乃木坂46・山下美月大解剖!番組プロデューサーからお母さままで美月をよく知る8人に直撃♡

美月の転機を見守ってきた8人にインタビュー! 『私の知る“山下美月”』

CanCam2023年5月号『山下美月大解剖!』では美月本人にInstagramで集まった質問やドラマや自宅のお気に入り一週間のスケジュールまでネホハホ聞いちゃいました♡ ところで周りの人から見た“山下美月”ってどんな人? ということで、バラエティ、ライブなど様々な現場で美月と接してきた、プロフェッショナルのみなさんに、美月の魅力や思い出深いエピソードを語っていただきました!


NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』ヒロイン 女優 福原 遥さん

美月ちゃんはとても元気で、パワフルでエネルギッシュ
会う前は静かな感じなのかなと思っていたのですが、全然違いました(笑)。
きっと他の仕事も忙しいはずなのにいつも元気で、美月ちゃんが現場にいるとみんな笑顔が絶えません。そういう姿にいつも刺激をもらっていました。
一方で、作品への向き合い方はとても真摯で、凛とした人だなと感じています
放送が始まるときに温かいお手紙をいただいたのですが、何度も読み返していつも励みにしていました。
あと美月ちゃんが大阪にいないときに、みんなでごはんを食べる予定になったので「大阪にいたらな」って言ってたんです。そうしたら翌日東京でお仕事なのに、日帰りで大阪に来てくれて…驚きました! そういう行動力や優しいところも大好きです。
現場でもプライベートでも本当にたくさん支えてもらった気がします。感謝してます♡

福原 遥
1998年8月28日生まれ、埼玉県出身。NHKテレビ小説『舞いあがれ!』では、ヒロイン・岩倉 舞役に2545人からオーディションで選ばれる。

NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』制作統括 熊野律時さん

『舞いあがれ!』で演じていただいた久留美は、たくさん大変なことがあって苦労をするけれど、最後には自分の意志で選択して次に進んでいく強さがある女性です。
オーディションで会ったときに、地に足のついた話し方をされる山下さんに、そんな芯の強いたくましさを感じてこの役をお願いしたのですが、見事に魅力的に演じてくださいました。
関西ことばの役ですし、最初は現場で戸惑うことも多かったはずです。しかし、ひとつひとつ丁寧にモチベーション高く仕事に取り組む山下さんだから、役のリアリティを獲得して演技を深めていくことができたんだと思います。
芝居への情熱を持ちながら、現場ではやわらかさやユーモアも忘れない山下さんのこれからの活躍を楽しみにしています。

熊野律時
過去には『おちょやん』をはじめ様々な作品の制作統括を務める。『舞いあがれ!』は3月31日が最終回。

TBSドラマ『着飾る恋には理由があって』監督 塚原あゆ子さん

ドラマのお仕事をご一緒したとき。
とにかく忙しそうで「大丈夫?」と声を掛けたら「楽しいです」と笑ってらしたのが印象に残っています
本当に成長するには、きっとそういう才能が必要なのだと思います。
人間力という言葉が浮かぶ俳優さんでした。
健やかに受け止めどんどん飛躍していく姿を、いつも頼もしく拝見しています。

塚原あゆ子
TBSスパークル 所属。さまざまな話題のドラマや映画のプロデューサー・監督として活躍。現在、監督を務める映画『わたしの幸せな結婚』が全国公開中。

TBSドラマ『着飾る恋には理由があって』プロデューサー 新井順子さん

山下さんに初めてお会いしたのは、『着飾る恋には理由があって』のオーディションでした。
凛としていて、きっと自分の進む道が見えている意志の強い方なんだろうと思いました。
のちにマネージャーさんから、ものすごく緊張していたようだと聞いて驚いたのを覚えています。
現場に入るとまた印象が変わって、笑顔で優しい雰囲気を醸し出したかと思いきや、お芝居で負けない!という強さも見えて、これは女優としても大成するんだろうなと感じました
またどこかの現場で、進化した山下美月さんに会えるのを今から楽しみにしています!

