2g。このように、ワインは醸造酒の中では糖質はかなり少なくなっています。そのためカロリーも低めとなります。赤ワインにはポリフェノールが含まれており抗酸化作用も期待できますが、お酒の飲み過ぎは健康を害する恐れがあるので、適量（ワインならグラス2杯）の範囲内で楽しむことをおすすめします」

ハイボール

ウーロンハイ

レモンサワー

緑茶ハイ

ソルティドッグ

芋焼酎（ストレート）

麦焼酎（ストレート）

ウイスキー（ストレート）

赤ワイン

白ワイン

飲み過ぎ注意なお酒 8選

代表的なのは、ビールや日本酒、梅酒など。特にビールは1杯で200kcal近くあるため、飲み過ぎに注意が必要です。女性に人気のカシスオレンジやカルーアミルクも、リキュール自体に砂糖が入っていることも多いため、ダイエット中は避けた方が無難。

ビール

日本酒

ジンジャーハイボール

カシスオレンジ

カルーアミルク

ジントニック

梅酒（ストレート）

モヒート

※すべてあすけん調べ

お酒のおつまみにいいもの

揚げ物や、濃い味つけで炒めたものは避けるのがベター。素材の旨味を生かしたシンプルなものをセレクトすればヘルシー。

枝豆

おつまみの王道・枝豆。たんぱく質が豊富ですが、糖質が意外と多いので食べ過ぎには注意。

冷奴

シンプルで美味しい冷奴。ネギや生姜、きゅうりなど野菜をトッピングしてヘルシーに。

焼き鳥

香ばしい味わいがたまらない焼き鳥。脂身の多い、皮やぼんじりなどの部位は避け、モモやササミなどをセレクト。味付けはシンプルに塩で。

だし巻き卵

卵に出汁を加えた旨味たっぷりなだし巻き卵。シンプルながらもほっとする味わい。

お刺身

良質なたんぱく質が豊富に含まれたお刺身。脂身が多いサーモンや中トロではなく、あっさりとしたイカや白身魚がおすすめ。

冷やしトマト

抗酸化作用のあるトマトはダイエットに最適。シンプルな味わいだからこそ、旨味が引き立ちます。

適量を心がけることがなにより大事

「飲み過ぎないことがダイエットにおいて一番大事」だと語った道江さん。お酒は呑んでも飲まれるな、という言葉があるように、適量を心がけて楽しく飲みましょうね。