新井順子
TBSスパークル所属。他にも『最愛』や『中学聖日記』など人気ドラマをプロデュース。塚原あゆ子さんとタッグを組むことも多く、数々のヒット作を生み出している。

テレビ東京『乃木坂工事中』プロデューサー 長尾 真さん

山下さんは加入当初から何事にも一生懸命で、バラエティ企画にも全力で挑んでくれるスタッフとしては大変ありがたい存在です。
『乃木坂工事中』ではマツケンサンバのパロディをやらされたり、コンサートでは先輩の秋元(真夏)さんからのムチャブリでタコの着ぐるみを着させられたり…でも、彼女は全力でやりきってくれるので見ていて気持ちがいいし、ちゃんと笑いも取ってくれる
女優やモデルとしても活躍しながら、バラエティにも一切手を抜かない。先輩たちもそうだったように、そのストイックな精神は乃木坂46に受け継がれているのだと思います。

長尾 真
『乃木坂工事中』『そこ曲がったら、櫻坂?』『日向坂で会いましょう』など様々な番組をプロデュース。美月をデビュー当時から知る存在でもある。

乃木坂46の振り付けを担当 コレオグラファー WARNERさん

なんといっても根性あるなと。
3期生で入った当初一発目が僕の振りだったり、初の単独Liveだったり、これからの意味も込めて、初めてのコたちにしては少しハードル高めに付けた振りに涙するメンバーもちらほら、そんな中、山下ちゃんは平然とやってのけるタイプでした。
内心不安だらけだったと思いますが、顔に出ない。出さないように意識してるというよりは、それがごく自然な感じというか。むしろ楽しんでやっている姿から察するにやると決めてここにいるんだなと思ったのを今でも覚えています。
そんな山下ちゃんは自分で消化しきれてないなと思ったらその場でやり切るストイックなところも。集中してるときの目を見ていると、このコは根性あるなという印象でした。
今は当時よりレベルが上がっている分、ますます難度を上げたりもするのですが、そこはまったくブレておらず、プラス抜け感まで醸し出ている今日この頃。
見ていて時々面白いのは、そんな完璧なように見えつつしれっと全然違う立ち位置に動き出したりすることも。
あまりに自然にやってのけるので一瞬騙されます(笑)。
そんなお茶目なところと、意識の高さを併せ持つ山下ちゃんです。

WARNER
乃木坂46をはじめ、数多くのミュージックビデオやライブステージ、音楽番組などの振り付けを担当。自身もアーティストとして活躍。

フジテレビドラマ『スタンドUPスタート』企画 狩野雄太さん

山下さんに演じていただいた羽賀は、依存症の母を守るためにひとりで奮闘している女性です。依存の原因となった娯楽産業を悪として考え潔癖さを求める役なんですが、山下さんの表現で見たいと思い、出演をお願いしました。その後でバラエティ番組で「白黒はっきりさせたい性格」ということを山下さんご本人もおっしゃっていたのを知って、さらに運命めいたものを感じました。
現場で印象的だったのは、山下さんが涙を流すシーンです。
普通、涙は目尻のほうから流れてしまうことが多いのですが、彼女は瞳の真ん中からキレイに大粒の涙を流されていました。これは、なかなかできることではないので驚きました。
かと思えば、ドラマのSNS用の写真ではアイドルらしいキメポーズを見せてくれたりして…、その引き出しの多さも魅力的だと思います。

狩野雄太
フジテレビジョン編成制作局編成部所属。ドラマからバラエティまで幅広く企画担当する。ドラマ『スタンドUPスタート』はFODで配信中。

山下美月さんのお母さま

昔から、洞察力が鋭く周りの状況を察し「何をやるべきか」自分の役割を理解し行動するコでした。
おっとりマイペースな性格も今も昔も変わらないところです。
昨年、私の母(美月の祖母)が入院をしたときのこと。娘が遠方から面会にかけつけて励ますと何よりうれしそうでした。そして面会後、気丈に仕事へ戻る娘の姿に成長を感じたのを覚えています。きっと祖母も孝行な孫を誇らしく思ったことでしょう。
いつも寝る間を惜しんで、台本を覚えたり振り入れをしたりとストイックな姿勢に感服します。
体調には充分気をつけてくださいね。いつも応援しています。

人気作品を手がけてきた番組プロデューサーや監督、お母さままで…仕事やプライベートで付き合いのある方に「山下美月とは?」を聞いてみたら、もっと魅力が見えてきた♡

CanCam2023年5月号「私の知る“山下美月”」より
撮影/菊地 史(impress+) スタイリスト/伊藤舞子 ヘア&メイク/美舟(SIGNO) モデル/山下美月(本誌専属) 構成/小嶋明恵、手塚明菜、西村真樹 WEB構成/久保 葵